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心が動いた事を気ままに…RAINがいつでもここに…

Rain 「僕にはとても愛しい彼女」第10話日本語訳&ストーリー by norinoriさん

2014-10-21 22:12:21 | Rain
She So Lovable Ep 10 EngSub - My Lovely Girl Ep 10 EngSub




本当に切ない10話ですが最後には…
ネタバレです
セリフをすごく考えましたが小さな間違いがあったら許して下さい


「僕にはとても愛しい彼女」第10話日本語訳&ストーリー by norinori





セナが秘密を知ったかもしれないと思い、家に会いに行くヒョンウク

ヒョンウク:ユン・セナ ユン・セナ!

ヒョンウクの回想

ヘユン:あなたが好きになっちゃダメでしょ?
セナはしょうがなくてもあなたはダメじゃない!
彼女はソウンの妹なんだから

ヒョンウク:なぜわかったんだ?

ヘユン:セナの弾いた曲で

ヒョンウク:彼女も事実を知ってるのか?
ヘユン:何を?
あなたが自分の姉の彼だったってこと?

ヒョンウク:話したのか?

ヘユン:あなたはこんな状況でもそれが一番心配なの?
彼女が事実を知ったかどうかが?
なぜ?!
事実を知ったらあなたのことを好きじゃなくなるかもって?!


セナの回想

ヘユン:AnAを辞めてちょうだい
今すぐに
 
セナ:理由は何ですか?

ヘユン:理由?言ったら驚くと思うけど
ああ これ見ればわかるわね

シウと激写された写真を見せる

セナ:この写真なんですか?

ヘユン:それはあなたがよく知ってるでしょ

セナ:何もありません
シウがふざけただけです 本当です
 
ヘユン:どちらでもいいわ ウソでも本当でも
この一枚の写真でシウがどんな打撃を受けると思う?
それから会社が被る損害 社長の立場
忠告したはずよね 私生活に気をつけろと

セナ:社長もこの写真を見たんですか?

ヘユン:ええ
だからこれ以上社長に頼るなんて考えないで
今までだってあなたの事で十分困ってたんだから


ヒョンウクは向こうからセナが歩いて来るのを見つける

向かい合うふたり

ヒョンウクが近づくとセナは後ずさる

セナ:おじさんも私のこと誤解してるんでしょ?
シウとはそんな関係じゃないわ
何もなかったし
それはおじさんも知ってるでしょ?
私はおじさんのことが好きだから
本当に悔しいわ
こんなことで会社をクビになるのも悔しいし
おじさんに誤解されるのも...

ヒョンウク:誤解はしてないよ

セナ:ならよかったわ

ヒョンウク:でもお前の面倒を見るのは
ここまでだ
AnAの社長としても 近所のおじさんとしても

セナ:それはどういう意味?

ヒョンウク:もうお前に会うことはないって事だ
契約は終わったんだ

ヒョンウクは一人になり堪えていた涙が溢れ
セナはただ呆然とする


一人で酒を飲むヒョンウクの元にヘユンが来る

ヒョンウク:いつ知ったんだ?

ヘユン:少し前よ

ヒョンウク:なぜ知らないふりをしてたんだ?

ヘユン:あなたを理解しようと努力したの
でもこれ以上見てられくて
シウの事は口実で 本当の問題はあなたよ
もしセナを会社に連れ戻すつもりならやめて
私は認めないわ

ヒョンウク:そんな事はしない 
気持ちの整理をするさ
そのかわりセナには絶対に言わないでくれ
必ず秘密を守ってくれ 頼むよ

ヘユン:セナを本当に好きなの?
なぜセナなの?
よりによってなぜセナなのよ?
ダメよ あなたもよくわかってるじゃない

ヒョンウク:わかってるよ
お前が言わなくとも


ヒョンウクはひとり店を去りセナの家を離れた所から見つめる

セナはヒョンウクとの出来事を思い出す

ヒョンウク:お前に惹かれたのは事実だよ
だけどここまでだ 
これ以上はダメだ

セナ:なぜ?

