「対面式を終えて出発するときは、連絡ちょうだい」と念押しされて出発したスベルべだつた。
でも、万事のんびりのスベルべは、直前まで道中で買った週刊誌に没頭し電話を忘れてしまった。
帰宅直前にそのことに気づき、しまったーと思ったけれども、「ただいまー」と一言。
「えーっ」と絶句のスベルべママ。まだ昼食準備の真っ最中だったのでした。
「自己紹介は後ねっ!」と叫ぶスベルべママ。
さっそくお手伝いの小学生たち。さて、昼食メニューはなんでしょう。
スベルべママが絶句するのにも訳があった。
昼食の準備とともに、「シフォンケーキ」の準備までしてるんだものー。
正午を少し過ぎてしまったけれど、懸命のお手伝いで準備も進みます。
ヨーグルトサラダの材料の、バナナとリンゴは覚束ない手つきながら子供たちがカットしました。
ジャーン、はい昼食のメニューは「トマトスパゲティ」でした。
もちろん、ケチャップなんて使わずに我が家産のトマト100パーセント。
「ほら、他に入っているズッキーニもそうだし、我が家産が材料のほとんどだよ」の言葉に驚く小学生たち。
その後の夕食、朝食、翌日昼のおにぎりと材料の食料自給率は80パーセントのスベルべ家です。
(続く)