ジャンルを「小説」にしたけれどもしっくりとこない。どうもジャンルが少なく偏っている。
先日に引き続き、「佐藤愛子」さんの著書をもう一冊購入。
小説ではなくて、まさに「語りおろし」の人生論。
スベルべ自身も、それなりの年齢になってきたのかなー、内容は本当に身に沁みます。
帯の裏ですが、内容の一部を適切に表している抜粋ですね。
佐藤愛子さんの「遠藤周作」「北杜夫」「川上宗薫」の諸氏と付き合いそして三大奇人と呼ぶほどの仲だった。
他にも「色川武大」「中山あい子」さんとの交友関係も面白いですね。
でも、今のパソコン、スマホ世代とは一線を画す考え方生き方は納得させられます。
「文明の進歩が私たちを果たして幸福にしているのだろうか」
「今私達が漠然と感じている不安は文明が進歩しすぎたための不安ではないか」
「昔は皆が貧乏であり、貧乏なんて怖くなかった」そうです、そうです、その通りと喝采します。
「つまらない事を考えすぎる。考えない方がマシなこともある」そうそう。
『長いこと生きているとわかってくるんです。人生というものはね、幸福だのなんだの言ったって、
どうってことは無いですよ』至言ですねー。
まー、私たち団塊世代が読んだら、元気が出るかもーって、遠周さんのように無責任に(大笑)。