羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 1

2015-04-11 21:25:40 | 日記
ジョセフの念写を手掛かりにDIOの館を探す承太郎達だったが上手くゆかず、炎天下に続く聞き込みにポルナレフが「昨日から風呂に入ってない」ボヤいて座り込んでいると一人の乞食が無言で絡んできた。「ああ?」避けるポルナレフ、これを無言で追う乞食。さらに避けるポルナレフ、やはり無言で追う乞食。避けまくるポルナレフ、無言で追いまくる乞食。「何だってんだよぉおおッ?!」「ニブイ野郎だな! 退けという合図だよぉッ!!」
この騒動にアブドゥルが割って入った。この街では乞食の組合が有り、男はそこから給料を貰い職業として乞食していた。場所も決まっているらしい。男が最初無言だったのは乞食としての『設定』の為であった。「占い師のアブドゥルじゃねーか? 何者かに命を狙われて、日本に行っちまったと聞いていたが」男はうっすらアブドゥルを知っているらしい。「その地獄耳見込んで、君を探していた。礼は十分にする」アブドゥルはDIOの館の写真を渡した。「ふんッ」男は乞食の扮装を解き、スーツにソフト帽姿になると「3時間で探せるぜ」とゴージャスな車に乗り込み走り去って行った!
一方、一人でブラついていたイギーは『偶然』DIOの館の前を通り掛かったいた! 館の奇妙な気配に立ち止まるイギー。上階の部屋の窓が一つ開いていて、カーテンが風に揺れている。と、放し飼い? の大型犬二匹が路上でイギーに向かってきた。「グルル」「ガウウ」静に二匹を見据えるイギー、その尋常ならざるオーラ! 「キャウン」二匹の大型犬は圧倒され、引き下がっていった。
     2に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 2

2015-04-11 21:25:25 | 日記
逃げて行った二匹の大型犬だったが、DIOの館の門の所までくると門の下の隙間から見える大きな『鳥の影』を見付けた。「ガウ?」「ガウ! ガウ!」二匹は愚かにも門の隙間に首を突っ込んだ! 次の瞬間、ドスンッ!! 重い衝撃と共に二匹は首を突っ込んだまま動かなくなった。イギーが振り返ると門の上の中空に氷柱に貫かれ千切れ跳んだ二匹の犬の首がッ! 二匹の犬の胴も門の中に血を吹き出しながら引き摺り込まれて行った!
唖然とするイギーが顔を上げると門の上に止まったマフラーを巻き兜を被った隼『ペットショップ』と目が合った! ペットショップは緊張するイギーを尻目にその後方のゴージャスな車を見定めた。乞食の男だ! 「この家だ、2時間でぴったりだぜ」男は満足気に『DIOの館の写真』を取り出していた。ペットショップはそれを見逃さなかった! 即座に男の頭上に飛行すると『ホルス神』のスタンドで巨大な氷柱を作り出した! 「うえぇッ?!!」突然現れた氷柱に男は驚愕したまま投射された巨大氷柱に車の上辺諸とも貫かれ引き潰され、死んだ! ペットショップは奪った館の写真を引き裂いた。
(次に、俺を狙ってくる?! どうやら通り掛かったこの場所がジョースター達が探しているDIOとかいう男の館らしいぞ。奴は番犬ならぬ番鳥ということか)周囲をやたら飛び回っていたペットショップはイギーのすぐ側に舞い降りた。(冗談じゃないぜ。俺は無関係何だぜ? 無理矢理連れて来られてジョースター達と一緒になっただけなんだ。俺は気ままにちょっと贅沢して、いい女と恋をして、平和な一生を送りたいだけだ! こんな狂暴な奴と戦いをして危険な目に合う気はさらさらねーぜ!!)イギーを睨み付けるペットショップ!
     3に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 3

2015-04-11 21:25:10 | 日記
イギーは滑稽に、自分の尻尾を追い掛け回してクルクル回り、そのまま目を回してひっくり返って見せた! ペットショップはそれを冷然と見ている。(鳥の目は何考えてるか分からねぇぜ! ここまで馬鹿を装ったんだぜ? 俺は無関係なんだ。早く館へ戻れよ、この鳥公!!)イギーを見続けるペットショップだったが、後方からスポーツカーが走って来た!
クラクションを鳴らされても逃げないペットショップ! 「何だぁ、あの鳥?! 轢いちまう!」焦る運転手! いよいよ車が迫るとペットショップは車に向かって飛び! 車底を潜り抜け! そのまま館へ戻って行った。(クレイジーな奴だ。取り敢えず俺に興味を無くしたようだぜ。ジョースター達があの館を見付けたとして侵入するのはさぞ骨が折れるこったろうよ)イギーはその場を立ち去ろうとした。すると、
「チビー! プチー! どこだーい?!」子供が一人何かを探して歩いて来た。「すみません、僕の犬知らないかい?」子供はイギーに聞いてきた。(うるせーな! 犬の俺に聞くな!! 間抜けかぁ?!)イギーがムカついていると子供は何かに気付いてDIOの館の門の方へ走って行った! 子供は血塗れの犬の首輪を見付けた! 「あの首輪はチビの首輪だ!」子供は門の下を覗き込んだ!
(さっきのデカ犬二匹のことか? 俺には無関係なことだ。自然の掟。馬鹿は死ぬ。不用心な奴は死ぬんだぜ? トラブルはまっぴらだぜ、あばよ!)イギーは去った。門の隙間から上半身を入れた子供はDIOの館の前庭で、積み上げた二匹の犬を死体を引き裂いて喰うペットショップと遭遇した! 「喰ってるぅッ?!!」「クケェッ!!!」ペットショップは凍り付く爪で子供に襲い掛かった!
     4に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 4

2015-04-11 21:24:59 | 日記
ドンッ! 館の敷地に突入したイギーは子供に襲い掛かったペットショップに体当たりして攻撃を止めた! 「(犬語で)やれやれ、犬好きの子供は見殺しにはできねーぜ!!」見栄を切ったイギー! 吠え捲って子供を館の外へ追い出し、スタンド『フール』を出現させた! 「チクショーここは! 俺が戦うぜ!!」威嚇するイギーを睨み付け、ペットショップは、笑った!
六点に集約する凍気を高め始めるペットショップ!「何だ? 何かおかしい、しまったッ?!」地面が凍り付き、イギーとフールの両足が氷付けにされた! 「クケェッ!!」氷柱を六連発するペットショップ! イギーは咄嗟に砂のドームを作って氷柱を防ぎ、そのまま砂と共に門の隙間から外へ逃れて行った!
「一体どこほっつき歩いてんだ、あの馬鹿犬は?」乞食と別れた広場で他のメンバーと共に待ちぼうけなポルナレフは、何気にボヤくと、「イギーは群れるのが大嫌いだからな、その内ひょっこっと姿を現すじゃろ」ジョセフが答えた。「普通犬ってのは愛想振り撒くもんだろ? あの糞犬め」乞食の安否も含め、気楽な様子のジョセフ達だった。
物陰に隠れるイギー。「まんまと逃げてやったぜ。ぐぐッ、足の裏の皮が剥がれちまったぜ。チクショー! 早いとこ、遠くへズラからねば」こっそり立ち去ろうとするイギーだったが突然目の前にペットショップが飛んできた! 「どぅああッ?!」「クケェッ!!」氷柱で攻撃されるイギー! 慌て回避し、逃げ出すイギー! 続けざまに氷柱を放つペットショップ! 避けまくるイギー! 停まった車をぶち壊し、ダンプ等が往来する車道の際にイギーを追い込むペットショップ!
     5に続く

ジョジョの奇妙な冒険~スターダストクルセイダース~ 5

2015-04-11 21:24:38 | 日記
避け切れなくなったイギーはフールで氷柱を受け、砂煙で爆散したように見えた!
イギーは近くマンホールから下水道に逃れていた。「くっせーがしょうがねぇ、暫くこの中でやり過ごすとするか」と振り返るとペットショップがいた! 「どぅえッ!?!」「クケェッ!!」逃げ出すイギーだったが氷柱の直撃を受け、首も体も千切れ跳んだ! 「クケェぇ」満足そうに笑うペットショップ。そのままマンホールの梯子の辺りを旋回していると「甘いぜ!」梯子にイギーが! 千切れ跳んだのはフールの砂の分身だった! ペットショップに襲い掛かるフール! ペットショップはフールの爪で胴を切り付けられ、下水道の通路に叩き付けられた!!
「もう動かねー方がいいぜ。俺はお前やお前のご主人のDIO何かには興味の無い奴なんだ。これで引き分けってことにしようぜ」イギーはスタンドで? 話し掛けたが起き上がったペットショップは傷口の血を翼で拭い、それを口にして、唾を吐いた! イギーを最大の目力で睨み付けるペットショップ!!
傷口と周囲を凍結させながら『ホルス神』を実体化させるペットショップ! 六本腕の骨の翼竜のような姿!!
凄まじい勢いで凍結して行く通路を避け逃げ出すイギー! 逃げ場は次々と凍り塞がれてゆく! 併せて氷柱攻撃! イギーは通路の無い下水路の壁面を駆け抜け逃げた! (コイツ、とことん俺を仕止めるつもりだ!)だが壁面まで凍り付いてゆく! 左前足を凍り付かせれたイギー! 迫ったペットショップは動けないイギーに氷柱を放った! 「(犬語で)うああぁッ!!」氷柱は炸裂した!!!
・・・イギーは粗暴だが意外と理性的な対応に終始するんだよな。相手が人間だと箱ぶつけただけでギタギタにするけどさ。