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conscience

my diary

新聞に報道しない自由はあるのか。

2023年09月03日 | 日記
 今朝の室内の気温は29℃、湿度は62%だが、散歩に外へ出ると昨日までの厳しい暑さからは、風のせいもあってか少し過ごしやすくなったような気配を感じた。
 さて、今朝は5時50分からの東山紀之がMCを務める「サンデーLIVE」というテレビ番組を、わざわざ待って見たが、番組冒頭に、東山から、「特別調査チームの会見があったが、9月7日に事務所が会見を開くので私の口からは何も言えない。お察し下さい。」との発言があった。予想通りというか、それでも、他のジャニーズタレントがMCを務めている番組のように完全にスルーするのではなく、硬い表情でありながら、「現時点では発言出来ない。」と述べたのは、まだましだったかもしれない。この、青少年多数に対する性加害問題は、直接の加害者のジャニー喜多川はもとより、それを知りながら制止出来なかった彼の親族や事務所幹部の責任は重大であるし、その事務所を引き継いだジュリー氏の責任もあると考えるが、現在ジャニーズのタレントとして在籍している者についても、他の者が性加害を受けているのを知りながら傍観するだけだったのであれば、彼らにも何等かの責任はあると考えるのが普通ではなかろうか。更に言えば、最も責任の重いのはマスコミではなかろうか。権力ある者や自らと利害関係のある者に阿って、事実関係を承知・或いは推測しながらも何の報道もしなかったのであれば、今後、ジャーナリストを名乗って欲しくない。木原問題についても、「文春は、木原氏個人の複数の女性交遊やデリヘル利用などまでも取り上げることによって、センセーショナルな記事で大衆を煽っており、人権問題だ。」との一部の政権寄りのマスコミからの反論記事も出て来たようだが、しかし、問題の本質は、政権中枢にいる木原氏が、自らの親族が個人的に関わっている問題に、警察幹部OBなどを通じて、現役の警察庁幹部などに影響力を行使しているのではないかという疑いまで取り沙汰されていることで、それでも、岸田首相は木原氏を現在の地位に置いておくつもりがあると言われているようだが、このような政権中枢にいる人物の疑惑について、大手マスコミが、疑惑をかけられているということすらも、一切報道しないことの方が異常なのではなかろうか。これについては、記者クラブ制度の弊害であるとか、政権に反することを書くわけにはいかないとか言われているが、確実な証拠がある確定した事実だけしか書かないというのでは、大手新聞社などは、官報新聞社と名前を変更すれば良い。
 統一教会と与党政治家の関わりについてのときもそうであったが、最近のマスコミは、自らが訴訟を起こされるのを過度に恐れて、肝心なことを書かないという傾向があるように思う。これでは、多くの人は、益々新聞を読まなくなるだろう。もっとも、SNSのニュースばかりに頼ることは、フェイクニュースも混じっているだろうし、為にするニュースもあるだろうという危険性がある。だからこそ、大手マスコミが信頼出来る記事を書いてくれてさえいれば、心ある人は新聞購読を継続したいと思っているはずだが、政治家や利害関係のある芸能事務所に忖度した記事ばかり読まされていると、今日、明日にも購読を中止したくなる。NEIなどと称して、新聞を子供達に読ませるという運動もあるようだが、このままでは、「新聞には報道しない自由もあるとのことで、真実を報道しないケースもある。」とでも教える以外には無い。


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