
強盗犯、いきなりテロリストに格上げされたと思ったら速攻片付けられちまった。もう最終回で、強盗犯の件自体はそんな深くやる所じゃなかったってことなんだろうけど。ここからどう纏めるのかと思っていたら隠しきれなくなり、眼鏡オバケの最後とやはり死にかけてしまう新谷に衝撃を受けた薫が失踪し、さらに歴史改編でタイムマシンの開発そのものを阻止しようとしだすわりと急な主旨変え。わからんではないが。どうやって止めるかというとやはり今回も『説得』。しかしその説得は開発者には結局通らないまま、新谷が薫と話し合い薫の自暴自棄は解消していた。歴史の修正力もさることながら、最後の、恐らく薫達とは別の世界の未来から開発者がこの世界の過去の自分にタイムマシンの部品を渡しにきていたが、この男がこの世界に来るということは薫の世界では確定した事実なんだろうが、薫が介入することでまた世界が分岐してしまう。あの男は妻子を救う時間への移動には失敗していたから過去のまだ若い自分に研究をショートカットさせて、別の時間軸の世界の妻子を間接的に救うつもりだったような気がする。題材にしては全体的に地味ではあったが、ここぞという場面で丁寧な会話が多かった。ただ言葉に寄り過ぎて、言葉の通じない相手に主人公達は対処できないから他の専門家に業務対応してもらうケースが多かった。言葉が通じる相手も、相手が理知的に態度を改める段取りが必要なところがあって、やや堅苦しいようなところもあったかな?