今朝は、久しぶりに百歳体操をしてからタイツを履いて散歩に行ってきた。昨日までは春にしては暖かい日が続いていて、桜もソメイヨシノが開花しそうであったのに、今朝は再び寒さを感じるようになって、桜の蕾も凍えているような気がした。
世界情勢も、トランプ大統領の関税措置のおかげで株価は急落するし、これからの日本経済にも大きな影響があるだろう。私も、月曜からの株価急落に備えてはいるが、例え、とんでもなく急落したとしても、株そのものの価値がゼロになることもないと、敢えて悠然としていようと考えている。
中居問題に端を発したフジテレビの騒動は、日枝氏が、取締役やフジサンケイグループの代表を退くことになり、役員の多くも変わるようになったとのこと。有名タレントと女子アナウンサーの男女間トラブルが、巨大メディアグループの不沈にも関わるような大問題になるとは誰が予想できただろう。確かに、フジテレビの極めて緩い企業体質には大きな問題があっただろうが、自社の正規社員である女子アナウンサーが被害に遭ったことを一部の幹部は知っていたのに、それでも有力タレントで視聴率も取れるであろう中居氏を起用し続けたということが、世間の反発を生み、スポンサー離れの原因となったのだろう。我が国でラジオ放送が開始されてから100年になるとのことだが、テレビを含むオールドメディアに対する世間の不信感がこの事態を招いているのだろうか、現代のSNS全盛時代は、若い人たちの間に新聞やテレビを見ない者も増えて来たというが、同じような傾向の番組やニュースを臆面もなく続け、時には権力に忖度をしている放送局にも、その責任はあるのだろう。
関西万博が来月の13日から開始されるとのこと。ここにきて、参加企業の万博協賛のコマーシャルが見られるようになった。1970年に千里で開かれた万博については、私は、まだ中学生であったせいか、何とも言えないワクワク感があったように記憶しているが、今回の万博については、むしろ、最後まで事故などが無く、無事に終わるのだろうかと、何とは無く心配している。昭和の世代の人達が「夢よもう一度」ということから大阪万博を企画したのかもしれないが、東京オリンピックもそうだが、時代は明らかに変わっていて、巨額の税金を投入してのイベントが多くの国民の支持を必ずしも得ていないということに、この国の指導者層は気づくべきだろう。空を飛ぶタクシーも現実化しておらず、その真実性に疑問がある南極で拾ってきた火星の石なるものを展示されても、何の興味も湧かない。デジタルアートなども、既にチームラボなどが各地で展示していて、目新しいものでも無くなっている。今年の夏は、昨年に引き続いて猛暑が予想されており、修学旅行や遠足で訪れるにしても、熱中症対策などが必要となるだろう。大地震や津波が発生した時に逃げ場が無く、会場に孤立しかねないということも大きな欠点だろう。
昭和の時代に、石炭で栄え、人口密度が高く、近代的なアパート住居まであった軍艦島も、今は廃墟となり、やがて消え去る時期を待っている。今回の万博会場にしても、数十年後には夢の跡となっていることだろう。日々翩翩ということだと考えている。