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DOWN

2021-05-26 11:31:17 | 日記
トイレからベッドに戻れなくなった。ベッドとトイレの間には3本の柱がある。マンションの建築材ではなく、私のために特注したものだ。その柱を左手と右手で交互に握りながら、脚をひきずって進むのだが、その脚が動かない。ヒザに力が入らない。2本目の柱に両手でつかまって、ヒザの回復を待ったが、そのままズルズルと体が落ちてしまった。腰の痛みに堪えきれなくなったのだ。DOWNである、むろん立ち上がる体力は無い。幸いだったのは、娘が出勤前だったことだ。家人が、とにかくベッドの近くへ行くようにと言うので、這って行く。這う這うの体、である。家人が「歩いていないからよ」と言う。それはそうなのだ。土曜日にワクチンを打ちに行き、土日月と、その副作用なのか、頭痛があって、歩行訓練をサボッている。娘が背後から抱き上げようとするが、手掛かりがない。「ズボンを穿いていたらよかったのに」と言う。たとえば車に乗り込むときなど、娘は私のズボンの背後部分を吊り上げてシートに乗せたりしてくれているのだが、それができない。最期はどうなったのかわからないが、家人が私の腕を、娘が全体を抱え上げるようにして、ベッドに帰れた。助かった。「ありがとう」が声にならない。息が苦しくて声が出ないのだ。

絶対に転ぶな、と自分に言い聞かせて毎日を生きているが、このような事件が起こるのも、85歳という老体であるからだろう。もう一度書くが、それに、今回はワクチンが加わった。土曜日に打って、今日は火曜日。少し和らいだが、昨日までは重い感じの頭痛があった。発熱はないが、ワクチンの副作用だろう。しかし、あれこれ考えても、転ぶな、絶対に転ぶな、である。それしかない。

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