東日本大震災復興チャリティーバザーを私の所属する広島ロイヤルライオンズクラブが、来る9月23日(祝)に東区山根町にある國前寺(住職が我がクラブメンバー)で、午前10時から午後4時まで行う。
そのバザーに出展する商品を・・・メンバーはもとより関係各位にお願いをしているのだが、昨日・・・広島で最大で歴史のある広島ライオンズクラブの尊敬する大ボス様から電話があり、「大して役には立たないかも知れないが、うちにある物品を出展してもらえないだろうか?家内がまとめてくれたんだ・・・」とのことで、気楽な気持ちで伺った。
この大ボス様とは、いつも気楽な会話を遠慮なくさせてもらっており、今日も商品提供を受け取るまで、いつもと変わらぬ会話に終始したものである・・・(笑)
そして会話も終え・・・商品は???となったとき、大ボス様が会社の大接間から外に出て行くので、一瞬・・・(ありゃ・・・商品のこと忘れたんかいの~)と、思った・・・
すると・・・」
「あんた・・・車はどこに置いたんかいの~」と聞かれた。
「いや・・・ワシはですね、歩いて来たんですよ・・・」と答えた。
(この大ボスさんの事だから、下手な物ではないとは思っていた。高価なものを数点で両手があれば持ち帰れると・・・安易な気持ちでいたのだ)
しかし…案内された大ボス様の駐車場に行くと・・・まるで大ボス様・・・夜逃げでもするのかというくらいに愛車に物が詰め込んである。そしてトランクの中まで・・・
これには正直・・・驚いた
思わず・・・「これ・・・全部なん???」と、タメ語になってしまい
「そうよ・・・すまんの~こがいに家の荷物整理にしてもらってから・・・」と、謙遜されて言われた。
私は少しばかり興奮し、またしてもタメ語で・・・
「いや・・・恐縮じゃ~・・・いや・・・ほんまに・・・
ホンマに・・・ありがとうございます。
わしゃ~・・・
嬉しいわ・・・
ここまでしてもろうてェ・・・」と、独り言のようにつぶやいていた。
すると大ボス様・・・
「そりゃえんじやが・・・あんた歩いて来たゆうたよの~
ひょっとして持って帰れんよの~
と・・・言うことは・・・」
「そりゃ・・・簡単なことよね。
ワシをついでに送って行ってくれやぁ・・・
人助けになり、奉仕活動にもなるじゃない。
行きしはワシが運転してあげるけん、
帰りは自分で運転しんさい・・・そうしんさい・・・」と恐れ多くも言ってしまった。
すると大ボス様は、懐大きく
「ほんまにアンタだけは・・・ワシを何じゃ思うとるんやぁ・・・」と、語り
「まあ・・・そう言わずに乗りんさい・・・」と、常識のない私は
大ボス様の車を拝借したのである。
しかし・・・嬉しかったな・・・
男気のある人だとは知ってはいたが
我がクラブのために ここまでしてもらえるとは・・・
車中で・・・「あんた会長が終わった言うて、呆けたらダメでェ~今回のバザーもしっかり頼むでぇ。ワシは来期が忙しいなるけども、この歳になってもう一回気力を出そうと今がんばっているんじゃから。あんたに何か頼むことがあるかもしれんからの・・・」と言われた。
「心配せんといてください。受けた恩は岩に刻み、掛けた情は水に流す・・・その様に教えてもらったじゃないですか・・・」と返した。
すると大ボス様・・・水戸のご老公様のように高笑いされていた。
私は・・・この大ボス様とは
これからも、今の良好な関係で生きたいものだと、改めて思った。
冗談ぽく記してきたが、本当に感謝で一杯である。
ありがとうございました・・・大ボス様・・・(笑)