新聞に新刊本の広告が載っていた。内容の一部が紹介されていて、そこに「年賀状を書くバカ」とあった。たしかにほとんど意味のない年賀状もある。特に若い頃はそうだった。50代の人間同士が「御健康と御活躍をお祈り申し上げます」と記したハガキを読み合っても仕方ない。
70を過ぎると年賀状が少なくなって来る。先輩達が亡くなっていくのだ。それと、「年賀状は今年で終わりにします」なんて書かれたものが届くようになる。齢をとると面倒になるのだろうか。その辺はわからない。
私は年賀状を出す。面倒臭くはない。ザラ紙にボールペンで自分の近況を書くだけで、あとは娘がパソコンで作ってくれる。だから、たとえば、娘が海外勤務になったら私の年賀状は終わるかもしれないし、それでも孫たちに頼んで続けようとするかである。とにかく自分では、ザラ紙にボールペン…しかできないのだ。
年賀状をもらうのも楽しい。テレビに、「あいつ、いま何してる?」という番組があって、家人が時々観ているようだが、賀状のおもしろさのひとつは、「あいつ、いま」であるだろう。もうひとつは、あの1枚のハガキが生存証明であることだ。私は、2年続けて賀状が来なくなった人間を死者にカウントすることにしている。70を過ぎるとこの想像は9割の確率で当たる。
ネット時代の年賀状は、どうなっているのだろうか。スマホでの往復でもOKというところなのか。私にはわからないが、ボクちゃんは、たとえば学校の先生に何かを書いて送るのかと考えてみるのは楽しい。いや、ボクちゃんはまだ小学校2年生だったなぁ。
70を過ぎると年賀状が少なくなって来る。先輩達が亡くなっていくのだ。それと、「年賀状は今年で終わりにします」なんて書かれたものが届くようになる。齢をとると面倒になるのだろうか。その辺はわからない。
私は年賀状を出す。面倒臭くはない。ザラ紙にボールペンで自分の近況を書くだけで、あとは娘がパソコンで作ってくれる。だから、たとえば、娘が海外勤務になったら私の年賀状は終わるかもしれないし、それでも孫たちに頼んで続けようとするかである。とにかく自分では、ザラ紙にボールペン…しかできないのだ。
年賀状をもらうのも楽しい。テレビに、「あいつ、いま何してる?」という番組があって、家人が時々観ているようだが、賀状のおもしろさのひとつは、「あいつ、いま」であるだろう。もうひとつは、あの1枚のハガキが生存証明であることだ。私は、2年続けて賀状が来なくなった人間を死者にカウントすることにしている。70を過ぎるとこの想像は9割の確率で当たる。
ネット時代の年賀状は、どうなっているのだろうか。スマホでの往復でもOKというところなのか。私にはわからないが、ボクちゃんは、たとえば学校の先生に何かを書いて送るのかと考えてみるのは楽しい。いや、ボクちゃんはまだ小学校2年生だったなぁ。