去る6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンは7月に英ロンドンでファイナルコンサートを開催予定でした。もし彼が生きていてコンサートが予定通り行われていれば…とっても話題になっていたと思う証明のような貴重な映像が映画になりました。
それは、コンサートの為に100時間以上にも及ぶリハーサルとビハインドシーンの貴重な映像を収録した劇場用映画「THIS IS IT」です。
やはりマイケルと同世代を生きてきたので、この映画は観ておきたいと思っていました。
その内容は、配給会社の説明では『いまだに謎の残るMJが死の直前までロサンゼルス・ステープルセンターで行っていたリハーサルの猛特訓風景とその素顔を収めた貴重な映像の数々で構成されています。』そうなんです、この映画は悲しみを誘う追悼映画ではないです。
『プロダクションの初期から振付や歌を詰めていき、ステープルセンター（リハ会場）のステージで照明や美術、インサートされるショートフィルム（一説に3D映画だと言われている）といった細部にいたるまで仕上げられていくさまが描かれる。』
演出家、ダンサー、バンド…このコンサートに携わる全ての人がマイケルを羨望し、親しみを持ち、そして愛し…自分が持っている最高の能力をマイケルに捧げているような魂の力の結集を感じます。
まだ映画は上映中ですので、簡単に感想などを書きますね。
ステージングに対する深いこだわりと完璧を目指すために…それを回りの人に伝えるときの謙虚で優しい口調…。痩せてしまったけれど、キレのあるダンスと澄んだ歌声…。
マイケルはこのコンサートに全ての力を注ぎ、彼が今できる世界に発信できるメッセージを伝えたかったのではないかと…「慈愛」
。悲しみとは違う、感動で涙が…。
等々…
やはりこのコンサートをマイケルが用意された華やかな衣装を着て、素晴らしい演出のもと…完成されたものを観てみたかったです。それがあと数日だったのに…こんなに完成されつつあったのに…実現できなかったのは残念でたまりませんね
。私もチャンスはあったのに、彼のステージを観る事ができなかったので…そう、それが改めて一番後悔されました
。もう映像の中でしか観る事ができない奇跡のアーティスト…マイケル・ジャクソン…
