『小さなスーパーマン・ガンバロン』のダイバロンと言えば
確か特撮番組初の合体ロボで
合体できる玩具も、デラックス合身とヤング合身の二つが有名ですが
実は今回紹介する、グリップキャラクター版も
密かに合体できる製品だったり。
と言うわけで今回は、グリップキャラクター版のヒライダーとバクシーンの紹介です。
パッケージに値札が見えますが
一つ690円、二つ合わせると1380円というのは
当時の超合金が千数百円と言う事を考えると、あまりチープトイとは言えない値段。
実際なかなかの豪華仕様だったりします。
■グリップキャラクター ヒライダー
まずはヒライダー。
顔が隠れていない事を除けば、かなり作中に忠実な作り。
胸と腹に車輪があって、コロ走行が可能。
ボディは完全に合金製で、ミニカーの様な重量感があります。
■グリップキャラクター バクシーン
続いてバクシーン。
バクシーンはデラックス合身、ヤング合身と、
どれも見た目が大分違うのですが
作中に一番似てるのはこのグリップキャラクター版かなあ。
パラボラアンテナがあれば完璧だったのですけど。
こちらもコロ走行が可能。
合金は腰部、車体後部ユニットとしっかり使われています。
■ミサイル発射機構
ヒライダーは背中
バクシーンは膝を開いたところにミサイル発射機構があります。
バクシーンのミサイル発射機構は後の合体でも使用しますので
ちと覚えおいて下さい。
肝心のミサイルは超小さいので、なくすのが怖くて開封出来ていなかったり。
■ヒライダーの変形
それではダイバロンへの合体パターン。
ヒライダーの背中からダイバロンの頭部を取り外します。
頭部は捻ってロックする機構になっていて
取り外す際は、半回転させることで抜けるようになっています。
■バクシーンの変形
かなり細かいのがバクシーンの変形。
まず車体下のシャフトを下に動かしてロックを外し、車体後部から
腰部を取り外します。
腰部の上からキャップを外します。
車体後部にスライド式に取り付けられていた脚部を外します。
ミサイル発射の際に使った膝を開いて腿を伸ばします。
ここらへん、廉価版とは思えない作り込み。
チープトイならこんな伸縮機構は省略されてしまいそうなのに。
前輪を外して六枚のギアに分解します。
ここも細かい~!
■ダイバロンへの合身
ヒライダーに頭部を取り付け。
腰パーツを、胴に通します。
そのままだと腰が抜けてしまいますが、足を差し込みロックすることで固定してしまいます。
で、その足のロックに使われているのが、あのミサイル発射機構。
発射口にミサイルと同じ形のヒライダーのジョイントを差し込むことで
発射ボタンを押さない限り抜けないようにしているのですね。
これには感心しました。
六枚のギアを膝の左右、腰に取り付けて合体完了。
トブーン号は残念ながら省略。
写真手前の腰部のキャップとバクシーン後部は余剰パーツ。
でも実は各種ダイバロンの中でも一番余剰パーツが少ないのがこのグリップキャラクター版だったり。
■ダイバローン!
ダイバロン形態。
デラックス合身、ヤング合身と違い、頭部が機首と差し替えではない代わりに
頭でっかち、肩ののこぎりがない、肩幅が足りないと
上半身は微妙なプロポーションですが
下半身はベストプロポーションと言えそうなヤング合身に劣らぬ完成度。
まあ、このシリーズはメインは分離形態なのかもしれません。
■ガチャのバロンシリーズとのサイズ比較
バロンシリーズはユージンのSR特撮ヒーローシリーズ・バロン編でも発売されていますが
並べてみるとこんな感じ。
グリップキャラクター版も、ヤング合身とそんなに変わらなかったりするんだよなあ。
メカンダーロボ、ダイバロンはロボ玩具でも価格高騰で手が出ない事も多いかと思うのですが
そういう人はこのグリップキャラクター版を狙ってみるのもいいかも。
ばらで売られている事が多いので、揃えるのが面倒ではありますが。