ミクロマンの中でもニューミクロマン期と呼ばれる80年代のシリーズは
ガンダムやマクロス等の影響を受け、ロボットやパワードスーツが
多く発売されました。
今回はその初期フラッグアイテム……の割には影が薄い
と言うかあまり数を見ない、ミクロガンダー3を紹介。
一応ミクロロボットシリーズと同時に発売されていたのですが
何故かこいつはミクロロボットに分類されません。
ミクロロボットはあくまでミクロマンと同程度の
サイズのロボを示していて、このように合体前はメカ
合体後はミクロサイズでないものは入らないと言う事なのかもしれません。
それでもこのミクロガンダー3、ミクロロボットシリーズと合体することも出来る
ミクロロボットを語る上で外せないアイテムなのです。
■マグマガンダー、コスモガンダー、アースガンダー
ミクロガンダー3は三機のマシンから構成される合体ロボなのです。
写真左からマグマガンダー、コスモガンダー、アースガンダー。
分箱での販売もありました。
(ちなみに写真のミクロマンは付属のものではありません。本来は
マグマ=カムイ、コスモ=キルク、アース=クレオが付属。
ミクロガンダーのセット箱の場合はカムイのみ付いてます)
発売時期によるのかもしれませんが、私が手に入れたものだと
セット箱版の車輪は赤いプラ、分箱のはメタル製と言う違いも見られました。
どのマシンにもミクロマンが搭乗できます。
アースガンダーはシートに座る形、マグマ、コスモは背中のジョイントを使って
接合する形で固定します。
■ミクロロボットと合体
そして各マシンはミクロロボット1、2、3(別売り)と合体して強化されます。
マグマガンダーにはミクロロボット3、ドリルが4つになります。
コスモガンダーにはミクロロボット2が機首にドッキング。
アースガンダーにはミクロロボット1、機銃が装備されます。
すでにHPでも紹介しているミクロロボット1、2、3ですが
合体用ジョイントなど何もなく
またムックなどでも合体形態が紹介されていなかったので
どうやって取り付くのか長い間疑問でした。
しかし合体させてみると、これがピッタリはまる。
むしろシルエット的に、合体していないと物足りないくらい。
出来れば揃えて手に入れておきたいアイテムです。
■マグマガンダーの変形
それでは合体パターン。
まずはマグマガンダーから。
機首のドリルユニットを取り外します。
背もたれを倒して、左右のウイングを閉じます。
ウイングは胸の装甲になります。
機体後方から頭部を引き出します。
■コスモガンダーの変形
コスモガンダーも、機首をまず取り外します。
肩ユニットを左右に開き、腕を回します。
ウイングを回転しながら後方に折り畳みます。
■アースガンダーの変形
アースガンダーのキャタピラを左右に展開しロックを解除
コクピットブロックを切り離します。
そのままキャタピラ部を開きつつ後方に回します。
つま先を立てれば合体準備完了。
■合体、ミクロガンダー3
マグマガンダーの背面にコスモガンダーを取り付け
腕(肩)で左右から固定します。
アースガンダーを腰部に差し込んで合体完了。
■ミクロガンダー3
完成、ミクロガンダー3!
アースガンダーのウイングが胸になるギミックや
コスモガンダーの翼を取り外すことなくワンピース変形で反転させる設計など
見た目単純そうでなかなか凝っているのは流石変形合体の80年代玩具と
言ったところでしょうか。
しかしデザインはまったく80年代に見えない古臭さなのはご愛敬。
■ガンダーマシンの合体
各マシンの余剰パーツも余剰のままでは終わりません。
マグマのドリルにアースのコクピットブロックを差し込み
コスモの機首の上に乗せるようにして合体させると……
■ガンダーマシン
ミクロマンが搭乗できる小型機『ガンダーマシン』が完成します。
ミクロマンもこれで一緒に戦えるというものです。
■残りの二人は……
しかし残り二人のミクロマンはどうなってしまうのか。
「ダイジョウブ、ボクノテニノリナヨ」
「手っていうか……これって盾にされてねえ?」
一応、ミクロガンダーの腕にジョイントがあって、二人乗せられたりするんですがね。
見た目はちょっとアレですが。
■ミクロガンダーと仲間達
三機合体ロボにミクロマン三体
さらにミクロロボットが三機。
ニューミクロマンの初期のメインメカだけあって、これでもかと言うくらい連動してくれます。
しかし子供のお小遣いでこれを集めるのは大変だっただろう……
今手に入れるのはもっと大変ですが(;´д⊂