京の冬の旅で初公開される理性院。
こちらは醍醐寺の別格本山でありますが、
恥ずかしながら全く知りませんでした。
私のアンテナに全然ヒットしないとは、
一体どんなお寺なんだろうか。
【駐車場】
醍醐寺に車で行くと毎回醍醐寺の有料駐車場に停めるのですが、
今回は理性院に近い民間の有料駐車場に停めることにした。
醍醐寺の有料駐車場は一回千円ですが、
こちらは短時間であれば安く済むので。
所在地:京都府京都市伏見区醍醐東大路町21
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:太元帥明王
創建:永久3年(1115)
寺格:醍醐寺別格本山
開山:理性房賢覚
【縁起】
理性院は醍醐寺の僧・賢覚が平安時代の1115年に父・賢円の住房に、
大元帥像を安置したことに始まります。
以来、当院では大元帥法を伝えています。
大元帥法は真言密教の大法の一つであり、国家安穏、敵軍降伏のため修法として、
平安時代以来、重んじられてきました。
真言宗醍醐派の別格本山で三宝院・金剛王院・無量寿院・報恩院とともに、
醍醐五門跡の一つに数えられていました。
醍醐五門跡とは室町時代初めまで、
醍醐座主を住僧の中より交代で出していた五つの子院を言います。
小野六流のうち醍醐三流(三宝院流・金剛王院流・理性院流)の
理正院流の本寺でもあります。
【門】
この閉められた門は勅使門か何かでしょうか。
【山門】
【千体地蔵】
ここまでは無料ゾーンです。
【中門】
【境内】
【本堂】
【客殿】
拝観入口。
【上段の間】
こちらは嬉しいことに撮影OKでした。
やっぱりこうでなくっちゃ。
【水墨山水図】
あの狩野探幽作でしかも18歳の頃のものとされています。
やはり探幽といえどまだまだ荒削りな作風で、
まだまだこれからだなと思いました。(←上から目線)
【庭園】
客殿の次は本堂へ向かう。
【廊下】
【庭園】
【不動明王】
重要文化財。
このような立派なお不動さんがいらっしゃるとは。
しかも御本尊でないとか。
【厨子】
秘仏の御本尊太元帥明王が安置されていますが、
80年に一度の御開帳とのこと。
次回は2065年に御開帳ですが、
何とか生きているかな。(笑)
それにしても太元帥明王が御本尊とは珍しい。
係員の説明がありましたが奈良の秋篠寺しか知りません。
秋篠寺は秘仏ですが毎年6月6日に御開帳されます。
撮影禁止でしたので画像はネットで拾ったものです。
【毘沙門天】
鎌倉時代作。
こちらも素晴らしい毘沙門天でした。
これにて初めての理性院の参拝終了。
御朱印は書き置きがあったらしいが、
狩野探幽と仏様達のお姿に興奮しすっかり忘れていたよ。
さて、三宝院も冬の旅で公開されているので行ってみましょう。
【石柱】
【仁王門】
修験道の方々が参拝に来られていました。
ちなみに仁王門から先は有料ゾーンとなります。
理性院は向かって左に少し行くとあります。
うーむ、こんなに近くに理性院があったとは。
左方面は駐車場以外用事は無いからなぁ。
【唐門】
国宝。
【三宝院】
三宝院は伽藍との共通拝観料千円に加え特別拝観料800円別途必要。
二重で取られるような気がしてぼったくられ感半端ないので、
拝観は止めました。
お寺の維持はお金がかかる。
醍醐寺ほどのお寺ならなおさら。
しかしながら、我々庶民にとったらやっぱり高い拝観料です。
せめて1500円までにしておかないと逆に拝観しなくなって、
逆に拝観収益が減ると思うけど。
【桜馬場】