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おしゃれセンス

2021-05-22 11:27:15 | 日記
細い網の目のオレンジ色の布地。肌の一部が透けて見える。袖がヒラヒラとしていて、全体的に言えば、小学生の学芸会の蝶々の役のような印象だ。テレビ朝日の大下容子さんの衣装である。老人の私が違和感を持つのだから、女性の視聴者は、似合っていないと思ったのではないだろうか。ネット上にはその種の声が多く書き込まれただろうと想像する。要するに、センスが悪いのだ。むろん、プロのスタイリストがついているのだろうが、大下さんは、テレビ朝日の役員待遇のアナウンサーなのだから、スタイリストの人も遠慮が先立つだろう。私が見たのは5月13日のことだが、他の日も大丈夫なのかと気になった。

主婦の家事労働を金銭に換算すると1カ月14万円ということがマスコミに出たのは2,3年前だっただろうか。私がその時思ったのが上下の差は大きいということだった。家事とは掃除、洗濯、料理、買い物・・・と広い。たとえば料理の巧い主婦がいる。カレー、肉じゃが、ハンバーグ、てんぷら、焼き魚、酢の物、餃子、玉子焼き、ラーメン、コロッケと上手な女性は、何を作っても上手なものだ。しかし、その反対もいる。サンマを焼かせれば半分は黒焦げ、半分は生焼け、といったことになる。この上下の差異を金銭的に評価比較すれば、ことは1日だけではない。何か月、何年、あるいは何十年にも及ぶのだ。<私の母は料理が苦手だった。だから子供のころはずいぶん損をした>という著名人の随筆を読んだこともある。さらに、女性にとって大きいのはおしゃれのセンスの優劣だろう。店員におだてられて、つい買ってしまった高価なコートを夫や娘に笑われて、タンスの奥にしまったまま15年経ったというような例はいくらでもあるはずだ。センスの好い女性は自分の装いを簡単にお値段以上に見せてしまう。センスは金なり、である。

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