この記事はわかり易いです
(朝鮮日報日本語版) RAIN騒動、「芸能兵士」めぐり批判論と擁護論
人気歌手RAIN(ピ)こと鄭智薫(チョン・ジフン)上等兵(31)が一般兵士に比べ多い休暇や外出を認められ、公務上の外出時に交際相手の女優キム・テヒさんとデートを重ねていたなどとして規律違反に問われた騒動で、鄭上等兵が務めていた「国防広報支援隊員」(通称・芸能兵士)の在り方をめぐる論争が続いている。
芸能兵士は通常の兵士に比べ2-3倍の休暇、外泊、外出を認められており、公平性をめぐって議論の余地がある。しかし、芸能界からは「軍で酷使されているのに休暇でごまかされている」との不満も根強い。
■「明らかに特別扱い」VS「酷使だ」
今回の一件はトップスター同士の単なる熱愛騒動にとどまるはずだった。しかし、鄭上等兵が公務上の外出時にキム・テヒさんと会っていた事実が明らかになった後「軍の服務規定に従い、外出・外泊を認められた」と語ったことが騒ぎを拡大させた。
芸能兵士が通常の兵役中の平均休暇(21カ月で43日)に比べ2倍以上の休暇や外出を認められている実態がインターネット上で広まり「特別扱いではないか」という批判が集まった。しかし、芸能事務所や芸能人本人の反応は全く異なる。むしろ「酷使されているのに、一方的に世論から一斉に批判されている」と不満を口にしている。ある芸能事務所の経営者は「十分な準備環境を与えずに歌わせるなど演技者を無理にステージに立たせている」と批判した。
芸能事務所関係者の中には「トップスターが2年兵役に就けば、(仮にギャラに換算すると)100億ウォン(約8億3000万円)を超える。軍はただで使っているではないか」と話す人もいた。
芸能兵士も苦境について語る。歌手Bさんは「2年間の兵役で公演回数が300回を超えた」と話した。メークなど公演準備も一人で行わなければならなかったという。昨年除隊した俳優イ・ジュンギさんは、入隊から50日後の2010年8月にミュージカル『命の航海』に出演したが、リハーサルで額を50針縫うけがをした。当時ファンは「ミュージカルに臨んだことがない俳優を無理にステージに立たせた結果、事件が起きた」と集団で国防部(省に相当)に抗議した。
芸能兵士を志願せず、前線部隊で捜索隊員として兵役を終えた歌手キム・テウさんは「軍での生活までスケジュールに縛られて暮らしたくはなかった。芸能人だという理由で、望まないステージに出演することに自信がなかった」と述べた。
■国防部の管理に問題
芸能兵士は国防部直属の広報支援隊に所属している。俳優やタレント、コメディアン、歌手、司会者、作曲・編曲家など芸能活動の経歴があり、兵役期間が半年以上残っている兵士から選抜される。定員は20人(現在16人所属)で、必要に応じて随時選抜されている。競争率は3倍ほどだ。
鄭上等兵のようなトップスターが広報支援隊に入ると、各部隊から慰問公演の要請が殺到するという。軍の広報映像やポスターの撮影もひっきりなしだ。地方自治体がトップスター級の芸能兵士の出演を条件に、軍に共同公演を提案することもある。
軍関係者は「各部隊がトップスターを招こうとするので、芸能兵士には休暇や外出・外泊などで補償せざるを得ない面がある」と述べた。別の軍関係者は「軍内に練習施設が不足しているため、頻繁な休暇、外出、外泊は避けられない」と話した。
昨年国会で芸能兵士の問題を指摘した陳声準(チン・ソンジュン)国会議員(民主統合党)は「外出、外泊、休暇を嫌がる兵士はいない。しっかり管理しなかった国防部が問題だ」と指摘した。
ソウル芸術大放送演芸科のキム・スンス教授は「芸能人と言うと以前は兵役不正がまず思い浮かんだ。彼らが堂々と入隊し、才能を発揮する一方で、軍は徹底した管理を行うシステムをつくる必要がある」と訴えた。
この一連とは関係ないおまけの記事です ちょっと長い文章ですが興味深い内容だと思います
ヤン·ヒョンソク笑って、パク·チニョン泣いて... "江南スタイル"の秘密
