wakabyの物見遊山

身近な観光、読書、進化学と硬軟とりまぜたブログ

2017年冬の金沢うまいもんの旅・その1

2017-01-21 15:39:28 | 金沢

冬の味覚をもとめて金沢に行ってきました(2017年1月14・15日)。今回はその1日目の紹介です。

学生時代に6年間住んでいた金沢ですが、その当時は金沢の美味しいものや美しいものなんかには縁も興味もなく、妻が金沢ファンとなったこともあって、今になって金沢の魅力を再発見するために年に1回のペースで家族とともにやってきています。今回は、金沢の冬の味覚と雪景色を期待してやってきたのでした。1月なら雪が見られる可能性が高いと考え旅を予定していたところ、ちょうど寒波がやってきて金沢冬の入りの降雪にめぐり合えました。


北陸新幹線の車窓から金沢駅手前の街の風景です。まだ積雪は少しのようです。


昼前に金沢駅に着いて入ったお店は、駅ビルお土産物コーナーのアントにある「8番らーめん」。金沢ご当地グルメの一つです。


塩野菜ラーメン。


味噌野菜らーめん。こちらは赤味噌ベースの甘さがある独特なスープでした。


そして、駅前からバスに乗ります。


近江町市場に着きました。


生岩ガキがあって、その場で食べられます。チャレンジしてみようと考えましたが、妻にも止められ諸般の事情を考えてやめました。
このあと、歩いてすぐのところにある定宿「ホテルパシフィック金沢」にチェックインして大きな荷物を降ろして街に出ました。


やってきたのは東茶屋街。


江戸の香りを色濃く残す町並み。
有名な観光名所ですが、学生時代はここから歩いて10分の材木町というところに住んでいたにもかかわらず、一度も来たことがなかった場所です。


雪が残っていたり、しっとりした湿度感が似合います。近くには浅野川もありますし。


雪が降ってきました。




妻のリクエストで入ったお店は「茶房一笑」というお茶屋さんですが、お茶は飲まず、2階のギャラリーで陶芸作家さんの展示会を見たのでした。壁が桃色なんですよ。金沢の古い町屋はこのように壁の色がきれいなのが特徴です。


書棚には俳句に関する書籍がたくさん集められていました。ご主人の趣味でしょうか。


こんな狭い路地も味があります。


いくつかの工芸品店を周った後、休憩に入った茶店は「波結(はゆわ)」。
私は抹茶を頂きました。


九谷焼の器で頂きます。


妻と娘は、白玉ぜんざいを。


お店の2階からは街の様子を眺めることができます。


お店を出て、浅野川を見て。


バスで移動してやってきたのは、犀川の犀川大橋。


そして来たのがこれも妻のリクエストで、日本や海外の小道具や現代作家の器などを集めた「ENIGME」。とても若い女性の経営者でした。
この店にいる間に、雷がなって吹雪になってきました。いよいよ本格的な冬の到来です。


吹雪の中やってきたのが、今日の最大の目的である金沢おでんの名店「大関」。


まずはおでんから頂きます。
左にあるのがカニ面。ズワイガニのメスの香箱ガニの脚や外仔、内仔を甲羅に入れて固めたもの。加賀地方では香箱ガニの漁期は11月と12月だけですが、他の地方から仕入れているので店によってはこの時期でも食べられるわけです。初めて頂きました。
他には、がんもどき、フキ、車麩、タケノコ。
汁のだしの濃さがすごかったです。昔、テレビ番組の料理の鉄人で道場六三郎が多量のかつお節で出すだしが命のだしと呼ばれていましたが、たぶんあんな感じなんだと思います。道場さんも加賀の人ですし。こんなパンチのある汁は初めての経験です。


そしておでんの具は、焼き豆腐、キャベツ巻、ぎんなん、バイ貝。バイ貝はカットされているので、とてもやわらかく食べやすかったです。


かぶら寿司。ブリの切り身をカブではさんで糀で発酵させた、これも金沢の名物。甘味があっておいしかったな。


そして加賀料理の定番、治部煮。治部煮はカモを使ったものが多いですが、カシワ(ニワトリ)でも美味しかったです。
お酒は、店名の通り大関のみということで、加賀の酒はありませんが、大関もちゃんとおいしく、十分飲み食いしましたが、料金はリーズナブルで、満席で喧しいということもなくすばらしいお店でした。こういう満足はそうそうあるものじゃありません。


お店を出ました。ここは木倉町という、小料理屋風の美味しそうなお店がぎっしりと軒を並べる界隈です。他にも覗いてみたい店ばかりです。


さらに降雪は続き、娘は雪にはしゃいでいます。


ホテルまで歩いて帰ります。香林坊交差点。


「ホテルパシフィック金沢」に到着。
1日、お疲れさまでした。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