YS Journal アメリカからの雑感

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10-year Treasury

2011-12-18 17:42:54 | アメリカ経済
一般人にとって、株価は天気予報みたいなもので、毎日何と無く気にしているが、自分の生活や仕事に直接関係がある訳ではない。

国債の利率に至っては、全く関心の無い人が多いだろう。私も気にしていなかったのだが、今は株価よりも気になる。

これまで何回か転職しているので、辞める度に会社の 401K から自分の IRA (Individual retirement account) に移しているのだが、ここ数年は、一番安全なマネーマーケットファンドで運用していた。リスクがほぼゼロなのは良いのだが、今年に入ってから利率が余りに低い。去年までは 1% を超えていたが、今年に入っては、ほぼ 0% 。

このような経済状態なので、仕方が無いかとも思えるが、やはり、寂し過ぎる。と言っても、アブレッシブなファンドに切り替えるどうかと、考え倦ねていた。

ふと気付くと、アメリカの10年国債の利率が 3% もある。中期の国債の比率が高いくて手数料の安いのファンドを選んで、切り替えてみたら、あれよあれよという間に、金利が下がるではないか。(ファンドは値上がり)結局、今年は、8% を超えるリターンとなった。もし、年初から純粋に10年ものの国債ファンドにしていれば、9% を軽く超えていた。

来年は、前半に 1.5-1.6% 位になり年末に掛けて 2.4% に上がって行くというのが大方の予想らしい。

この予想を信じて、1.6% になるまでは、今のファンドを取り敢えず持っておこうと考えている。

先週、結構下がって現在は、1.85% 。金利が上がる時に、キチンと株価は上がるなら、株のインデックスファンドに切り替える手もある。でも、アメリカの株価はボラティリィティが高い割りに、レンジが狭まっており、テクニカルには、どちらかに大振れする可能性が高いらしい。

今年のラッキーを確定しようかとも思うし、悩ましい。

今年のミシガンの冬は(ここまでは)温暖なので、天気予報より 10-year Treasury の金利の方が、気になる今日この頃である。

過去一年のチャート (As of 12-16-11)