2016年の3月に
強度行動障害について
私が勉強をしたことを
カテゴリーにまとめてアップしました。
カテゴリー「強度行動障害」
今回はその補足を兼ねて
新しい教材で
勉強をしようと思います。
注)これは私が由紀子の事を理解するための勉強の記録です。
私は専門家ではありませんので、間違った解釈をしている場合があります。
ご理解の上お読みください!
今回参考にする資料は
この本です。
行動障害のある人の「暮らし」を支える 第2版:
強度行動障害支援者養成研修[基礎研修・実践研修]テキスト
この本は前々から読んでみたいと
思っていたのですが
なかなか手にするチャンスがなくて・・・
ところが・・・
先日、まーまーが
「強度行動障害支援者養成研修」を受講して
この本を教材としてもらってきたのです。
それを見て、大喜びをした母です。(笑)
("▽"*)アヒョ
無理やりお願いをして
一カ月限定で借りました。
期限内に頑張って読破します。(笑)
さて、さっそくお勉強を開始です!
(p`・ω・´q)
第一章プロローグ
強度行動障害のある人についての基本的な理解
第一節 行動障害のある人の豊かな世界
以前、勉強した時に
強度行動障害は
周囲を「困らせる」行動ではなく
本人が「困っている」ことのサインであると捉えるべきものなのです。
という言葉を見つけてとても感激をしました。
なぜ強度行動障害になるのか?
のページに書きました。
今回、このテキストの最初に書いてあったのは
由紀子たちが何に困っているのかのヒントでした。
自閉症の人たちの世界での
物事への理解や認識の仕方は
独創的でとても豊かです。
本にはドナ・ウイリアムさんの
「自閉症だったわたしへ」の本が引用されていて
その独特の世界を紹介されていました。
自閉症だったわたしへ (新潮文庫)
私も何度かこの本を読みましたが
彼女は自分の世界を楽しみ
ずっとその世界に浸っていたいのに
周りの人たちがそれを邪魔をする
というようなことが
書かれていました。
彼女の世界では
言葉などいらないし
対人関係など全く必要としていません。
そして、テキストには
自閉症の人たちは
自分の世界については何も困っていない。
困っていることは
・他人への関心の低さ
・言語の習得の遅れ
・「同一性の保持への関心の強さ」(こだわり)といった特徴を
周囲から問題視されている事
彼らは、私たちと生活することで
初めて困難さを感じることになる。
と、書かれてありました。
確かに、そうかもしれませんねぇ~~!
(⌒-⌒; )
そういえば、東田直樹さんの
「自閉症の僕が跳びはねる理由」
の冒頭にもこんな事が書かれています。
「どうして、自分が障害者だと気付いたのでしょう。
それは、僕たちは普通と違うところがあってそれが困る、
とみんなが言ったからです。」
自閉症の僕が跳びはねる理由
会話のできない中学生がつづる内なる心
なぜ、周囲の人は自閉症の人たちの感覚や行動を
問題視するのかというと
本当は障害のない人たちも
それぞれ違う感じ方をしているのに
理解の共通している部分に強い関心を持って
「誰もが同じように感じたり、理解している!」
と、誤解をしやすいからなのだそうです。
これって・・・
私たちがよく使う言葉・・・「普通」ってやつですね?!
普通じゃない人は問題があると
思ってしまうってことですね?!
(―‘`―;) ウーン
テキストには
行動障害のある人を支援するときは
この共通部分ではなくて、
その人の独自の世界観や興味関心の方向性などに
目を向ける必要がある。
「行動障害のある人の支援に必要な事は
知識・情報・技術・考える力である」
と、書かれてありました。
私・・・
「考える力」とは「想像力」
なのかもしれないと思うのです。
私はよく由紀子の行動にアテレコをします。(笑)
「今は〇〇する時間でしょう?
もう~~~なんで勝手に予定をかえるのよぉ~~~!
イライラする~~~!」
{{{(o♯--)o}}} プルプルイライラ
と言う感じで!!
(*^m^*) ムフッ
日記を書くときも
由紀子のセリフは
ほとんど私のアテレコです。(笑)
でも、長年由紀子の行動を見てきたので
たぶん当たっていると思うんですよね?!
