お久しぶりです、と言うか年が明けてしまいました。
新年最初の更新は伝説のガレージキットの仲間入りを果たした感のある
T-REX TOYSの可変ガルビオンVer1.5。
以前Ver1.0を紹介いたしましたが
その改良バージョンにあたるものです。
ちなみに写真中央のガルビオン形態が1.5
奥二つのサーカス1は、Ver1.5と同時にWFで発売された
1/64サーカス1&ミニミニサーカス1
http://blog.goo.ne.jp/0727yuki/e/b54396034860b974446bc6530e2ebd60
一番手前のサーカス1がVer1.0です。
■Ver1.0との比較
それでは、ガルビオン形態でVer1.0と比較してみます。
写真左がVer1.0。右がVer1.5
見た目の大きな違いは、ブーストマグナム&シールドが付属していること。
そして、設計の調整により腕が長くなっています。
Ver1.0の少し玩具的なプロポーションも捨てがたいのですが
1.5になるともはや変形するとは思えないスタイルに仕上がっています。
■関節保持&ポージング
次に、目に見えない部分。
Ver1.0では保持力が弱く、自立は結構難しかったのですが
関節の渋みがかなり改良され、無改造でご覧の通り
ポーズまでつけて撮影できるようになりました。
■変形機構の変更、改良
変形パターンはVer1.0でやったのでそちらを参照。
http://blog.goo.ne.jp/0727yuki/e/bcd7a7cbdc877c72506184fa0e053d57
ここでは1.5での主な変更点だけ紹介します。
かなり違うのがコクピット下部の設計。
ウイングは、一度下に展開するようになりました。
さらにコクピット脇から保持アームが開いて
サーカス1形態で脚部が回ってしまわないよう
ロックをかけるようになっています。
また、1.0でも印象的だった『C-1』パネルによる
足のスライドロック機構の爪も
前回抜けやすかった為か、形状が変わって
すっぽ抜ける事がなくなりました。
設計者の『まえちん』さんはVer1.0の感想を
ネットなどで積極的に聞き入れており
1.5では問題点はほとんどなくなったと言っていい印象です。
1.0そのままの再販でも問題なかったところをこの姿勢。頭が下がります。
■サーカス1形態&ブーストマグナム折り畳み
サーカス1形態。前述のロックや保持アームのおかげで
このままブンドドしても型崩れしません。
流石はプロの仕事です。
この可変ガルビオン、玩具として遊べるところが本当にいいんですよねえ。
ガレージキットだからと言って、飾っておくだけではない、わしわし触ってこそ楽しいというアプローチ。
実際、かなり丈夫です。
で、付属のブーストマグナムですが、写真のように折り畳み
グリップを収納することが出来ます。
ということは、つまり……
■シールド&ブーストマグナム収納
Ver1.5最大のポイント(だと個人的に思う)
シールドとブーストマグナムが、サーカス1形態でも収納することが出来るのです。
確かに設定では収納していましたが、厚み的に無理かと思っていました。
シールドはコクピット下部にロックし
ブーストマグナムは折り畳んだものを、腕と腕の間にある
ジョイントを使って取り付けます。
もちろん、地面に擦っちゃうことなんてなく
収納状態でもコロ走行が可能。
こうした『遊び心』がとにかく嬉しいキットです。
■新旧サーカス1比較
保持力の他は新旧サーカス1形態にあまり違いはありませんが
写真で分かる通り、色味が大分違います。
暗い方が1.0、明るい方が1.5。
ちなみに1.0にも生産時期によりもう少し色味が明るいバージョンがあり
私が所有しているのは最初期のもの。
アニメのカラーに近付けていくうちに明るくなった模様です。
■無宇&麻矢フィギュア
1.0背景で失礼。
1.5には同スケールの無宇と麻矢のフィギュアも付属します。
塗るのは大変そうだけど、こうしてサーカス1の前に立たせるだけでも
気分が出る嬉しいおまけです。
■思えば遠くに来たもんだ
ガルビオンと言えばとにかく玩具化に恵まれていないイメージがあります。
このT-REX版にしても、再販はなしということで
トイコー版やスーパーロボCAR版と同じく、入手困難アイテムの
仲間入りをしてしまいました。
こうなったら本当にどこかのメーカーに、T-REX版を玩具化して頂きたいものですが……
オークションではすでに、目ん玉飛び出るようなプレ値が付いている状態ですし。
※追記
この記事を書いたのは2012年の1/1で(2年前かあ)、現在は、ご存知の方も多いかと思いますが、ヴァリアブルアクションハイスペックでガルビオンが発売される事になっています。
しかも、手がけるのはこのガレージキット版と同じ、T-REXのまえちん氏!
ここからさらに進化して三段変形可能の新規設計になっているそうです。
発売されたら当HPでも追いかけたいと思います。
下が、ワンダーフェスティバル2014冬での展示です。
楽しみですね。
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