いぬの隠れ家 -Blog Side-

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バンダイ 地球防衛軍テラホークス バトルホーク

2011年04月29日 | Weblog


『地球防衛軍テラホークス』は、サンダーバードを手掛けたジェリー・アンダーソンの作品の一つで
日本でもNHK(!)で全国放送されたのですが
結局日本では玩具は発売されませんでした。

しかしアメリカではバンダイから超合金準拠のシリーズが発売されていて
今回紹介するバトルホークもそのうちの一つ。

テラホークスのメカは大人っぽくシンプルなデザインがとてもいいのですが
国内でもスペース1999やサンダーバード人気に押されてか
ほとんど立体化される機会がないのが残念です。





■バトルホーク

バトルホークはテラホークスのメイン機体というか
母艦的なマシンで、ナインスタインや
ゼロイド(球形の戦闘ドロイド。テラホークスにおける戦闘員)達が搭乗。
ナインスタイン邸が開いて垂直発進する姿がカッコよかったです。

玩具は、かなりの合金比率。
ウイングやキャタピラ以外はほぼ合金と言っていいくらい。
写真だと分かりにくいですが、サイズも20cm強あってかなりの大型。
国内で発売されていたらDXポピニカのカテゴリーだったのでしょうね。





■テラホーク発進&スロープ展開

機体上部のボタンを押すと、スプリング発射台ギミックで
テラホーク(写真手前)が勢い良く発進します。

機体前方のハッチを開くと
ゼロイド達がコロコロ転がって出撃する、あのスロープが展開できます。
このスロープ、引き出し式になってなっていて
かなり長いのが嬉しいところ。

劇中ではゼロイドの存在が斬新でしたね。
戦闘や修理を人員ではなくドロイドが行うと言う設定は
当時納得するとともに、とても新鮮に思えたものです。





■テラホークの変形

テラホークはナインスタイン達が乗り込む、バトルホークから分離する司令機。
この分離が、バトルホークのメインギミックとも言えます。

で、このテラホーク、単体でも商品化されているのですが
このバトルホーク付属のものも、ウイングが後方に上がったり
ちゃんと脚部が伸びたりと
小さいながら単体版に負けない細かい作りとなっています。





■後部ハッチ展開

後部右のバーニアをスライドさせる事によってロックが外れ
後部の大型ハッチも開く事が出来ます。

残念ながらここに収納するようなメカは付属していないのですが
気分は出ていますね。





■下部ハッチ展開&バトルタンク発進

機体側面の凸部がスイッチになっていて、そこを押すと
下部ハッチがオープン。
収納されたバトルタンクがボトッと落ちる形で発進できます。

さらに機体内にはつり下げ用のクレーンも内蔵されており
写真のようにバトルタンクをぶら下げる事も出来ます。
こういう細かいこだわりが
このアイテムの一つのポイントであると思います。





■バトルタンク

バトルタンクはゼロイド二体が搭乗する戦車。
よく見るとゼロイドがちゃんとモールドされています。

黒いM字部分はクレーンに使うフック。
つり下げ時はこれを立てて通します。





■セット内容

バトルホークにテラホーク、バトルタンクにはゼロイドまで乗っていて
何気にこのセットだけでテラホークのメインメカは大体揃ってしまうと言う豪華な内容。

銀と橙の塗装もかっこいいし、これが国内発売されなかったのは本当に残念。

T-REX TOYS 1/64サーカス1&ミニミニサーカス1

2011年04月14日 | Weblog


本家HPで扱うには写真点数が少ないものをブログで扱う計画開始。

と言うわけで、今回は以前紹介した可変ガルビオンを制作した
T-REX TOYSさんが2011冬のWFで発売した
サーカス1のガレージキットを紹介します。

二点セットで、サイズは大体ミニカーとポピニカを
意識されているそうです。
CADデータは、可変ガルビオンのものに手を入れたものだそうで
こうして並べてみるとまさに親、子、孫。
写真は、一番大きなものが可変ガルビオン(ver. 1.0)
中くらいのが1/64
一番小さいのがミニミニサーカス1。
1/64とミニミニはさすがに変形はしませんが
腕に覚えがある人なら
ミニカーのタイヤなどを使って玩具っぽく仕上げるのも
面白いかもしれません。

今回はカラーレジンによる色分けはありませんが
塗りやすいように考えられたパーツ構成になっていますので
ガレキほぼ初挑戦の私でも、お手軽塗装で仕上げることが出来ました。
車体側面の文字デカールはキットに付属しています。





■目の錯覚

基本のデータは同じということなので
こうして大中小と並べると
目の錯覚で遠近感が狂うかなとやってみました。
奥のガルビオンはユージンのガチャガチャ
手前の無宇は、ミクロマン改造の自作品です。
サーカス1がいっぱい。しあわせ。





