京都が大好きな私ですが、個人で最初に旅行したのは奈良でした。
そして、その時、借景庭園の素晴らしさを教えてくれたのが慈光院。

慈光院は大和小泉にある臨済宗のお寺で、茶道石州流の祖・片桐石州が創建した。
お寺というよりは、境内全体が茶室という趣をもっているのはその為かもしれない。
石州が造営したお寺の庭園は當麻寺の中之坊、吉野山の竹林院とあわせて大和三名園に数えられる美しいお庭だ。
この庭園は奈良盆地の山々と借景としており、私が初めてこちらのお寺を訪ねた時には大和は国のまほろば たたなづく青垣 山籠れる 大和しうるわしという有名なフレーズそのもので、その美しい風景は、書院で頂いたお抹茶の味と、お寺について説明をしてくださったお寺の方の清清しさと共にずっと心に残るものでした。
ところが、その数年後に訪れた時には、周りの開発のために、かなり景観が損なわれており、あの美しい風景を見る事はできなくなっていた。
少し残念でしたが、誰もいない書院に座り、目を閉じていると、時が遡ってあの時の風景が見えたように思えた・・・。
それ程にあの時の感動は私の中に息づいているようだ。
今、お寺では、景観を守るために、植樹などの活動をされているのですが、あの時、私の心に住み着いた美しい風景が少しでも蘇ることを願っています。
余談ですが、お寺で、お抹茶と一緒に出されるお菓子は片桐家の家紋を模った落雁で、写真の左下のパンフに描かれているものと同じです。

そして、その時、借景庭園の素晴らしさを教えてくれたのが慈光院。


慈光院は大和小泉にある臨済宗のお寺で、茶道石州流の祖・片桐石州が創建した。
お寺というよりは、境内全体が茶室という趣をもっているのはその為かもしれない。
石州が造営したお寺の庭園は當麻寺の中之坊、吉野山の竹林院とあわせて大和三名園に数えられる美しいお庭だ。
この庭園は奈良盆地の山々と借景としており、私が初めてこちらのお寺を訪ねた時には大和は国のまほろば たたなづく青垣 山籠れる 大和しうるわしという有名なフレーズそのもので、その美しい風景は、書院で頂いたお抹茶の味と、お寺について説明をしてくださったお寺の方の清清しさと共にずっと心に残るものでした。

ところが、その数年後に訪れた時には、周りの開発のために、かなり景観が損なわれており、あの美しい風景を見る事はできなくなっていた。
少し残念でしたが、誰もいない書院に座り、目を閉じていると、時が遡ってあの時の風景が見えたように思えた・・・。
それ程にあの時の感動は私の中に息づいているようだ。
今、お寺では、景観を守るために、植樹などの活動をされているのですが、あの時、私の心に住み着いた美しい風景が少しでも蘇ることを願っています。

余談ですが、お寺で、お抹茶と一緒に出されるお菓子は片桐家の家紋を模った落雁で、写真の左下のパンフに描かれているものと同じです。