マーク社のスーパーロボカーでは以前、インディを紹介しておりましたが
今回は同シリーズのモンティカルロです。
モンティカルロ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
このシリーズ、玩具未発売に終わった『超攻速ガルビオン』のチープトイの
金型流用アイテムらしく
インディはガルビオンでしたが、このモンティカルロはガルビオンⅡことゼクター。
カーモードからロボットモードに変形できる
唯一の可変ゼクターとなります。
スーパーロボCARは食玩にも金型流用され
『スーパーマシーン』としても発売されたのですが
このモンティカルロだけはラインナップされず。
その理由は恐らく複雑な変形パターンにあります。
■モンティカルロ・スーパーカーモード
スーパーカー形態のモンティカルロ。
ゼクターがそうであったように、実車であるスーパーカーの
ベクターを元デザインとしたフロントが特徴的です。
■ロボットモードへ変形
複数持ってると変形説明写真が楽だ(笑
と言うわけで右→左と見て下さい。
フロントの左右を回転させると、一軸が斜めに切り取られているため
左右に開く形になります。
リアを伸ばし、リアウイングを畳みます。
カウル部を一度上に開きます。
(右写真)
リア部を180度回転させます。
腕を伸ばして拳を内側から引き出します。
この腕を伸ばす機構なのですが、伸縮型ではなくクランク式になっており
クランクを伸ばす→腕が伸びる→そのままクランクを外側に持っていき、肩を横にせり出させる
という、これまたアイディアものの作りになっています。
ここが結構タイトなので、食玩への移植が出来なかったのでしょう。
エンジンを回転させ、胸に持っていきます。
連動して頭部が現れます。
カウル部を元に戻して変形完了。
(左写真)
作品を見ている時は分かりませんでしたが
ゼクターのコクピットがなぜ頭部にあったのか
こうして玩具を変形させてみると、搭乗位置の移動がよくわかります。
■モンティカルロ・ロボットモード
モンティカルロのロボットモード。
頭部はインディと同じく、ゼクターのものから
二つ目のスーパーロボットフェイスに変更されています。
プラモのゼクター3タイプから頭部を持ってきたら似合うかしら。
本来はライフルが付属するのですが、うちのは欠品のものばかり。
関節は、股関節と肩。
特に肩は、左右に開くだけでなく、前後への回転軸も用意されています。
ただ股関節が弱いので、ロボットにしておくとすぐ倒れてしまうのが難。
脚部やボディの芯はほぼダイキャストで
小さいながらも手ごたえはずっしり。
本当、この仕様でガルビオン玩具が欲しかった……
■インディとの比較
同シリーズのインディ(ガルビオン)との比較。
モンティカルロの方が少し大きく見えます。
この豪華仕様の為か、シリーズではどうやらインディではなく
モンティカルロが主役と言った扱いのよう。
シリーズナンバリングもガルビオンを差し置いて『1』です。
■劇中サイズ比から考えると
作中を見ると、ゼクターはガルビオンよりかなり小さい機体である事が分かります。
つうかガルビオンが車にしては大き過ぎるのですが。
で、このモンティカルロはスーパーロボカーでは大きめのサイズなので
こうして1/48のガルビオンやサーカスⅠと並べるのが
スケール的に正しい気がします。
そして、1/48ガルビオンとスケールが合うと言う事は……ゴクリ……
■なんちゃってロードファイヤー
イマイ可変ガルビオンと合体!
なんちゃってロードファイヤー(劇中未登場の合体形態)に!
まあウエポンブースターがないからあくまでなんちゃって状態で
変形途中のモンティカルロの上にロードアタッカーを乗っけただけなのですが。
しかしこれでもまだモンティカルロ大きすぎるのか。
1/48だとゼクターってもっと小さいんですねえ。