ヒョンウク:お前がユン・セナだから


次の日セナはヒョンウクの家に行く

ヒョンウク:会わないと言ったはずだが

セナ:いくら考えてもおかしいからよ
シウの事じゃないでしょ?
あなたの本当の気持ちは何なの?
ユン・セナだからダメってどういう意味なの?

ヒョンウク:お前は才能がある
だから育ててみたいと思った
当初はそういう計画だったから
だけど気が変わったんだ
これ以上お前と関わりたくない

セナ:なぜ?

ヒョンウク:このくらい言えばわかるんじゃないか?

セナ:もう私を嫌いになったの?

ヒョンウク:お前に惹かれたと話したな
でもお前を好きだという意味じゃない
ただ心が揺れたに過ぎないのさ
まだわからないのか?
もう家に来ないでくれ

セナは呆然とする


AnAの屋上に佇むヒョンウクは唇を噛む

ソンジン:俺がヘユンに話したんじゃない
全部知ってたよ
お前とセナの事を心配がるから
セナを助けてやりたいんだろうって話したんだ

ヒョンウク:何を心配がるんだ?

ソンジン:セナをクビにしたんだって?
何かあったのか?

ヒョンウク:もういい お前とこの話はしたくない

ソンジン:どこ行くんだよ?

ヒョンウク:またセナに会いに行くか心配なのか?

ソンジン:あしながおじさんは終わりにしたのか?

ヒョンウク:ああ 失格さ


ヘユンはソンジンの戻るのを待つ

ヘユン:どうだった?

ソンジン:心配なら自分で顔見に行けよ
同じ会社にいるのにもう俺に頼むなよ

ヘユン:怖いの
私を憎むかも知れない

ソンジン:やってられないな
なんで想う相手が違うんだ
ヒョンウクもお前を好きなら問題ないのにな

ヘユン:セナを忘れるのにどれ位かかるかしら?

ソンジン:忘れる必要があるほど真剣かな?

ヘユン:じゃないといいけど


病室で暇を持て余すシウはセナに電話をする

シウ:なんで出ないんだ?

メールを送る

シウメール文:電話に出ろよ じゃないと一日中お前のこと考えるぞ

セナが電話をする

セナ:私に電話したらいけないんじゃないの?

シウ:なんで?

セナ:心配じゃない?写真見てないの?

シウ:何の写真?

セナ:…ううん

シウ:何の写真か教えに見舞い来るか?

セナ:お見舞いには行かないわ
それともう会うことはないと思う
だから電話しないで
体に気をつけてね

シウ:何の話だ?
おい セナ!


ヒョンウクが入って来る

ヒョンウク:今日の午後退院しても良いそうだ
宿舎にひとりいるのが大変なら何日か家に帰ってろ
他の仕事を入れるよ
ラジオでも何でも

シウ:セナに何かあったのか?
あいつ変な事言って電話を切ったんだ

ヒョンウク:携帯を貸せ

シウ:なんで?

ヒョンウク:同じ事を二度言わせるな
携帯を貸せ

シウの携帯を取り上げる

シウ:何するんだよ

ヒョンウクはセナの連絡先を削除する

ヒョンウク:セナは会社を辞めたんだ
もう連絡してからかうんじゃない

シウ:なんで同じ事を二度言わせるんです
からかってないと言ったでしょ

ヒョンウク:この病室でお前と一緒の所を写真に撮られた
それは会社でもみ消したが
これ以上大ごとになるのは許さない

シウ:俺のせいでクビになったのか?

ヒョンウク:今お前が考えるべきは自分のことだろ?
ソロ活動はおろかイメージは地に落ちてるのに
この状況で何をするつもりだ

シウ:何をするつもりなんてないさ
ただ好きなだけだよ



ヒョンウクは病室を出る


セナは布団に横になる

ジュホン:ご飯食べないの?

セナ:食欲ないの

ジュホン:起きてよ

セナ:なーに?

