仮面ライダージオウ

　ディケイドのリメイクっ？！　といった印象もあるが、アニメっぽい描写や展開も交えつつ、手堅く纏められていた。脚本からすると今後のギャグ回やギャグパートは激しくなりそうかな？　戦兎達が軽くあしらわれていたが、ヤツらは変身するかボトルシャカシャカしないとわりと普通だから致し方ないか。変身アイテムを解析されて構造を見切られそうでもあるけど、収拾が着かなくなるからその辺はあまり掘らないだろうな。結局戦兎達の世界とジオウ達の世界が地続きなのかパラレルなのか作中描写だけだと曖昧でもあった。アナザービルドが結構長く野放しにされたりもしていてオイオイっ、となったりもしたが。あのペースで人間狩ってるなら被害が相当になってるはずだぜ。ヤツは一応本家ビルドよりシンプルなやり方でボトルを作りはしても、戦う分には『バスケ怪人』。次回はベストマッチでバフを得るっぽいが、中身がもう出ちゃったからまた新しく契約者探すのかね？　簡単なんだか面倒なんだか、微妙な怪人精製システムだ。いやしかし、まだ全体どうなってゆくかはさっぱりだが、これはディケイドの回と電王の回がカオスになりそうな予感っ！　油断しているとヤツらのスペックだけでジオウの魔王化問題を普通に解決できちゃいそうだしね。

ルパンレンジャーVSパトレンジャー

　次の展開前の息抜き回かと思ったら意外と圭一郎と魁利のパートシリアスに盛られていた。これまでのやり取りの再確認ではあるけど、描写は踏み込んでいたな。変身状態でのある種の信頼関係もあったり。魁利のコンプレックスの強さはジュウオウジャーの大和の後半になって急に明らかになった父とのわだかまりの件を思わせる。あれもそんなに？　という程根深かったなぁ。圭一郎の場合、ずっといてずっと正しい上に魁利はルパンレンジャーをやってることや兄の犠牲のこともあって病み材料は大和以上だ。他の作家ならそこまで悩まないか悩んでいてもそこまで表に出さないだろうけど、この脚本だと今後もガッツリいきそうだ。何となくBL感も漂わせてもいるが・・・。今回のグダグダのギャングラー戦は巨大化せずに持久戦に持ち込んだら全滅させられていた可能性があった気もしないではない。ギャグ系能力は大体ヤバいぜ。