ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

触覚について(自閉症の特性7)

2009年05月13日 | 自閉症の特性
今回は触覚についてです。

自閉症の特性がまだあるのか?
と、言われそうですが・・・
書こうと思えば、ネタには困りません。(笑)

由紀子の触覚過敏さは小さい頃に比べたら、
ずいぶん緩和されたと思います。

小さい頃は、裸足で芝生の上を歩くことができませんでしたし、
泥遊びも苦手だったので、粘土遊びも嫌いでした。


でも、砂のようにサラサラしたものは大丈夫で、
よく手の中からこぼれ落ちる感覚を楽しんだりしていました。

サラサラした土は好きで、粘々した土は嫌い!
この感覚の問題に気がつくまでは、公園などで遊ばせるときに
突然泣き出したりするので戸惑ったものでした。



たぶん、裸足やねばねばした感覚は今でもあまり好きではないと思うのですが、
生活の中で支障を感じることはなくなりました。


まぁ、泥遊びをしたり裸足で芝生の上で遊ぶようなことは
16歳の世界ではあまりありませんからね!(笑)

現在、問題なのはソフトタッチへの感覚過敏だと思います。

ソフトタッチ・・・文字通り、そっと触られることが苦手なのです。

触るつもりもなく、ちょっと由紀子に触れてしまった時など
「痛い!」☆⌒(>。≪)イタイ
と、叫ばれることがよくあります。


どんな感覚なのか、ちょっと分かりにくいと思いますが、
うぶ毛が動くと痛い!・・・高機能自閉症の方がそう書いていましたから、
きっと由紀子もそうなのだと思います。

その方は、風でうぶ毛が動いただけで痛いのだそうです。

由紀子はそこまでひどくはありませんが、
近くに人がいたり、すれ違い際に無意識に触れられた時など
大きな声で「痛い!」と叫ぶので、みなさんびっくりされます。

初対面の方など、気を使ってそっと触って下さることが多いのですが
由紀子にとっては逆に苦痛だったりします。

むずかしいんですよ!(汗)


そんな感覚の持ち主ならば、触られることの全てが嫌いだと思われがちですが、
決してそんなことはありません。

由紀子は抱きしめられることも、撫でられることも好きなんです。

え~???・・って感じでしょう?(笑)


「触るときは最初から手のひらで“ベタッ!”という感じで触ってください。」

由紀子の支援をしてくださる方には、そうお願いすることにしています。




逆に執着する感覚は、・・・。
フワフワしたものや、由紀子の表現だとプニュプニュした感覚のもの。(笑)

代表的なものは、女の人の二の腕のたるみです!(笑)

だから、由紀子はみんなが半そでになる夏が大好き(⌒▽⌒) ケラケラ


支援してくださる女の方は、ほとんど由紀子に触られることになります。

女の子でよかったと、本当に思います。
男の子ならセクハラでつかまりそうです。(笑)



他に好きなのは、流れる水・石鹸の泡・ビニール袋の中に水を入れた氷嚢のような物。

小さなころから水道の近くにいれば幸せな子だったんです。


だから、今でもお風呂は一時間近く入っているんです。
魚に生まれてきたらよかったのにね!(笑)
コメント
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