そんなん訳で昼間は台北散策を楽しんで次なる目的地はフィリピンはパンパンガ州のアンへレスであります。
アンへレスはAngelesと書きまして、英語的読み方だとエンジェルスかと思いますがたぶんスペイン語読みなんでありましょう・・・なんちゃって、違っていたらごめんなさい。
で、この街はフィリピンでも有数の歓楽街なんですが、アジアの他の国の歓楽街と同じでベトナム戦争とアメリカ軍の遺物であります。
とは申しましてもタイのバンコクやパタヤと比べたら屁みたいな規模でして、3日も飲み歩いたら飲屋街の全部の店に顔が出せる程度であります。
と、いうことで、12月9日午後10時頃にクラーク国際空港につきまして、タクシーで予約してあるホテルに入った訳であります。
で、チェックインしてシャワーなど浴びて夏向きの服装に着替えると既に11時を回っていたんですが、軽く一杯やりたくて街に出てみたのでありました。
キングサイズのベットに一人は寂しい
遅い時刻の場末の通りは閑散としていた
結局は朝4時までやっている店に引っかかり、2時頃まで飲んで、帰り道にカツ丼を食べて帰った訳であります。
そこそこ広い店でしたがお客は自分一人でして、これは狙われるなと思ったんですが、まっ、自制すれば良いことなので静かに飲んだ訳です。
しかし、サンミゲールライトは水みたいなビールだとはいえ、本数が進めば酔う訳でして、そうなったら自制もクソも無くなるのが私であります。
あとは縁もゆかりも無い見ず知らずのフィリピン娘に寄って集られレディースドリンクなんてものを強請られ、酒代は嵩んで行ったのであります。
この夜の散財は、3時間の滞在で5000~6000円も出しましたか。
で、ムフフなこともエヘヘなこととも無縁のまま、やや千鳥足気味にカツ丼の食える韓国料理屋に行き、不思議な味のカツ丼を食べて終わったのでありました。
プールサイドのレストランで一人きりの朝食
アメリカンブレックファストとビールの朝食
翌朝は軽い二日酔いではありましたが普通に起きてレストランに行った訳です。
オフシーズンなので空いていましたが、それでもスケベそうなWhite peopleがフィリピーナを伴って数組が席についていました。
まっ、この手のカップルを羨ましく思う歳では無くなった自分は量の多いベーコンを持て余しつつ、食べ切るにはもう1本ビールが必要と追加した次第であります。
さて、なんぼ粘ってもブレックファストタイムは昼飯前には終わる訳です。
結局は水みたいなサンミゲールライトを3本飲んで向かい酒が成立し、やや足元の軽くなった自分は暇つぶしにSMモールに向かったのであります。
いや、目的なんて無いんですが他に行くところも無いので仕方が無いのであります。
要するに日本で言えばイオンモールに行くようなものでして、ジジイが一人で行っても楽しくもなんとも無いのであります。
以前なら即席の彼女と手をつなぎ鼻の下を伸ばしつつも下心は殺してSMモールを歩いたものでしたが、それも今は昔であります。
クリスマス商戦たけなわのデパートは平日にもかかわらず混んでいましたが、その喧騒が余計に自分が一人であることを思い出させるのであります。
軽快なクリスマスソングを聴きながら何が悲しくてフィリピンの地で孤独を噛みしめなくてはならないのかと自分に問うて訳です。
が、しかし、誰に頼まれて来た訳でも無いので自業自得であります。
それでも、この日は殊の外一人が寂しいと思えたのでありました。
結局私はプールのバイトで消耗するビーチサンダルを2足買ってホテルに戻った訳です。
そして、大概の人の昼飯時が終わった頃、チェーン店では無いハンバーガー屋でそこそこ美味しいハンバーガーを食べ、暇つぶしには一番のマッサージに出掛けたのであります。
いや、この街のマッサージは多種多様でして変な店に入ると怪しいことに遭遇しボラれるので注意が必要なんであります。
なので自分は馴染みの店に入り、強力おばさんに強烈な指圧をお願いしたのであります。
で、マッサージの途中で睡魔に襲われるんですが、こっちが寝そうだと見るや怪力でツボを押しては痛がらせ、世間話の相手をさせられ眠れない90分を過ごしたのであります。
日が暮れてやっと夜がきました
さて、やっと日が暮れ待望の夜になった訳であります。
で、向かった先は少し馴染みの娘がいるバーでありました・・・が、店は閉まっていて雰囲気としては潰れた感じであります。
あいゃぁ~と思いつつも、別に恩も義理も無いので近くに新しくできていたバーに入った次第であります。
で、扉を開け店に入りカウンターの隅っこに座ると、すぐにウェィトレスがやって来て「クムスタ カ ジジイ」と声を掛けてきた訳です。
なんだ、潰れた店からここに移っていたのか、と言うことで、再会したことを祝して勝手にレディースドリンクを注文されてしまった訳であります。
ちなみにレディースドリンクとは、ダンサーでもウェィトレスでも、お客に奢ってもらって、売り上げの一部が自分の収入になるものでありまして、この店ではビール1本350ペソ(750円)もするのであります。
で、一人ならまだ救われたんですが先の潰れた店から知った顔が数人移っていて、縁もゆかりも無い者も含め、ここを先途とばかりにレディースドリンクを無心するのでありました。
いや、私とてもこの手のバーでの遊びは長い訳でしてそー容易く飲まれやし無い訳であります。
すると、馴染みのウェイトレスが「ジジイ、呑みな」と勧めてくるのであります。
彼女は私の正体を知っているのであります・・・酔わせれば財布の紐はとける、と。
とは申しましても私にも限度がありますので気前よく奢ってばかりもいられない訳でして、程々のところでお勘定をしてホテルに戻った訳であります。
あと一回で終わります
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