ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

焦らない!焦らない!

2009年05月30日 | ゆきちゃんの日記
昨日の面談の中で、由紀子の着替えのことを相談しました。

実は、由紀子の下着やズボンには前後ろがわかるように、
目印のお花が付いています。(笑)


これは小学校のころ、ズボンの前後を間違えてはいてしまった由紀子が
その事に給食当番の最中に気がついて
みんなの前でズボンを下ろしてしまうという事件がありました。

※この事件については過去の日記の2004.3.14の日記「羞恥心」に書いてあります。



先日も書きましたが、
由紀子にとって、羞恥心よりも問題解決の方が優先順位は上なのです。


その事件をきっかけに、もう間違えないように
由紀子のズボンと下着には目印をつけるようにしました。




あれから、ずいぶん時間が経ちましたが、いまだにその目印は続いています。

本当は目印なしで着替えができるようにしなければならなかったのに
ついついきっかけを失ってしまって・・・


それで、遅ればせながら3月ごろから練習を始めました。

さつき園に行くときは、目印が付いているものを選んで着せていますが
家の中ではなるべく目印なしのものを着せるようにして
その都度、前後ろの確認の仕方を教えました。


でも、なかなか由紀子は覚えてくれません。

毎回、私を呼びつけては

「反対?」(´∀`?)

と、聞くのです。


そんなことを繰り返しているうちに、

目印をつけていれば由紀子は安心するんだよなぁ・・・
だったら、このまま目印を付けてやった方がいいのかな?

そんな気持ちになっていました。



そのことを話したら、

ほかの利用者さんにも前後を誰かに確認してもらわなければ
落ち着かない人がいますよ。
でも、それで安心するのならば確認をさせてもいいと思うし、
そのうち、自信が付けば自然となくなるのでは?!

と言っていただきました。



家に帰って、そのことを考えているうちに
由紀子が幼かったころは、たった一つのことを教えるのに
何年もかけて、繰り返し繰り返し教えていた自分を思い出しました。


そうだった・・・・。


いつから、私はそんな気持ちを忘れてしまっていたんでしょうか?

いや!今でも口ではそんなことを語っていたし
日記にだって書いていました。

く(""0"")>なんてこった!!



由紀子が成長をして、いろんな事ができるようになって
簡単な指示でできることも増えました。

そんな生活の中で、すっかり初心を忘れていたんですね・・・・



そうです!
由紀子はひとつのことを身に着けるのに、何年もの時間をかけ
自信をつけて自立していくのでした。

まだまだ、身に着けさせるべき生活習慣がいっぱいあります。

学校生活になじませることに必死になっていた数年間で
おざなりになっていたことを、もう一度見直してみよう・・・。

そして、さつき園の支援員さんの力を借りながらがんばってみようと思います。



昔、自分に言い聞かせていた言葉を思い出しながら!!

焦らない!焦らない!b(*゜~゜*)
=END=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする