いぬの隠れ家 -Blog Side-

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タカトク 超変形 バクシンガーDX

2011年05月30日 | Weblog


タカトクの罠と言えば、謎変形とDX表記。

タカトクには、本編とまったく違う変形パターンで
なんだか分からないオリジナル形態になる合金玩具が多く存在し
しかもそれにも『DX』と表記をつけるから
大箱と間違えて購入→子供が泣く、なんて悲劇が
当時はあったのではないかと想像したり。

実際、ハイパーホビーの初期の方で庵野監督に
『ビッグダイエックスのDXあげるからサイン下さい!』と言ってきたファンが
持ってきたのがDX電撃合身ではなく謎変形DXだったことがありました。
あれを受け取った庵野監督はどういう気持ちだったのだろう。

このバクシンガーDXも、確かにバイクに変形するのですが
分離するのではなく単体で一つの超未来バイクなる形態に。
パッケージ裏には分離時のバイクのセルが描かれているあたり
客を騙す気満々な気がします。
しかしバイク可変スキーとしてはおさえておかねば、と思って購入しました。

それに
玩具収集も長くなってくるとこういう邪道になんとも言えぬ
魅力を感じるようになってきたりもするもので。
実際、ブライガーバトルアクションの足のギミックなんかものすごいし
(何で基地に変形するのかとかつっこみたいところは多いが)
Xファイターはかっこいいし
三冠王とかも、オリジナル形態だけに変形パターンが気になったり。

今回はそういう魅力が分かる人の為の紹介です。
あ、ネタとして笑ってくれてももちろん結構ですヨー

ちなみにこの玩具、謎変形のくせにパッケージが二種類あり
これより大箱のバージョンは、バクシンガー自体は変わらないものの
搭乗者五人の塩ビ人形入りのカプセルが付属します。





■バクシンガー形態

まずバクシンガー形態。
当時の玩具らしく合金部分が多く、ずっしり重いです。
武器はバクソードが付属。
定番のロケットパンチ、背中のミサイルがスプリングで発射できます。
肘、肩が可動。
プロポーションは割と手堅いのではないでしょうか。





■バイク形態に変形

それではシンクロン合身……ではなくシンクロン変形だ!

拳、背中のミサイルを取り外します。

胸のエンブレムを回転し上下逆さにします。
腕をバンザイさせて、胸の前方に肩関節ごとスライドさせます。





■脚部の変形

脚部はいわゆるダイデンジン変形。
と言って今どきの人に通じるのかどうか。
一度下に引き出して、クランク機構的にサイド上部に移動させます。
タカトクの謎変形は本当にこのギミック好きよね。





■タイヤ展開&バーツ取り付け

写真は裏から見た図。
足の裏にあるボタンを押すと、腿からパシャッと後輪が飛び出します。

先程外していたミサイルを、足の左右側面に取り付けます。

別パーツの前輪、後部シートを差し込めば変形完了。





■超未来バイク……?

超未来バイク(パッケージより)形態。
超未来バイク……?!
三輪なのはいいとして、シートが五つもあります。
これ本当にバイクなんでしょうか。
確かにレップーンも三輪だったし
こんな感じのシルエットではありましたが。

そもそも超未来バイクとは何なのか。
未来ではすでにバイクの定義が異なっているのかもしれません。

何気に前輪にダンパーが再現されており
力をかけると車体が沈みます。





■乗せてみた

本当、どうやって乗るんだろうと
頑張ってミクロマンとかを五人乗せてみました。

……前の二人が馬車馬の様です。
後ろの連中はふんぞり返ったリラックススタイルですし
何と言うか北斗の拳の世界です。
超未来と言うよりもはや世紀末バイク。





■バクシンガー・サイズ比較

サイズ比較として、DX爆走合身、群雄動と並べてみました。
一番小さいのが群雄。大きいのが爆走合身。
DX超変形は丁度その中間くらいです。

群雄合のバクシンガーはぽしゃってしまったのか……
あのシリーズも余剰パーツが多くてアレではありましたが
今の技術で合体するバクシンガーが見てみたくもあったのですが。
ガチで取り組むならレップーンの変形がかなり難しそうですよねえ。