ジュホン:会社はなんでクビになったの?
何の問題もなかったじゃない
曲も発売になったし
ひょっとして社長と別れたの?

セナ:別れたなんて 始まってもないのに

ジュホン:何よそれ?
じゃあ今までのは何だったの?
さんハイ!せーの!って付き合い出すの?
会いたくて ただ会ってふざけ合って
それが恋愛でしょ?

セナ:心が揺れただけだって
終わりにしたいって

ジュホン:そんな奴がいるの?!

ジュホンの彼:そんな事だと思った
アルバイトでも探しに行け
生活費も滞ってるぞ


散歩に出たセナにヒョンウクとの思い出がよぎる

ヒョンウク:椅子に座って楽か?

セナ:今日送ってくれない?
疲れちゃって

ヒョンウク:俺も本当に疲れてんだ

セナ:私も...


ヒョンウクは編集室でセナの置いて行った作詞ノートを見つける

(一番下の走り書き-ケミナム 小憎らしい-)

編集者に電話が来る

編集者:あ、ユン・セナ!

セナ:挨拶もできなかったから
ひとこと挨拶がしたくて

編集者:状況がわからなくて電話もできなかったよ
本当に寂しいよ
こんなことってあるのか?
で今どうしてるんだ?
バイト?!
しなきゃならないのか?

セナ:ええ私稼がないと
作曲はちょっとずつやるわ
私が才能あるの知ってるでしょ?
もう曲の依頼も来たし
それで会社は大丈夫?

編集者:まあな

セナ:社長は?
社長も大丈夫?

編集者:社長?今横にいるけど代わろうか?

セナ:いいえ いいわ

編集者:そうか 元気でまた会おうな
また必ず会えるさ
じゃな

ヒョンウクに向けて

編集者:セナをなぜクビにしたんですか?
性格もしっかりしてるし才能もあって
ちゃんと育てれば大物になるのに


セナの所にシウが来る

シウ:俺のせいでクビになったって?

セナ:人に見られたらどうするの?

シウ:また写真撮られたくなかったら早く乗れ

シウ:どんな写真を撮られたんだ?

セナ:キスしてるみたいな...
だけど何でふざけたのよ

シウ:皆どうしてそう言うんだ?
俺がすることは全部ふざけてるのか?
あー腹が立つ
なんでいつも俺のせいで辛いめにあうのか
そうさせたくないのに

セナ:もう行って 足もまだ治ってないし

車のドアをロックするシウ

セナ:開けて 私バイトを探しに行かないと

シウ:お前の顔見に40分走って来たんだ
こんな足で
この曲が終わるまでここにいろ

シウ:腹立たないのか?誤解されて追い出されたこと
キスしてもないのに

セナ:もちろん腹立つわよ
でもどうしようもない

シウ:あーこんな事なら本当にするんだった
俺がこの曲を歌ってたらどうなっていたかな?

セナ:曲がイマイチだったんじゃない

シウ:冗談がキツいぞ

セナ:ごめん 冗談じゃないわ

シウ:バイト探すなよ
俺のせいでクビになったんだから俺が責任とるよ

セナ:自分のことを心配しないと
初放送の事どうするの?



ヒョンウクの父親がジェヨンに会う

父親:シウの舞台はお前の仕業だろ?
もうやめるんだ
ヒョンウクを煩わせるな
あいつが息子だからAnAを任せたんじゃない
才能はお前より上だ
ヒョンウクに悪いと思わないのか?
ソウンの事もあるし
もうやめろ

ジェヨン:ヒョンウクが連れて来た子とシウが写真撮られたそうだけど
知らないんですか?


ヒョンウクの父親はヘユンに確認に来る

ヘユンは問題は解決したから報告はしなかった


ヘユン:私ヒョンウクさんと上手く行きたいんです

父親:誕生日を祝ってやれ
覚えてるだろ?

ヘユン:もちろんです

父親:前からヒョンウクの相手はお前なら良いと思っていた
でももう女のことで干渉できない
どういう意味かわかるだろ?
ヒョンウクに来たと言うなよ


父親は義母とばったり会う

義母は父親に何の用で会社に来たか隠す
義母はカン理事に会う
カン理事は最近の株価の推移を話す
状況は良くないが自分が何とかする
義母が歌手だった時の写真がありファンだったと言う


ヒョンウクは何処かに電話をする

ヒョンウク:ああ俺だ
前に頼んだ話はどうなった?
よかった
心配するな 才能ある子だ
曲聴いてみただろ
うん そのうち行かせるよ


ヘユンが入って来る

ヘユン:調子はどう?

ヒョンウク:悪くないよ

ヘユン:お茶でもする?

ヒョンウク:いや会議の招集してくれ


会議中

ヒョンウク:活動をこのまま終わらせられない
シウが表に出れる予定を入れろ
踊れなくても歌は歌える

それから練習生達はどうした
今日見たいんだ


ヒョンウクは隙間なく忙しく仕事をする


ヘユン:どうしたのよ?
なぜ皆にキツくあたるの?

ヒョンウク:甘ったれた事を聞く余裕はない
シウのような失敗は二度としたくない
やらなきゃならない事は多いんだ

ヘユン:すぐに辞める人みたいに見えるわ

ヒョンウク:父さんが復帰する前に全て解決したいんだ

ヘユン:お父さんはあなたが続けてくれる事を望んでるわ

ヒョンウク:俺はやらないよ
社長の仕事は面白くない

ヘユン:今のセリフはセナがいないからって聞こえたわ
あなたにはAnAすら何の意味もないの?
セナがいないなら?

ヒョンウク:病院に行かないと
タルボンが退院する日なんだ

ヘユン:なら私も行くわ

ヒョンウク:それはダメだな


ヘユン:私にもチャンスをちょうだい
あなたがタルボンを育ててるのは正直気に入らなかったわ
ソウンが連れて来たから
だから憎らしくて嫉妬もしたの
でも病気なんでしょ?
悪かったわ
タルボンに謝りたいの

セナは近所のスーパーで買い物をする

ジュホンの彼:
乾電池、ラーメン、ゴミ袋…

セナ:忘れずに全部買ったわよ
ええ すぐ帰るわ


セナはヒョンウクとタルボンそしてヘユンが車に乗っているのを目にする


ヒョンウク達は庭で寛ぐ

ヒョンウク:ああ タルボン
家に帰って嬉しいか

ヘユン:引越すつもりはないの?
引越したら良いのに 
通勤に便利な所に

ヒョンウク:タルボンが病気なのは知ってるだろ
この状態で家まで移ったらストレス受けるだろ

ヘユン:そうだったわね

ヘユン:改めて見るとあなたにすごく似てるわね!

ヒョンウク:今日はこのくらいにしよう
退院したばかりだから早く寝かせたい

ヘユン:そうね
タルボン またね
帰るわ


セナは飲み屋で酒を飲む

ヒョンウクに電話をするがヒョンウクは出ない

セナ:あの...
スーパー横の飲み屋よ
来るまで待ってるから必ず来てよ
話があるの

セナは再び電話をかけるが電話は繋がらない

セナ:おじさんは本当に悪い人よ


セナは寝ながら涙を流す

ヒョンウクは側に来て見ている


セナが起きると自分の部屋に寝ている

起きてジュホンと話す

ジュホンの彼がおぶって帰ったと言う

ジュホンの彼:ケミナムが電話くれなかったらどうしたんだ?

ジュホン:飲み屋で倒れてるから迎えに来いって

セナは酔った勢いでヒョンウクに電話したのを思い出す

セナ:来るまで待ってるから必ず来てよ
話があるの
おじさんは本当に悪い人よ


ヒョンウクから電話が来る


セナはヒョンウクに会いに行く

ヒョンウク:座って

セナ:何の用ですか?

