ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

新  作

2003年06月28日 | ゆきちゃんの日記
由紀子が学校ですてきな絵を描いたので急いで紹介をします。

海の絵ですが、K村先生が海パン姿で登場しています。
(*^-^*)

由紀子自身も水着を着て一緒に泳いでいます。

海草を書くときに

「ワカメ!おみそ汁」

と言って描いていたとか・・・。

新鮮なワカメのみそ汁です。(笑)



=END=
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

性教育2回目

2003年06月17日 | ゆきちゃんの日記
今日は午前中に由紀子のお勉強を見に学校へ行って、
一緒にパソコンで絵を描いて来ました。

この時期アジサイの花がきれいに咲いているので、
今日のお題は「アジサイ」です。

学校のパソコンに入っているお絵かきソフトで
いろいろ試しながら書いているうちに、

スプレーで色を重ねてきれいなアジサイが出来上がりました。


そして午後は放課後に性教育の2回目を受けてきました。

大学病院へ行く途中で
由紀子に指導をしてくださるM原先生の名前を言うと、

即座に「見ないで~~!」と言って胸を隠しました。(笑)

よしよし、前回お勉強した事はまだ頭に残っているみたいね。

今日も絵本を使って身体についてのお勉強です。

最初の打ち合わせで、
プールの授業の時にプライベートゾーンを
隠して着替えが出来るように
働きかけをしてもらえるようにお願いをしました。


羞恥心のない由紀子は
黙っているとみんなの前で
平気で全裸になってしまう可能性があります。

これをやってしまうとクラスの女の子から一斉に

「ゆきちゃんは恥ずかしい~!」

コールが起こってしまいます。

身体の認知がうまく発達していない由紀子は
巻きタオルの中で着替える事はとても難しいのですが、

せめてみんなに背中を向けて
着替えるように仕向けたいと思っています。


さて、お勉強の後の先生との会話です。

「お父さんの胸は見えてもいいのかな?」・・・・「いいの!」

「お母さんの胸は?」・・・・「だめなの!」

「ゆきちゃんの胸は?」・・・・「だめなの!」

「先生がゆきちゃんの胸に触ってもいい?」・・・・「だめ!やめて!」

どこまで理解が出来ているかは解りませんが
スモールステップでお勉強は進んでいます。


私は由紀子のお勉強の間に
A川先生に由紀子の生活スケジュール表を見ていただいて、

自傷の封じ込め作戦を進めてきました。


=END=
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パズル

2003年06月16日 | ゆきちゃんの日記
学校に由紀子の忘れ物を届に行って
担任の先生と少し話をする事が出来ました。

先生は、由紀子が学校に
ある木製のジグソーパズルをするスピードが速いという話から、

この能力を将来の仕事につなげられるかもしれないと言われます。


確かに由紀子のジグソーパズルをする時の早さには
私たち家族もビックリさせられる事があります。

時には置きっぱなしにした
やりかけのパズルの横を通る時に
何気に1枚のピースを手にとって
迷いなくパチンとはめたりする事もあって
私もちょっと期待した時期もあったのです。


でも昔、ある先生からは

「ジグソーパズルで将来ご飯が食べられるわけではないから、
いつまでもパズルばかりやらせていてもダメ!」

と、言われた事があって、
これはあくまでも趣味でしかないと思っていました。

それが、将来の仕事につなげられるかもしれないと聞くと
思わず目がらんらんとしてしまう母です。(笑)


先生は商品の検品の仕事などは
向いているかもしれないと言われました。

完成品と違う場所などは
すぐに見つけられるはずと言うのです。   

なるほど・・。

確かに由紀子はパズルの完成図を最初に見たら、
その後ほとんど見ないで仕上げていく事が出来ます。

きっと、頭の中に何かしらの形で
完成図がインプットされてしまうのかもしれません。


親ばかと先生のひいき目の話かもしれませんが・・・(笑)

将来の由紀子の姿を模索している母は、
この話で将来に小さな光を見たような気がしてすごくうれしいのです。

少し控えていたジグソーパズルを
また由紀子に与えてみようかな~~

o(*^▽^*)o~♪


=END=
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

体  操

2003年06月15日 | ゆきちゃんの日記
由紀子を一人で留守番させて近所に買い物に行きました。

帰宅してみると居間のテレビの前で
由紀子が仰向けに寝てひざを立て、
お尻を浮かして何かがんばっています。


母:「何してるの?」

ゆ:「体操!」


私が出かける時に見ていたビデオが終わって、
テレビでは何かの体操があっているようです。

ダイエット中の由紀子が体操をしてくれるのは大歓迎です。

「すごいねぇ!」と誉めまくって体操を続けさせていました。

でも、なにか体操が変です。 

????????

しばらくして解説が始まりました。

「この体操を続ければ尿失禁は・・・・」


(o_ _)ノ彡☆バンバン ギャハハハ  


由紀子がやっていた体操は
尿失禁の改善の為の体操でした。

ちょっとこの体操でダイエットは期待できそうにありません。(笑)

でも、テレビの体操を見て真似ができるのならば
ちゃんとした体操を録画して・・

新たな作戦を練っている母です。


=END=
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水  着

2003年06月13日 | ゆきちゃんの日記
今日は由紀子の水着を探しに行ってきました。

長崎の中心地にある子供服売り場を片っ端から回って
やわらかい素材の水着をたずねて回ったのですが、

最近の流行はセパレーツで
ワンピースそのものがありません。

少々高くてもブランド品でも
由紀子が一人で着替えができる水着なら
買う覚悟をしていたのに全くありません。

何軒回っただろう・・・。


途中で子ども用の水着はあきらめて、
今度は大人の水着売り場へ・・・。

3時間ほど歩きまわって探したのに
ここにも全然ありません。


最後にあきらめ気分で一軒の水着の専門店に入りました。

店員の女の人に由紀子の障害の事を話して
一人で着られるような水着が欲しいと説明したんですが

「子供用はありません!」

と一言で片付けられてしまいました。

「大人用でも小さめのものはありませんか?」

わたしがしつこく話していると
奥から店主らしき女の人が出てきて

「わかりました!身長はどれくらいですか?体重は?」

と笑顔で言ってくれたのです。

そして、一緒に何枚も手にとって
やわらかさや形を見てくれました。

なるべくかわいいものを…

条件が厳しいのでなかなか見つからなかったのですが、

やっと1枚理想に近いものが見つかりました。

裏のパットとサポート生地を切り取ってしまえば使えるかも…。

何時間も探し回って疲れていた私は
この女の人に心からありがとうを言いました。


家に帰ってはさみで慎重に裏を切り取って
由紀子に着せてみたらぴったりです。

形もシンプルで由紀子一人でも着替えができそうです。

よかった!

3年間も着た水着もやっとお役ご免になりそうです。


障害を持った子どもを育てていると、
普通の人には解ってもらえないような
小さな事で真剣に悩まなければならない事があります。

そんな時に今日の女の人のように
悩みに耳を傾けてくれる人に出会えたとき
本当に救われた気持になるんです。

今日だって水着がもしも無かったとしても
一緒に真剣に探してくれた人がいただけで
気持は救われたと思います。

よかった!
今日はまた一人良い人に出会えました。


=END=
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする