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相性

2017-07-11 21:00:53 | 日記
「酒が変わったかな?」と家人に訊くと、「そう。今夜から別の壜」と言う。晩酌は2杯の水割りウィスキーであるが、その前に冷えた日本酒を少しだけ呑む。すべて娘の出張土産であって、買ったものもあるだろうし、頂き物もあるだろう。とにかく高級品である。その土地の名産品である。それでも口に合うのと、そうでない味のものがある。酒にも相性がある。ビールで言えばキリンラガーかエビスが好きだ。バドワイザーは好みではない。ウィスキーはジョニ黒とサントリーオールドだが、これを水で割るのが惜しい。本当はロックが旨いのだ。しかし、食道がんが怖い。もう余命を惜しむ年齢ではないが食道がんで苦しむのは困る。病気はたくさん経験している。そこにプラスされるのは困る。

仲の良い夫婦を、おしどりと言うが、本当の鴛鴦は仲良しではないそうだ。雄鳥と雌鳥が水の上で並んでいても相性は好くないらしい。それは人間にも当てはまる。銀婚はとっくに過ぎているのに、どこかチグハグな夫婦がある。すなわち相性が好くないのだ。相性というのは、夫婦に限らず、人間関係の基本である。

相性とは何か?相性の好い夫婦とは? たとえば、今日の昼飯は冷たいそうめんがいいなと考えている夫の前に、黙って女房がそうめんを用意するといったこともあるだろう。言わず語らず、である。カタい言葉にすると、心が通じている となるだろうか。

家人と2人で東京旅行をしたとする。家人は修学旅行型である。銀座で買い物をする。渋谷でケーキを食べる。浅草を歩く。晩飯は帝国ホテルがいい。夜は赤坂あたりでコーヒーでも…となる。私は宿泊先のホテルでゆっくりしよう、と考える。ホテルには酒も肉も魚もある。ゆったりとしたバスもあるし、ふかふかのベッドもある。そこへマッサージの女の子を呼べばいいと考える。東京旅行はしたことがないが、たいていの家族旅行はそんな風にして来た。趣味が違っても、相性とは関係がない気がする。私達は結婚生活が56年続いている。

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