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人気歌手RAIN(ピ)こと鄭智薫(チョン・ジフン)上等兵(31)が一般兵士に比べ多い休暇や外出を認められ、公務上の外出時に交際相手の女優キム・テヒさんとデートを重ねていたなどとして規律違反に問われた騒動で、鄭上等兵が務めていた「国防広報支援隊員」(通称・芸能兵士)の在り方をめぐる論争が続いている。
芸能兵士は通常の兵士に比べ2-3倍の休暇、外泊、外出を認められており、公平性をめぐって議論の余地がある。しかし、芸能界からは「軍で酷使されているのに休暇でごまかされている」との不満も根強い。
■「明らかに特別扱い」VS「酷使だ」
今回の一件はトップスター同士の単なる熱愛騒動にとどまるはずだった。しかし、鄭上等兵が公務上の外出時にキム・テヒさんと会っていた事実が明らかになった後「軍の服務規定に従い、外出・外泊を認められた」と語ったことが騒ぎを拡大させた。
芸能兵士が通常の兵役中の平均休暇(21カ月で43日)に比べ2倍以上の休暇や外出を認められている実態がインターネット上で広まり「特別扱いではないか」という批判が集まった。しかし、芸能事務所や芸能人本人の反応は全く異なる。むしろ「酷使されているのに、一方的に世論から一斉に批判されている」と不満を口にしている。ある芸能事務所の経営者は「十分な準備環境を与えずに歌わせるなど演技者を無理にステージに立たせている」と批判した。
芸能事務所関係者の中には「トップスターが2年兵役に就けば、(仮にギャラに換算すると)100億ウォン(約8億3000万円)を超える。軍はただで使っているではないか」と話す人もいた。
芸能兵士も苦境について語る。歌手Bさんは「2年間の兵役で公演回数が300回を超えた」と話した。メークなど公演準備も一人で行わなければならなかったという。昨年除隊した俳優イ・ジュンギさんは、入隊から50日後の2010年8月にミュージカル『命の航海』に出演したが、リハーサルで額を50針縫うけがをした。当時ファンは「ミュージカルに臨んだことがない俳優を無理にステージに立たせた結果、事件が起きた」と集団で国防部(省に相当)に抗議した。
芸能兵士を志願せず、前線部隊で捜索隊員として兵役を終えた歌手キム・テウさんは「軍での生活までスケジュールに縛られて暮らしたくはなかった。芸能人だという理由で、望まないステージに出演することに自信がなかった」と述べた。
■国防部の管理に問題
芸能兵士は国防部直属の広報支援隊に所属している。俳優やタレント、コメディアン、歌手、司会者、作曲・編曲家など芸能活動の経歴があり、兵役期間が半年以上残っている兵士から選抜される。定員は20人(現在16人所属)で、必要に応じて随時選抜されている。競争率は3倍ほどだ。
鄭上等兵のようなトップスターが広報支援隊に入ると、各部隊から慰問公演の要請が殺到するという。軍の広報映像やポスターの撮影もひっきりなしだ。地方自治体がトップスター級の芸能兵士の出演を条件に、軍に共同公演を提案することもある。
軍関係者は「各部隊がトップスターを招こうとするので、芸能兵士には休暇や外出・外泊などで補償せざるを得ない面がある」と述べた。別の軍関係者は「軍内に練習施設が不足しているため、頻繁な休暇、外出、外泊は避けられない」と話した。
昨年国会で芸能兵士の問題を指摘した陳声準(チン・ソンジュン)国会議員(民主統合党)は「外出、外泊、休暇を嫌がる兵士はいない。しっかり管理しなかった国防部が問題だ」と指摘した。
ソウル芸術大放送演芸科のキム・スンス教授は「芸能人と言うと以前は兵役不正がまず思い浮かんだ。彼らが堂々と入隊し、才能を発揮する一方で、軍は徹底した管理を行うシステムをつくる必要がある」と訴えた。
この一連とは関係ないおまけの記事です ちょっと長い文章ですが興味深い内容だと思います
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