ヒョンウク:知り合いの作曲家がいるんだ
売れてる作曲家だ
たぶんお前も聴いたことあるだろう
メロディ、ビート、作詞、編曲、仕事が細分化されてる
そこに行け メロディ担当で

セナ:その話のために呼んだんですか?

ヒョンウク:契約金も出るし著作権を分けても金になるだろう
作曲の数も多いから
メイン作曲家も性格がクールだから気楽だろうし...

セナ:行きたくないわ

ヒョンウク:良いチャンスだぞ
 
セナ:行かないわよ

ヒョンウク:つまらないバイトを探すよりマシだろ
今日行ってみろ
住所送るから

セナ:タルボン退院したのね
でも私には教えてくれないんでしょ?
社長もおじさんもおしまいだと言いながら
なぜ私に構うの?
もう私に構わないでよ

ヒョンウク:構うなと言うなら飲み屋から電話してくるなよ
飲み屋で来るまで待つと言われれば気にならないはずないだろ

セナ:ごめんなさい
あれは間違いだったわ
これからはあんな事しないから
仕事なんか紹介してくれなくていいわ
自分の事は自分でやるから

ヒョンウク:ユン・セナ


シウから電話が来る

シウ:バイト見つけたぞ

シウは宿舎を綺麗にしながらセナの来るのを待つ

シウ:入れ
おめでとう
この宿舎に入った女はお前が初めてだ
今緊張したか?

セナ:なんで私が?
マネージャーもいるんじゃないの?

シウ:いたさ
急用で出かける前までは

セナ:うそでしょ?

シウ:お前とふたりきりになりたくて追い出した
これでいいか?
座れ 仕事の話をするから

セナ:あんたメチャいい部屋に住んでるのね

シウ:広くて快適で眺めも最高だけど ひとりには寂しいさ
もともとここに4人で住んでたからな

セナ:友達の家に居候してる私から見ると
すごく贅沢な話だわ

シウ:寂しくはなさそうだ

セナ:あなたと話そうとした私がばかだったわ
バイトはなに?
時給は高い仕事なの?

シウ:俺「ソングフォーユー」に出るんだ
選曲から編曲まで全部お前に任せるよ
一緒に仕事しよう

セナ:なんで私と?

シウ:お前とじゃいけない?

セナ:私AnAから追い出されたじゃない

シウ:だからまた戻ればいい
悔しいじゃないか つきあってもないのに
じゃあこの機会につきあうとか

後悔したくないからだ
俺が一番後悔してるのはお前の曲を断ったことだなんだ
正直今後そんなにチャンスがあるか分からない
だから今回は頑張りたいんだ


セナは家でひとり考える

ヒョンウク:お前は才能がある
だから育ててみたいと思った
当初はそういう計画だったから
だけど気が変わったんだ
これ以上お前と関わりたくない


シウ:選曲から編曲まで全部お前に任せるよ
一緒に仕事しよう
正直今後そんなにチャンスがあるか分からない
だから今回は頑張りたいんだ


ヒョンウクは実家で両親と食事をする

父親:どうしたんだ?飯食いに帰って来るなんて

ヒョンウク:父さんが誕生日に来るといけないと思って

義母:今度のラウンチングでミナをメインのガールズグループにして
お父さんにあなた以外に子どもがいるの知ってる?
息子ふたりに財産が行ったら私達は残るものがないわ
でも妹だからデビューくらいさせられるわよね?

ヒョンウク:二ヶ月で会社からは手を引きます


父親:最初からヒョンウクに継がせるつもりで頼んだんだ
俺は復帰はしない

ヒョンウク:僕は戻って来たわけじゃありません


義母はカン理事に電話する
義母:ヒョンウクは会社を辞めるんですって
主人が復帰するのを大人しく見てられないわ


セナとシウはAnAに来る

シウ:怖いか

セナ:ううん

シウ:許可は俺がもらうから心配するな
お入り下さい 作曲家さん


社長室でヒョンウクとヘユンがシウの曲を選ぶ

ヘユン:シウの選曲リスト
AnAで選んだ10曲とファンクラブで選んだ10曲よ

ヒョンウク:ありきたりだな
シウに聞いてみたか?

