自民党の葉梨法務大臣の発言が大問題になってる。人それぞれ捉え方が違う。私は、マスコミが大騒ぎするほど悪いとは思ってない。「法務大臣は、朝に死刑執行の判を押して、昼にテレビに報道される地味な仕事だ、法務大臣には金も票も集まらない」等の発言に批判が集まってる。葉梨法務大臣の選挙区の評判は悪くない。腰が低いそうだ。秘書を怒鳴りまくるようなタイプではない。発言を謙虚さや自虐の表れとも取れる。金も集まらない、票も集まらない、それでも実直に大臣の仕事をしていますと言いたかったのかもしれない。それとも、悪意に解釈すれば、農林水産大臣、国土交通省大臣みたいに利権が集まりやすい大臣になりたい、そうすれば多額のわいろを受け取れる。そんな解釈もできる。死刑執行の話を持ち出すのはいけない。いくら重大犯罪を犯して死刑判決を受けた人でも、国家権力が人を殺すのだ。軽い話で済まない。法務大臣は地味な仕事ではないであろう。法務行政は、法事国家として民主主義の根幹をなしているのだ。いま、統一教会問題で新たな法を作るのに、議員が知恵をしぼってるのだ。地味な仕事ではない。東京大学卒業、警察官僚の立派な肩書と頭の良さを持ってる。世間を知らない頭の良さかもしれない。発言にはもう少し配慮があったほうがいい。発言を撤回し、謝罪したのだから許してやれ。統一教会問題が今国会の本命だ。そちらにエネルギーを注がなければいけない。