羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

花咲舞が黙ってない 1

2015-08-28 23:09:57 | 日記
「おっみやげでぇ~す」夏休みに女友達と神社巡りに行って来た花咲は実家の店で父と相馬に土産を配った。縁結びのパワースポットであった為、相馬に「なるほどねぇ」と冷やかされる花咲。また商売繁盛のつもりで父に買った御守りが恋愛成就の御守りだったりもした。花咲家は気楽な様子だったが当夜、川崎支店の水原支店長が帰宅途中に何者かに襲われ、階段から突き落とされる事件が発生! 芝崎次長によればどうも水原はトラブルがちな人物であるらしい。花咲と、東京から遠いのでやや面倒がった相馬は水原の入院した川崎の病院に向かった。
花咲達が病室を覗くと大荒れだった。「何だぁ?! この稟議書は!!」副支店長と融資課長相手に怒鳴り散らし、稟議書を床に投げ捨てる水原! 副支店長達はひたすら平謝りしていた。「本部臨店班から参りました、相馬です」「花咲です」「何の用だ?」挨拶し事情を聞いたが、警察の対応への不満を言い出す水原。「突き飛ばされたというのは確かなんでしょうか?」花咲がうっかり言質の信憑性ついて問うとどう見ても短気な水原は怒り出した!「臨店ごときが失礼な口効くな!」それ以上は話にならなかった。水原は真藤閥であり、今回の件に「あいつは昔から敵が多いからなぁ」と真藤も呟いていた。
事件はこれだけで済まず、やはり夜、帰宅途中の武蔵小杉の支店長金田が鉄パイプの様なもので襲われた! その翌日、花咲達は武蔵小杉支店に向かった。水原に比べると軽傷だった金田は出勤してきていた。「難癖つけてくる取引先は山程いるからね」水原程ではないが、金田も剣呑なタイプだった。また金田が虎ノ門支店時代、水原の部下だったこともわかった。花咲達は虎ノ門支店時代に何か要因があると見て、虎ノ門支店へ向かった。
「ちょっとわかりませんねぇ」水原達が虎ノ門支店に居たのは7、8年前。
     2に続く

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