ヘユン:聞くべき?

ヒョンウクはシウに電話をかける

シウ:はい社長

ヒョンウク:相談があるんだ

シウ:僕も相談があるんです 今行きます

シウとセナが入って来る

シウ:セナと一緒に仕事したいんだ
「ソングフォーユー」で歌う曲を

ヒョンウク:それはダメだな

シウ:なんでダメなんです?
彼女才能あるでしょ?
それは社長が一番認めてるんじゃないですか?
だから僕に推薦したんだし

ヒョンウク:それを断ったのはお前だろ

シウ:だから後悔してるんです
あの時セナの曲にしてたらどうなっていたか

ヒョンウク:すでに遅いだろ
そのチャンスはもう逃したんだ

シウ:だからもう一度チャンスをつかもうと思って

ヒョンウク:ユン・セナ
お前はどう思うんだ

セナ:できないはずはないと思っています

ヘユン:なぜクビになったか忘れたの?
仕事を理由につきあうつもり?

セナ:つきあうのに仕事を口実にする必要ありますか?
私は今練習生としてここに立っているんじゃなく
正式に依頼を受けて来たんです
それではダメですか?

シウ:歌手と作曲家が数日仕事するだけなのに何が問題なんです?
スキャンダルの心配?
彼女は僕のせいで追い出されたんだ
それだけで悪いと思ってるのに
同じ事すると思いますか?
気を付けますよ
許してくれないんですか?
もしかして反対する理由が他にあるのかな?

ヒョンウク:ないよ
どうせ1週間したら仕事は終わるし
頑張ってみろ
ふたりの仕事の結果を期待してるよ

セナ:期待にそえるよう頑張ります

シウ:もういいですね?
行こう

ヘユン:どうするの?

ヒョンウク:歌手が作曲家と仕事したいって言うを止められないだろ?

セナ:何回も会う事になるけど平気?

ヒョンウク:もう平気だよ


社長室から出て来たセナとシウ

シウ:あー思ったより簡単な問題だったな

セナ:練習室に行ってる?
私 編集のおじさんに挨拶してくる

シウ:お前顔色悪いぞ 具合悪いのか?

セナ:緊張したからよ 先に行ってて

シウ:うん


ヒョンウクが歩いて来る
ヒョンウク:なんであえてシウと仕事するんだ?
俺が紹介した仕事は断ったのに

セナ:私も社長と関わりたくないからよ
なんで?私が会社で働いているのを見たくないの?
心配いらないわ
社長に取り入ろうと来たわけじゃないから
仕事をちゃんとしたら出て行くわ
だから気にしないで

ヒョンウク:気にしないさ
俺の目に触れさえしなきゃ


練習室に行くセナ

シウ:お前どうしたんだ?
大丈夫か?

シウ:こんな状態で一人で行けるのか?

セナ:仕事するだけにしたじゃない

シウ:作曲家の具合が悪いのに仕事がちゃんとできるかよ

セナ:ごめん 仕事は明日からにしよう

シウ:だから仕事は明日からにして今日は送って行くよ

セナ:このままひとりで行かせて

シウ:わかったよ
よく休め
着いたら必ず電話しろ


ひとりバスで帰るセナ

ヒョンウクの声:お前と関わりたくない
お前に惹かれと話したな
まだわからないのか?
もう家に来ないでくれ


家で床に伏すセナ

ジュホン:気がついた?
熱がすごい高かったのよ
今から救急に行く?

セナ:大丈夫よ

ジュホン:会社でケミナムに会ったんでしょ?
だから熱が出たんでしょ?
何だって?
そうね...また話したい時に話して
ちょっと待ってね お粥作って来るわ
なんて悪いやつ!