■サーカス1集合の図

手持ちのサーカス1集合写真。
前列はT-REX版三種
後列はトイコー版、スーパーロボCAR版×2。
こんなにカッコいいのに正規商品化されないとは……

あと、ご存知の方も多いかとは思いますが
T-REX TOYSさんがガルビオンのキットを発売されるのは
2011冬WFが最後とのことで
なんとももったいない話です。

これはもうどこかのメーカーに動いてもらうしか……
スパロボにでも参戦すれば可能性はあるのかなあ。
それよりまずはDVD化ですか。
このままでは映像すら幻の作品になってしまう。

永大グリップ グリップキャラクター ヒライダー&バクシーン

2011年04月01日 | Weblog


『小さなスーパーマン・ガンバロン』のダイバロンと言えば
確か特撮番組初の合体ロボで
合体できる玩具も、デラックス合身とヤング合身の二つが有名ですが
実は今回紹介する、グリップキャラクター版も
密かに合体できる製品だったり。

と言うわけで今回は、グリップキャラクター版のヒライダーとバクシーンの紹介です。
パッケージに値札が見えますが
一つ690円、二つ合わせると1380円というのは
当時の超合金が千数百円と言う事を考えると、あまりチープトイとは言えない値段。
実際なかなかの豪華仕様だったりします。





■グリップキャラクター ヒライダー

まずはヒライダー。
顔が隠れていない事を除けば、かなり作中に忠実な作り。
胸と腹に車輪があって、コロ走行が可能。
ボディは完全に合金製で、ミニカーの様な重量感があります。





■グリップキャラクター バクシーン

続いてバクシーン。
バクシーンはデラックス合身、ヤング合身と、
どれも見た目が大分違うのですが
作中に一番似てるのはこのグリップキャラクター版かなあ。
パラボラアンテナがあれば完璧だったのですけど。

こちらもコロ走行が可能。
合金は腰部、車体後部ユニットとしっかり使われています。





■ミサイル発射機構

ヒライダーは背中
バクシーンは膝を開いたところにミサイル発射機構があります。
バクシーンのミサイル発射機構は後の合体でも使用しますので
ちと覚えおいて下さい。

肝心のミサイルは超小さいので、なくすのが怖くて開封出来ていなかったり。





■ヒライダーの変形

それではダイバロンへの合体パターン。
ヒライダーの背中からダイバロンの頭部を取り外します。

頭部は捻ってロックする機構になっていて
取り外す際は、半回転させることで抜けるようになっています。





■バクシーンの変形

かなり細かいのがバクシーンの変形。
まず車体下のシャフトを下に動かしてロックを外し、車体後部から
腰部を取り外します。

腰部の上からキャップを外します。

車体後部にスライド式に取り付けられていた脚部を外します。
ミサイル発射の際に使った膝を開いて腿を伸ばします。
ここらへん、廉価版とは思えない作り込み。
チープトイならこんな伸縮機構は省略されてしまいそうなのに。

前輪を外して六枚のギアに分解します。
ここも細かい~!





■ダイバロンへの合身

ヒライダーに頭部を取り付け。
腰パーツを、胴に通します。

そのままだと腰が抜けてしまいますが、足を差し込みロックすることで固定してしまいます。
で、その足のロックに使われているのが、あのミサイル発射機構。
発射口にミサイルと同じ形のヒライダーのジョイントを差し込むことで
発射ボタンを押さない限り抜けないようにしているのですね。
これには感心しました。

六枚のギアを膝の左右、腰に取り付けて合体完了。

トブーン号は残念ながら省略。
写真手前の腰部のキャップとバクシーン後部は余剰パーツ。
でも実は各種ダイバロンの中でも一番余剰パーツが少ないのがこのグリップキャラクター版だったり。





■ダイバローン!

ダイバロン形態。
デラックス合身、ヤング合身と違い、頭部が機首と差し替えではない代わりに
頭でっかち、肩ののこぎりがない、肩幅が足りないと
上半身は微妙なプロポーションですが
下半身はベストプロポーションと言えそうなヤング合身に劣らぬ完成度。

まあ、このシリーズはメインは分離形態なのかもしれません。





■ガチャのバロンシリーズとのサイズ比較

バロンシリーズはユージンのSR特撮ヒーローシリーズ・バロン編でも発売されていますが
並べてみるとこんな感じ。
グリップキャラクター版も、ヤング合身とそんなに変わらなかったりするんだよなあ。
メカンダーロボ、ダイバロンはロボ玩具でも価格高騰で手が出ない事も多いかと思うのですが
そういう人はこのグリップキャラクター版を狙ってみるのもいいかも。
ばらで売られている事が多いので、揃えるのが面倒ではありますが。