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検察の正義 バリケイト伊東

2023-12-28 12:32:24 | 政治
 昨日、東京地裁で化学機械メーカーの大川原工機が訴えた裁判で1億6千万円の支払いを東京と国に命じた。この事件は完全にえん罪だ。大川原工機が製造していた液体を粉に変える機械を国の許可なく輸出したとして、公安警察に社長ら3人が逮捕された。この機械は軍事転用できるような物ではない。それなのに警察は逮捕し、検察も起訴しようとした。しかし、裁判直前になって起訴されなかった。逮捕された3人の内、一人はガンを発症してなくなった。8回も治療のため釈放を求めたが、許可されなかった。早く釈放され治療を受けていたら、死ぬ事はなかったかもしれない。この事件の異質性は、警察内部からも捏造だと告発があった事だ。警察は手柄が欲しいので無理やり事件を捏造したと、告発している。警察も検察もきちんと実験もせずに、軍事転用できる機械を国の許可も得ずに輸出したと、思い込みで3人を逮捕した。日本では、今までどれだけのえん罪事件が作り出されてきたか。えん罪とわかっても、日本の警察、検察は謝罪しない。今回の事件でも警察、検察は謝罪してない。誰でもえん罪被害者になる可能性はあるのだ。自分や家族、友人がまったく身の覚えない事件で逮捕されたらどんな気持ちになるのだ。えん罪は犯罪なのだ。無実の人を逮捕し、起訴した警察、検察は犯罪容疑で裁判にかけられなければいけない。えん罪防止法という法律を早く作るべきだ。警察や検察は正義の人なのだろう。無実の人に耐えがたい苦痛を与えておいて、謝罪もしない。こんな不条理は許されない。検察批判ばかりしたが、自民党の裏金疑惑では検察は本気で捜査している。今日も自民党の大野議員が家宅捜査された。自民党の柿沢議員は江東の区長選の買収容疑で逮捕された。検察の正義に期待する。