こうして由紀子の気持ちを想像することで
由紀子の困難さを理解して
なるべく楽しく暮らせるように
いろいろ工夫をしているつもりです。
自閉症の人たちは
一人一人違う世界を持っているので
由紀子が見ている世界が
どんな風景で
どんな感覚がするのか
本当のところは私にも分かりません。
でも、由紀子が描く絵の色つかいや
音楽に対する感性の豊かさや
言葉遊びのチョイスの仕方を見ていると
きっと面白い世界なのだと思うのです。
暴力的だとか
他人に無関心でわがままだとか
マイナスの面だけを見ていると
その由紀子の世界は見えなくなってしまいます。
でも、マイナス面も本当だからね?!
(; ̄ー ̄A アセアセ…
慣れていない方には
そちらの方が大きく見えてしまうのも
仕方がない事だとも
思っています。
ただ・・・
今までの経験から
由紀子と良い関係を築いてきた支援者の方たちに
共通していることは
由紀子の独創的な世界を理解しようと
想像力を働かせながら
一緒に楽しんでくれる人たちだという事です。
由紀子が時々、垣間見せてくれる
きらめきの行動をすぐに察知して
誉めたり、喜んでくれる人
そんな支援者が側にいると
由紀子はすごく生き生きとして
楽しそうに活動をします。
由紀子が、
私や支援者に何を求めているのか・・・
なんとなく漠然と分かっていても
今までうまく言葉にすることができずにいましたが
このテキストをめくってすぐに
その答えがあったような気がしました。
求められているのは
想像力豊かな感性かもしれません。
勉強はまだまだ続きます。
よろしくお付き合いください。
m(_ _;)m
由紀子の日記も別に更新します。
=END=
強度行動障害について
私が勉強をしたことを
カテゴリーにまとめてアップしました。
カテゴリー「強度行動障害」
今回はその補足を兼ねて
新しい教材で
勉強をしようと思います。
注)これは私が由紀子の事を理解するための勉強の記録です。
私は専門家ではありませんので、間違った解釈をしている場合があります。
ご理解の上お読みください!
今回参考にする資料は
この本です。
行動障害のある人の「暮らし」を支える 第2版:
強度行動障害支援者養成研修[基礎研修・実践研修]テキスト
この本は前々から読んでみたいと
思っていたのですが
なかなか手にするチャンスがなくて・・・
ところが・・・
先日、まーまーが
「強度行動障害支援者養成研修」を受講して
この本を教材としてもらってきたのです。
それを見て、大喜びをした母です。(笑)
("▽"*)アヒョ
無理やりお願いをして
一カ月限定で借りました。
期限内に頑張って読破します。(笑)
さて、さっそくお勉強を開始です!
(p`・ω・´q)
第一章プロローグ
強度行動障害のある人についての基本的な理解
第一節 行動障害のある人の豊かな世界
以前、勉強した時に
強度行動障害は
周囲を「困らせる」行動ではなく
本人が「困っている」ことのサインであると捉えるべきものなのです。
という言葉を見つけてとても感激をしました。
なぜ強度行動障害になるのか?
のページに書きました。
今回、このテキストの最初に書いてあったのは
由紀子たちが何に困っているのかのヒントでした。
自閉症の人たちの世界での
物事への理解や認識の仕方は
独創的でとても豊かです。
本にはドナ・ウイリアムさんの
「自閉症だったわたしへ」の本が引用されていて
その独特の世界を紹介されていました。
自閉症だったわたしへ (新潮文庫)
私も何度かこの本を読みましたが
彼女は自分の世界を楽しみ
ずっとその世界に浸っていたいのに
周りの人たちがそれを邪魔をする
というようなことが
書かれていました。
彼女の世界では
言葉などいらないし
対人関係など全く必要としていません。
そして、テキストには
自閉症の人たちは
自分の世界については何も困っていない。
困っていることは
・他人への関心の低さ
・言語の習得の遅れ
・「同一性の保持への関心の強さ」(こだわり)といった特徴を
周囲から問題視されている事
彼らは、私たちと生活することで
初めて困難さを感じることになる。
と、書かれてありました。
確かに、そうかもしれませんねぇ~~!
(⌒-⌒; )
そういえば、東田直樹さんの
「自閉症の僕が跳びはねる理由」
の冒頭にもこんな事が書かれています。
「どうして、自分が障害者だと気付いたのでしょう。
それは、僕たちは普通と違うところがあってそれが困る、
とみんなが言ったからです。」
自閉症の僕が跳びはねる理由
会話のできない中学生がつづる内なる心
なぜ、周囲の人は自閉症の人たちの感覚や行動を
問題視するのかというと
本当は障害のない人たちも
それぞれ違う感じ方をしているのに
理解の共通している部分に強い関心を持って
「誰もが同じように感じたり、理解している!」
と、誤解をしやすいからなのだそうです。
これって・・・
私たちがよく使う言葉・・・「普通」ってやつですね?!
