〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(122)

2016年06月09日 17時35分09秒 | 俳句
梅雨の海静かに岩をぬらしけり    前田普羅
……・
批評 自然の実相がしかとつかまれているので、句の表面はしずかであるが、内には大きな力をもっている。幾度くりかえして読んでも飽かぬばかりか、次第につよく惹きつけられてゆくのはそのためである。
(夏――昭和時代)
「近代の秀句 新修三代俳句鑑賞」水原秋櫻子 朝日選書 1986年
                   富翁
コメント
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