風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

本も読んだ

2007年01月08日 | 本いろいろ

この3連休、大荒れと言われてはいたが雪は全く積もらなかった。
昨夜は雷も鳴っていたが雪は降らず、今夜になりようやく降り出している。

楽しみにしていた3連休は、出かけたりもしたがボタン付けなどずっと遣り残していた事も片付け、少しは気分も軽くなった。
あ~、もっとあれもこれもと思うのだが、一人暮らしならいざ知らず家族がいれば思うように行かない。
家族とは、時間を共有するものなのだから仕方がないか、、、。

そうそう、この3連休は少し本も読むことが出来た。




【家族】東野圭吾著

レンタルビデオ屋の一角にあるブックオフで見つけた本。
この作家の本を読むのは初めてだったが、お値段105円に惹かれて衝動買いをした。

まさに家族の話である。
犯罪を犯した兄と、たった一人の家族の弟、犯罪加害者の家族を描いた作品である。
犯罪が起きれば、被害者被害者家族が一番の被害者である事は紛れもいないが、ある意味加害者家族もまた奈落の底に突き落とされる被害者であるのではないかとずっと思っていた。
その影響たるや当事者のみならず、その配偶者家族、子孫代々まで及ぶ悲惨さである。
人は、一人で生きているのではなく、とうてい一人にはなりきれない。
その事を謙虚に受け止めれば、たとえどんな事があっても犯罪を犯すことは赦されない。
そのことを、改めて強く認識させられた本だった。


【僕たちの移住】松岡つとむ、松岡えりこ著

小樽で旅人達のための宿をやっていたご夫婦が、十勝に自分達で家を建て移り住んだ。
移住するきっかけから土地探し、廃屋の大改造、そこで出会う人々との触れ合い等が書かれた本である。
小樽の宿には、私も何度か泊まらせていただいた。音楽が好きな人が集まる宿でもあった。
2001年には、全国縦断コンサートで我家のうさぎ小屋にも来てくださった。
そのお二人が、十勝でお二人の手で家を造り上げていかれた様子が、この本には楽しさと供に溢れている。
この本を通して、こんなにも自分の好きな事に没頭できるお二人って、羨ましい。
そして、そんな大きな事を実践してしまうお二人って、ただただすごい!
ご主人は奥様を「えりこさん」とさん付けで呼ぶ。そんなご夫婦、いいよなぁ。。。

ああ、いつかまた北海道を旅する機会があったら、絶対ここへも訪れてみたい。

コメント
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