いよいよキャンプも近づき、球春間近…
今年のカープ…昨年後半のような戦いが出来るのか…
新球場でどのような野球が展開されるのか、期待は大きい。
しかし、ひとつ間違えば…どうなるのか波乱の展開も予想される。
まずは、ブラウンの来日の遅さである。
就任間もなくは、早くから来日していたブラウン監督。
それが、今年は昨日 参謀のリブジーと来日。
そしてこう語った…「Aクラスに入る様に頑張る…」
これは、明らかなモチベーションの低下である。
ナゼなら2年前に行われた、市内の会合で
ブラウン発言を生で聞いた私としては
Aクラスでいい…という考えは彼にはあり得ない発言であるからだ。
その時…ブラウン就任2年目の1月であった。
当時のブラウンは、帰国もそこそこに日本への滞在期間が凄く長かった。
正月も開けたと同時に来日し、広島のファンとの交流を積極的に行っていた。
プロ野球に外人監督多しと言えど、ここまで日本びいきな監督を見たことはない。
その時期に、当時の全日空ホテルで行われた、ブラウン監督の講演であった。
彼には、凄いオーラがあった。
それは まさしく一年間闘って得た自信と、二年目が勝負と自信に満ちた表情であった。
ブラウンは「今年は優勝を狙う。その自信はある。選手も一年目は私の采配に疑問をもったであろうが、秋のキャンプで私の方針は選手に伝えて コミュニケーションもとり、今シーズンの方針も明確にした。チームバッティングに面食らった選手が多かったが、その意図も理解してくれた。クライマックス進出のAクラスと入りという目標では、優勝は出来ない。とにかく最初から優勝あるのみで戦うし、優勝できる力を選手は持っている。私は選手を信じている。皆さん期待して下さい…」
この様にブラウンは語った。
それが今年の発言は…Aクラスでいい…である。
おまけに来日もゆっくりしたものである。
向こうで準備をしていたのでれば、それも良しであろう…
しかし、毎年行動が早かったのに…
どうも昨年の契約問題が根底にあるのか…
今年はシーズン途中に
がなければいいのだが…
カギは
が握っているのだと思うが・・・
戦力面であるが、投手陣は整備されてきた。
しかし、今年もエースは大竹の方針であれば、優勝は難しい。
確かに昨年の大竹は 期待ほどの成績を残せなかった。
序盤は、打線の援護にも恵まれず、マウンドでも表情に表したり、
コントロールの悪さで死四球も多かった。
唯一の救いは、一年間ローテを守ったこと…
彼が柱になる絶対条件は、制球力の向上と 周りを見渡せる余裕を持つことである。
その精神力は簡単に身につくものでない。
大竹は素質だけで野球をしている。
そこが完全脱皮しないと、今年も昨年の二の舞になる。
野手が…先発大竹とわかったら…「よし頑張ろう」と、思わす信用をつけなければならない。
さて、今年のローテの柱であるが、ルイスでなく前田健太に期待する。
彼は、頭の回転の良さ・度胸・コントロールと申し分ない。
相手も研究しているが、その上をいける逸材である。
大きな問題はないと見る。
左の篠田は今年が勝負。
高橋が抜け、篠田にかかる期待は必ず増すはず。
斎藤、青木と左の候補はいるのだが、篠田の力強さは一日の長があり。
今年は前田、篠田の二人が投手陣のキーマンである。
野手は石井の加入が大きい。
彼も間違いなく戦力であり、使ってほしい。
楚の完全復活も重要なカギである。
二遊間が固定されたらチーム力は上がる。
外野も楽しみ。
赤松、天谷の二人はブラウンが登用した人材。
不安は、赤松の肩と打撃のみ。
さあ、この陣容をどう束ねるか…
フロントが現場介入しないのか…
ドラ1の岩本をブラウンはどうするのか…
ローテの方針は…
石井を選手として期待しているのか…
近日 答えが出るであろう…