YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

現在のゴルフセット

2009-09-17 05:15:23 | ゴルフ
現在のセットを紹介しておきます。尚,ドライバーは昨日換えました。今年の春に購入して、ちょっとだけ使ったのですがお蔵入りしておりました。昨日久しぶりにラウンドして結構良いので、今シーズンの残りはこれでいく事にしました。アイアンセットはもう10年近く、パター基本的にはこれが生涯で2本目です。(時々浮気してましたが)ウェッジは、グルーブがなくなるとメーカーも換えたりしますが4本体制です。3番ウッドもハイブリッドも2-3年使っています。


Driver: Callaway Hyper X Tour-Fujikura Fit-on Stiff 9.5
3 Wood: Tom Wishon 515GRT-Prolaunch Blue Stiff
3 Hybrid: Adams a3 Idea-UST Perforce V2 Stiff
4 Iron-Pitching Wedge: Walter Hagen-Rifle Flighted 5.5
Gap Wedge(50): Pelz
Lob Wedge(60): Mizno MP-R
X Wedge(64): Cleveland 588
Putter: Taylormade Rosa Monza Corza (Ceter Shaft)

Ball: Taylormade TP Black or Red
Shoes: Adidas
Glove: Woman Large
Rangefinder: Bushnell(もう10年前のもので、弁当箱くらいの大きさ)

Walter Hagen Iron Set(3番も一応持ってます)は、簡単なフィティングをしてもらってます。シャフトは硬めです。Walter Hagenは、アメリカでさえマイナーなのですが,フォージドキャビティーで結構気に入っています。随分昔にWilsonに買収されて、その後暫くWilsonのフォージドキャビティーは、同じ型で製造していたそうです。パターは、31インチに切ってあり、子供用のセットのパターより短くなっております。X Wedge(64)はトライアンドエラーの末、結局これに落ち着きました。

一時期、eBayにはまっていた時期があり、地下室には、ドライバーが5、6本(人に随分あげたのですがまだまだあります)とアイアンが3セットあります。でも結局は、アイアンが変わらないせいか、同じセットでやっている印象です。

このオフシーズンは、トータルメイクオーバーで、ウエッジ以外は総取っ替えする予定です。オフシーズン中に時間を掛けて、カスタムフィッティングをするつもりです。アイアンセットは、Adams a4か a7に目をつけております。Ping, Taylormadeも捨てがたく、悩みそうです。密かに、アイアンセットが決まった頃で予算が続かなくなる事を心配しております。

Liberty and Tyranny 内容紹介(2)自由と専制

2009-09-17 01:10:00 | Liberty and Tyranny Mark R. Levin
1. On Liberty and Tyranny 自由と専制

保守(Conservatism)とは、アメリカ建国精神に基づいた個人の生活、社会の在り方、政府の役割の理解である。個人の尊厳、自由を神から与えられた権利とする。節度ある社会とは、信仰による道徳心のある判断を出来る精神的存在としての個人が、不完全ながらも運用するものである。このような社会では、他人への権利の尊重が義務として存在する。故に、個人は、自分の幸福、家族の幸福に責任を持っており、社会の一員として地域への貢献の義務がある。このような社会では、個人財産と自由は分離不可能な物であり,幸福を追求し自由で安全であるために、個人財産は守られなければならない。法律が、政府の役割を規定し,社会の不完全性を補うために設定されるのである。保守(Conservatism)にとっては、このような仕組みで構築された社会自体が、社会自身を守り、より良くなる事を内包しているのである。

一方で革新(Liberal それも最近のModern Liberal)は、これらの建国精神を拒む事で、政府が上記で考えられる社会に優先すると考えている。個人や社会の不完全性を問題にする事で、理想郷(ユートピア)を掲げて実現を図ろうとする。これは革新ではなく、統制主義と定義出来る。

建国の父達は、強力な中央政府が自由を脅すものという事を理解していた。少数に権力が集中すると、無政府状態や独裁に向かうと考えていた。そこで最終的には憲法という形で、国家規模での繁栄を目指す方針となった。憲法で、連邦政府の権力は制限され、連邦政府内でも権力は三権分立となり、権力は各州ひいては市民に属する事となった。建国の父達は、憲法の改定の必要も理解しており、その手段も規定した。憲法改定には、両議会の3分の2以上の承認し,4分の3以上の州の批准が必要となった。過去に27回の改定があり、そのうちの10回が憲法が出来てから直ぐ行われている事からも、憲法が容易く改定出来ないようになっている。

しかし、1930年代の大恐慌時代に、統制主義者は建国の父達が考えた社会のあり方を基本から覆す事に成功した。フランクリンルーズベルト大統領と議会多数を得ていた民主党は、ニューディール政策の名の下で、憲法の精神を踏みにじった。最初は最高裁判所がニューディール政策を憲法違反であると反発した。ルーズベルト大統領は、憲法改定をするのでなく、最高裁判事の総取っ替えで乗り切ろうとした。結局はこの企み失敗に終わるのだが、ルーズベルト大統領の統制主義に賛同する判事を次々に任命する事で、最高裁判所は、事実上憲法のチェック機能は失われた。

連邦政府はもの凄い勢いで、法案や関連省庁を作り出し経済をコントロールをし、ひいては個人の自由も浸食し始めた。ルーズベルト大統領は、同時に、この政策の一環として、自分自身と民主党の支援基盤を作り上げた。(例えば、組合)この政府と民主党の持ちつ持たれつの関係は今日まで続いている。大恐慌は第二次世界大戦によって終結するのであるが、決してニューディール政策のお陰ではなく、逆にこれが経済復活を遅らせていた。

ニューディール政策のインパクトは、政策の問題ではなく、建国の原理と憲法で規定されている連邦政府の権力制限を破壊した事にある。ルーズベルト大統領自身も、ワシントン大統領以来の2期の慣例を破り、4期大統領を務めている。(これはその後の憲法改定で2期までとされた)結果として、連邦政府は、国内最大の債権者、債務者、雇用主、消費者、地主、保険業者、年金管理者となったのである。

統制主義者の底なしの統制への欲望がある。常に、政府による救済唱えて扇動している。理想郷を追い求めるために、政府のやることは、際限が無いのである。

建国の父達の想定は、政治的に中立な個人にあった。この人々が自由に生きるて限り、能動的で独立をしていると考えてその仕組みを構築した。そこで統制主義者は従順で依存性の状態を作ろうとする。方法は、経済制裁や抑圧である。それも一気にではなく少しづつである。そのペースは早くなって来ており、保守と呼ばれる人の中にも、長年の統制主義の拡大で、柔らかな専制を許容する人もでて来ている。政府のやる事の中で、保守の考え方を守ろうという考え方である。そうしてだんだんに取り込まれるのである。

保守主義Conservative)は、決して政府自体を卑下はしない。専制を卑下するのである。保守主義(Conservative)は、正に憲法が連邦政府が効率的であるために、様々な権力への制限が必要である事つまり建国の精神、憲法を信奉しているのである。少しでも統制主義に隙を見せると、彼らはその隙を突いてくる。

保守主義の信奉者は、自由は一度失われると、取り戻す事が不可能である事を理解している。保守(Conservatism)とは専制に対する解毒剤である。なぜなら保守(Conservatism)の原理こそが、建国の原理であるからである。