翌朝。
スッキリしたファン・ミエが、早朝からチョルの家を訪ねて来た。
「おはよ!今日発表準備するって決めた日だよね?!」
「ちょっとお邪魔するよ!?早くやってしまお!」
チョルは前髪をぱっつんに切ったミエを見てヘルメットを連想したが、特に何も言わずに部屋に通す。
「おはようございます!」「宿題しにきたの?あら髪切ったのね。かわいいわぁ」
二人はチョルの部屋で発表のリハーサルをすることにした。
プリントを持ちながら、教壇の前に立ったつもりで。
「こんにちは、私たちは・・
ミエは改めてチョルに聞いてみた。
「あんた・・マジで身長どのくらいあんの?めっちゃからかわれる気が・・」
「早く台本読んで終わらせようぜ。ん?」
「めちゃ辞書がいっぱいあるね!ちょい借りるね」
ミエはそう言って、チョルの隣に厚い本をたくさん積み上げた。
そしてその上にそっと乗る。
「こうしたらどうかな?」
二人の目線はだいぶ合ったものの、そういう問題ではない。
「・・こんなんしたらもっとからかわれんだろ。アホか」
「あっ・・・あったりまえじゃん!」
なんとなく、流れで二人は手を繋いでいた。
五年前の夏に、フォークダンスを踊った時のように。
「150・・あると思うよ・・?」
するとミエが、決意したように大きな声でこう口にし始めた。
「ねぇ!うちらが揉めちゃダメだかんね?!
「そうするからこそ、誰も私を・・ううん、私たちをからかえないよ!」
「分かった?!」
その強い意志に引っ張られるように、いつの間にかチョルはミエの方に傾いていた。
まるでダンスを踊るように。
「あれ?これって昔・・」
ミエも五年前の夏のことを思い出したようだ。
同時にチョルは、今の状況を目の当たりにして我に返った。
「ひいっ!!」
「うわっ降りろ!」「うわっ!」
その勢いで本が崩れ、ミエがどこかに体をぶつけた・・。
<とりあえず立ち止まって>
次の日。
短すぎる前髪が慣れないのは・・
彼、モ・ジンソプだ。
途中で友人に声を掛けられた。
「おお、ジンソプ」「よぉ」
ぴょんぴょん跳ねるあの人形・・
「俺先行くわ」
モ・ジンソプは友人にそう言うと、ミエが走って行った方へと歩き出した。
角を曲がろうとすると、大きな人影がある。
ぬっ、とそこに現れたのは、キム・チョルだった。
角を曲がって行ったのはファン・ミエだったはずだ。
モ・ジンソプはそう思いながら、驚いた表情を浮かべる・・・。
第四十三話④でした。
自然に手を繋いでダンスみたいになるなんて・・・!
すごいな〜〜まだ男女としては全然意識してないんですかね・・
この二人が意識し出す瞬間が楽しみです!!
前髪短いミエちゃんかわいい・・
第四十四話①に続きます
毎回ドキドキワクワクしながら読んでいます。
2日毎の更新?大変かと思いますが、応援しています📣
次回も楽しみ🎶
初めまして!コメントありがとうございます^^
すごく励みになります!
拙い翻訳ですが、楽しんで頂けたら幸いです♪
また遊びに来てくださいね!
このダンスシーンも何か意味があるんでしょうかー。
突然手を取り合うシーンが現れびっくりでした。
相変わらずきゅんはゼロ。笑
モ・ジンソプ短い方がよかったので、
ミエちゃんグッジョブー。
いつも見にきてくださってカムサハムニダーーッ!
ダンスシーンも、何か意味がありそうですよね〜〜伏線の鬼、スンキ様だもの・・
早くきゅんが見たいですね!!