セナは具合の悪いのまま出かける


ヘユンがヒョンウクに内緒で誕生日を祝いに来る

ヘユン:お誕生日おめでとう!
これは晩ごはん こっちは社長からのプレゼント
私のは後で公開するわ
いつまでここに立たせるの?
重いわ

ヘユン:タルボン元気?
何よ もう私を忘れたの?

ヒョンウク:何こんなに沢山買って来たんだ
誕生日がそんなに大事か?

ヘユン:大事よ こんなに素敵な人が生まれたんだから
ソンジン先輩はちょっと遅れるって
他の友達も沢山呼ぼうかと思ったけどあなたが嫌がるかと思って
誕生日は私達3人だけでこじんまり

ヘユン:邪魔しないでね
今日は私が全部やるから
タルボンと遊んでて

セナがヒョンウクの家にやって来る

セナ:おじさん何なの?
私をばかにしてるの?
そんなに見くびってるの?
私をからかったんでしょ?
遊びだったんでしょ?
どうして黙ってるの?
私になぜこんな事したの?
なんでこんな事したのよ?
それなら初めから優しくしないでよ
何だって私にこんなみじめな思いをさせるの?
私がなに悪いことしたの?


ヘユンが奥から現れる
セナはそのまま立ち去る

ヘユン:やっぱり引越ししないとね
ちょっと手伝って 料理って難しいわ
ねえ
ヒョンウクさん
どうしたの?
ダメよ
気持ちの整理する事にしたんでしょ?

ヒョンウク:帰れ
誕生パーティなんてしたくない

ヘユン:なぜ?
私を帰してセナを追うつもり?

ヒョンウク:我慢してるのがわからないのか?

ヘユン:我慢?

ヒョンウク:そうだ 我慢してる
耐えてるんだよ 俺は
何しようってわけじゃないだろ
俺は何もしてないじゃないか


ヘユン:好きなのに我慢してるって言うの?

ヒョンウク:お前は
俺の心にまで口を挟めない
お前が俺の何だっていうんだ?
お前が言えば俺の心まで整理しなきゃならないのか?

ヘユン:そうね 私が何だって...
私はあなたにとって友達でも恋人でもないのに
そう私は何でもない...
あなたの気持ちはわかったわ
でもふたりは幸せにはなれないわ
ソウンが誰のせいで死んだのか知ったら
セナはあなたを絶対愛す事はできないから

ソンジンが入って来る

ソンジン:どうした?ここで何してる?
ヘユン お前泣いてるのか?
どうした
おいヘユン!
何だ?
あいつどうした?
何があったんだ?
おいじっと立ってないでヘユンを追いかけろ
あのまんま放っておいちゃダメだろ?

ヒョンウク:なんで?

ソンジン:お前ヘユンの気持ちを知らないのか?
12年間もお前だけ見て来た子だぞ
放っといちゃダメだろ?

ヒョンウク:頼むからいい加減にしてくれ!!
お前だけは
俺を少しわかってくれないか?

ソンジン:ヒョンウク 
どうしたんだ?

ヒョンウク:頭がおかしくなりそうだ
どうにかなりそうだよ

ソンジン:セナのせいか?
お前耐えられるのか?


ヒョンウクはセナを追いかける


ヘユンはひとり酒を飲む

ジェヨン:どうしたんだ?
今日はヒョンウクの誕生日じゃないのか?
今頃は一緒に楽しい誕生パーティでもしてると思ったのに

ヘユン:先輩と私は似た者同士と言ってたでしょ?
その予感当たったわ
ヒョンウクさんはセナを愛し始めたみたい

ジェヨン:おやおや

ヘユン:でもセナはソウンの妹なのよ
好きになっちゃダメじゃない
ソウンの妹なのに どうしたらいいの?


セナの元に来たヒョンウク
行こうとするセナの腕をつかむ

ヒョンウク:セナ

セナ:離して
私これ以上話はないの
おじさんを好きなのはもう終わりにするわ

ヒョンウク:じゃあこれからは片思いになるんだな
もう構わないよ
お前がユン・セナでも




第10話 終




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