バンダイ 未来警察ウラシマン DXポピニカ マグナビートル

2011年05月24日 | Weblog


超合金はいいんだがポピニカ系を詳しく紹介している本ってないかな……

と言うわけでアニメはメジャーなのに玩具は微マイナーなウラシマンより
マグナビートルです。
やー、ウラシマンと言えばマグナビートルだね。
未来に来て、エアカーになじめないリュウが
四輪をマグナビートルに改造する描写が大好きでした。

パッケージには『超未来メカ』なんて書かれてるけど
実際は昔のメカだよな、うん(中身はともかく

そしてこれが、なかなかに劇中の活躍をギミックに盛り込んだ
良トイだったりします。





■マグナビートル

マグナビートル全体図。
DXポピニカなので、全長は十数センチと、ミニカーなんかより3回りくらい大きめです。
雰囲気もよく出ています。
プルバックゼンマイで走行も可能。





■右側面展開&内部構造

車体の右側面が開いて、シートやドライバーが見れます。
もちろん、ただのドア開閉ではなく
側面全体が開くには理由があって……
番組見てた人ならもうお分かりですね。





■バトルプロテクター射出

マグナビートルにはドライバーにバトルプロテクターを装着し
射出する機能があって、それがとても印象的なのですが
この玩具ではシャフトがシートを持ち上げて
それを再現出来るのです。
そうそう、これがあってこそのマグナビートル!
ただのディスプレイモデルじゃ満足できないんだyo! と言う
ガシガシ遊ぶ派の人も満足のギミックです。

作中ではバトルプロテクター大活躍で
敵までバトルプロテクターを装着するようになる
ウラシマンの最重要装備なのですが
あまり、と言うかバトルプロテクターを
フィーチャーした玩具ってこれ以外には皆無ですね。
アーマープラスバトルプロテクターとか発売されたら絶対買うのになー

側面を開いてからシートを上げるのですが
その状態で左側面を閉じることも出来ます。
この写真では絵面的に地味なので開いたままですが。





■リュウ(バトルプロテクター)

ドライバーとなるバトルプロテクター装備のリュウは
もちろん取り外しが可能。

あと、書き忘れていましたが
写真のように、左のドアは普通に開閉します。





■前後輪アップダウンギミック

そしてさらにこれまた面白い試み。
車体左側面にある二つのボタン、
これを押すことで、前輪、後輪が独立してアップするのです。
この、『独立して』というのがミソで
後輪だけ上げてヒップアップや急発進を再現したり
前輪だけ上げて、ジャンプで跳ね上がる雰囲気を出したりと
劇中の躍動感溢れるマグナビートルの動きを
ギミック的に見せているわけです。

マグナビートルは言ってもバトルプロテクター射出を除けば
変形するわけでもないただの車なわけで
玩具として出すには色々と悩んだことと思いますが
こういう機能は面白い。
『DX』ポピニカの名に恥じぬ、DXな仕様です。





■オフロードモード

もちろん前後同時に車輪を上げて
オフロードモードにすることも出来ます。
ヴァリアブルモデルのスーパーアスラーダを思わせる機能ですが
ボタン一発でポップアップするので
こちらの方が大分遊びやすい。





■ハイパーミサイル

ボンネットを開くと謎のミサイル発射機構があり
『ハイパーミサイル』(解説より)を発射することが可能。
ミサイルを付けたままだとボンネットが閉じないので
発射毎に装填することになります。

ま、余剰がいな人は外してボンネットに放り込んでおいても
閉じますけど。





■ギミックフルオープン

ギミック全解放の図。
あ、そう言えばパトライトは基部から取り外せて
覆面パトカー状態にも出来ます。

マグナビートルはプラモデル版やラジコン版
キャラウィールなんかも発売される、割と人気のある
アニメ自動車だと思うのですが
一番遊べるのはこのDXポピニカだと思います。
ウラシマン本編が好きなら
ニヨニヨしながらいじれる事請け合い。

80年代のポピニカって、ロボット全盛の時代に呑まれて
あまり人気なかった印象があるけれど
どれもギミックに「楽しませよう」って思考錯誤の跡があって
今見るととても魅力的だったりするのですよね。
こそこそと手を伸ばしていきたい。