普通じゃない人は問題があると
思ってしまうってことですね?!
(―‘`―;) ウーン
テキストには
行動障害のある人を支援するときは
この共通部分ではなくて、
その人の独自の世界観や興味関心の方向性などに
目を向ける必要がある。
「行動障害のある人の支援に必要な事は
知識・情報・技術・考える力である」
と、書かれてありました。
私・・・
「考える力」とは「想像力」
なのかもしれないと思うのです。
私はよく由紀子の行動にアテレコをします。(笑)
「今は〇〇する時間でしょう?
もう~~~なんで勝手に予定をかえるのよぉ~~~!
イライラする~~~!」
{{{(o♯--)o}}} プルプルイライラ
と言う感じで!!
(*^m^*) ムフッ
日記を書くときも
由紀子のセリフは
ほとんど私のアテレコです。(笑)
でも、長年由紀子の行動を見てきたので
たぶん当たっていると思うんですよね?!
こうして由紀子の気持ちを想像することで
由紀子の困難さを理解して
なるべく楽しく暮らせるように
いろいろ工夫をしているつもりです。
自閉症の人たちは
一人一人違う世界を持っているので
由紀子が見ている世界が
どんな風景で
どんな感覚がするのか
本当のところは私にも分かりません。
でも、由紀子が描く絵の色つかいや
音楽に対する感性の豊かさや
言葉遊びのチョイスの仕方を見ていると
きっと面白い世界なのだと思うのです。
暴力的だとか
他人に無関心でわがままだとか
マイナスの面だけを見ていると
その由紀子の世界は見えなくなってしまいます。
でも、マイナス面も本当だからね?!
(; ̄ー ̄A アセアセ…
慣れていない方には
そちらの方が大きく見えてしまうのも
仕方がない事だとも
思っています。
ただ・・・
今までの経験から
由紀子と良い関係を築いてきた支援者の方たちに
共通していることは
由紀子の独創的な世界を理解しようと
想像力を働かせながら
一緒に楽しんでくれる人たちだという事です。
由紀子が時々、垣間見せてくれる
きらめきの行動をすぐに察知して
誉めたり、喜んでくれる人
そんな支援者が側にいると
由紀子はすごく生き生きとして
楽しそうに活動をします。
由紀子が、
私や支援者に何を求めているのか・・・
なんとなく漠然と分かっていても
今までうまく言葉にすることができずにいましたが
このテキストをめくってすぐに
その答えがあったような気がしました。
求められているのは
想像力豊かな感性かもしれません。
勉強はまだまだ続きます。
よろしくお付き合いください。
m(_ _;)m
由紀子の日記も別に更新します。
=END=
本棚にあります。
ずーっと以前に買って一度読んだきりでした。
なんかふわふわしていて
「これのどこが『自閉症』なんだろう」と思いました。
私の自閉症の知識が偏っていたせいですね。
これを機に読み直してみようと思います。
あと昨日貰って来た障害者施設の冊子の
座談会テーマが「普通」って何だろう?でした。
これもゆっくり読んで考えてみます。
tomiさんの考察愉しみに待ってますのでよろしくね。
面倒くさい内容なのに
いつも読んでくださってありがとうございます。
「自閉症だった私へ」は
確かに分かりにくい本ですよね。
私もずいぶん昔に読んだので
もう一回読んでみようかと思っています。
由紀子が大人になったので
その視点からならわかるかも・・・。
ウロさんがブログで紹介していた
4コマ漫画・・・笑っちゃいました。
我家もそんな感じですよ!(笑)
以前、何かの講演会に参加した時に、講師の精神科医の先生がおっしゃってましたが、「困った行動が起きた時はその子供の立場になってどんな気持ちになるか想像してみて下さい。たぶんそれであっているでしょう。」
困りごとが起きた時は自分もパニックになってしまい冷静にならないと頭が働かないです。普段から想像力を鍛えるよう心掛けようと思います。
いつも読んでくださってありがとうございます。
私も頭では分かっていても
あまりにひどいパニックの時には
ついつい触発されてしまいます。(汗)
殴られると・・・つい!(笑)
でも、少しでも由紀子が
落ち着いて暮らせるように
理解を深めたいと思っています。
良かったら私の勉強に付き合ってくださいね!