風を味方につけた能見さん

久しぶりのカード勝ち越し。

チーム状態の差が、如実に表れる結果になっていますね。

「勝負のアヤ」というのか・・・分岐点というものがわかりづらい試合だったと思います。
それだけ、両チームの力の差（現時点での）があると言うことでしょう。
力が拮抗していれば、勝敗を分けるポイントはわかりやすいものです。

とはいえ、この試合は能見投手が「すべて」といっていいくらいですね。
帰宅時、ラジオを聴いていましたが、「フォークがいいようだ」と思っていました。

帰宅してからテレビで観ると・・・チェンジアップも良かったですね。

思いっきり抜けたチェンジアップは、全盛時の井川投手を思い出すくらい。（大げさ？）
でも、本当によかったと思います。
そこにスライダーとフォークでしょ・・・・当然ストレートも。

とにかくストライク先行ですから・・・
「追い込まれたらフォークがある」というイメージが強かったであろうマリーンズ打線は、
常に勝負が早く、能見投手の球数節約にもつながりました。

最後、少し握力が落ちた感じかな？
最後のパラデス選手に投げたチェンジアップが高く抜けたところで、スパッと代えた首脳陣。

「球数からして、点を取られるまで投げさせてあげたら？」
という考えをお持ちの方もたくさんいると思いますが、あの時点で３点差ですからね。

交代は妥当だと思います。
私は、５点差でも代えるには良いタイミングだと思います。

迎える打者が大嶺選手でしたのでね。
４回の裏にどでかいファールを打ち、その打席で左中間に２塁打を放っています。
現在、マリーンズの中では一番当たっている選手です。

ホームランでなくても、ヒットを打たれたら確実に１点です。
１塁ランナーの生還を阻止すべく、外野は深く守りますから。

桑原投手が甘い球もありましたが、抑えてくれましたので「よしっ！」としましょう。

おそらくなんですが・・・能見投手、梅野捕手の２人は、
立ち上がり、風の影響でどの球がどのように変化するか？
あるいは、ストレートの伸びを慎重に見極めていたと思うのです。

先頭の大嶺選手には、ストレート３球でライトフライ。
２番の荻野選手には、初球ストレートで後３球はフォークだと思いますが連投して、
その後は、順次「お試し投球 兼 餌まき投球」で、外国人選手には「フォーク＆チェンジアップ」のごちゃ混ぜ投球。

２人は結構楽しんでいたと思います。

わかりやすかった大嶺選手への投球。
順番に第一打席から、第三打席まで並べてみますね。

（ｙａｈｏｏさん、お借りしました）

はっきりしてるでしょ？

能見選手、梅野選手の頭の中に、大嶺選手との４回目の対戦・・・プランはあったと思います。
また、あなたがリードするにしても、楽しい場面ではないですか？
「えさ」をばらまきまくった３打席です。

過去３打席の配球は、こんなピンチのときにこそ生きてくるものです。
打者の仕草や立ち位置・・・観察しながら、自らの感性と経験で投球を組み立てる。

勝つために交代は当然とは思いつつ、個人的には『能見ＶＳ大嶺』の第４打席を観てみたかったかな。

伊東監督のコメント、能見投手について・・・
「低めの変化球をことごとく振らされた。ああいうタイプはパ・リーグにいない」
「風を使う・・・どちらが本拠地かわからないよ・・・」（嘆）

打つ方も少しだけ触れておきます。
梅野選手のタイムリーはお見事でしたね。
うまく打ったと思いますし、今日もヒットをライト前に放った俊介選手。
しっかり引きつけて『軸回転』で打つ。
詰まることを恐れない打撃は、個人的には好きな打撃です。

下位打線が、ここぞで打ってくれれば・・・そりゃ強いっすよ。

ということで、３戦目はメッセンジャー投手ですね。
集中力を切らさず、粘り強く投げていただきたい。
先に点を取れば、確実に３ついただけるのではないかと思ってます。

週末は裏ローテ。
中継ぎ陣総動員を視野に入れ、メッセよ・・・頑張って８回くらい行ってくれれば・・・・（笑）　

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