羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダードライブ 2

2015-06-09 22:56:01 | 日記
夜風に部屋のカーテンが揺れていた。
チェイスはピットで氷の針の解毒剤をりんなから受け取った。「これで001の記憶改竄能力を打ち消せるわ」「俺は霧子を心配させたくなくて、嘘をついてしまった。本当は剛の耳には針の傷があったんだ。泊進ノ介はもう帰らない。せめて、剛だけでも彼女に取り戻す!」出てゆこうとするチェイス。「チェイス、聞きたいことがあるの」りんなは呼び止めた。
特状課のオフィスには、仁良が来ていた。「本願寺さん、本庁に呼ばれているでしょ、う?」戸惑う仁良、本願寺がオフィスを一人で片付けている。「本願寺さん? あんた何やってるのよ?!」「元々りんなさんと西城君は外からの客員ですし、霧子ちゃんはショックで引き籠り、追田警部補(結構偉い)は元の1課で捜査続行中。もう、ここで私のできることは何も無いですからねぇ」テキパキ片付ける本願寺。「じょ、じょ、冗談じゃない!!」扇子で机を叩く仁良。「真影は本当に機械生命体だった。しかも逃走したままなんだぞ?! 早急に対策委員会に協力して、新しい仮面ライダーを探してよ!」机を叩く仁良! 本願寺は資料を机にぶつけて、いつに無く荒々しく顔を上げた。構える仁良。
「冗談じゃない? 冗談じゃないですか。それはこっちの台詞だ!!」本願寺は資料を思い切り段ボール箱に放り込んだ! ビビる仁良!「仮面ライダーはただ、体力や知力に優れてるだけじゃないんです!!」迫る本願寺! 後ずさる仁良!「クリムスタインベルトと私が、警視庁の中から選びに選んで唯一見付けた警察官!」追い込まれてテーブルに躓いて倒れる仁良。「それが泊進ノ介なんです!!」ミニカーと道路の玩具の置かれた進ノ介のデスクには花が飾られていた。「代わり等、いやしない!!」本願寺はそのデスクに強く手を突き、涙を堪えた。
     3に続く

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