Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

醍醐寺子院 理性院(2023年2月16日参拝)

2023年05月12日 | 仏閣


京の冬の旅で初公開される理性院。
こちらは醍醐寺の別格本山でありますが、
恥ずかしながら全く知りませんでした。

私のアンテナに全然ヒットしないとは、
一体どんなお寺なんだろうか。


【駐車場】


醍醐寺に車で行くと毎回醍醐寺の有料駐車場に停めるのですが、
今回は理性院に近い民間の有料駐車場に停めることにした。

醍醐寺の有料駐車場は一回千円ですが、
こちらは短時間であれば安く済むので。


所在地:京都府京都市伏見区醍醐東大路町21
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:太元帥明王
創建:永久3年(1115)
寺格:醍醐寺別格本山
開山:理性房賢覚


【縁起】
理性院は醍醐寺の僧・賢覚が平安時代の1115年に父・賢円の住房に、
大元帥像を安置したことに始まります。
以来、当院では大元帥法を伝えています。

大元帥法は真言密教の大法の一つであり、国家安穏、敵軍降伏のため修法として、
平安時代以来、重んじられてきました。

真言宗醍醐派の別格本山で三宝院・金剛王院・無量寿院・報恩院とともに、
醍醐五門跡の一つに数えられていました。

醍醐五門跡とは室町時代初めまで、
醍醐座主を住僧の中より交代で出していた五つの子院を言います。

小野六流のうち醍醐三流(三宝院流・金剛王院流・理性院流)の
理正院流の本寺でもあります。


【門】


この閉められた門は勅使門か何かでしょうか。


【山門】



【千体地蔵】




ここまでは無料ゾーンです。


【中門】



【境内】





【本堂】





【客殿】


拝観入口。


【上段の間】






こちらは嬉しいことに撮影OKでした。
やっぱりこうでなくっちゃ。


【水墨山水図】
















あの狩野探幽作でしかも18歳の頃のものとされています。

やはり探幽といえどまだまだ荒削りな作風で、
まだまだこれからだなと思いました。(←上から目線)


【庭園】


客殿の次は本堂へ向かう。


【廊下】







【庭園】









【不動明王】






重要文化財。

このような立派なお不動さんがいらっしゃるとは。
しかも御本尊でないとか。


【厨子】


秘仏の御本尊太元帥明王が安置されていますが、
80年に一度の御開帳とのこと。

次回は2065年に御開帳ですが、
何とか生きているかな。(笑)

それにしても太元帥明王が御本尊とは珍しい。
係員の説明がありましたが奈良の秋篠寺しか知りません。

秋篠寺は秘仏ですが毎年6月6日に御開帳されます。

撮影禁止でしたので画像はネットで拾ったものです。


【毘沙門天】






鎌倉時代作。

こちらも素晴らしい毘沙門天でした。

これにて初めての理性院の参拝終了。

御朱印は書き置きがあったらしいが、
狩野探幽と仏様達のお姿に興奮しすっかり忘れていたよ。

さて、三宝院も冬の旅で公開されているので行ってみましょう。


【石柱】



【仁王門】






修験道の方々が参拝に来られていました。

ちなみに仁王門から先は有料ゾーンとなります。
理性院は向かって左に少し行くとあります。

うーむ、こんなに近くに理性院があったとは。
左方面は駐車場以外用事は無いからなぁ。


【唐門】






国宝。


【三宝院】




三宝院は伽藍との共通拝観料千円に加え特別拝観料800円別途必要。
二重で取られるような気がしてぼったくられ感半端ないので、
拝観は止めました。

お寺の維持はお金がかかる。
醍醐寺ほどのお寺ならなおさら。

しかしながら、我々庶民にとったらやっぱり高い拝観料です。
せめて1500円までにしておかないと逆に拝観しなくなって、
逆に拝観収益が減ると思うけど。


【桜馬場】


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