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「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」展

2017-05-21 16:35:18 | 美術館・展覧会
アール・ブリュットの画家アドルフ・ヴェルフリの展覧会に行ってきました(2017年5月3日)。

東京ステーションギャラリーで、2017年4月29日~6月18日の会期で開催中です。
アール・ブリュットとはアウトサイダー・アートとも呼ばれる、精神疾患を患っている人や、専門的な芸術教育を受けていない人による芸術作品のことです。アドルフ・ヴェルフリは、統合失調症で入院した精神病院で約30年間にわたって絵を描き続けたスイス人で、アール・ブリュットの世界ではかなり有名だそうです。そうはいってもマニアックな世界なので、展覧会はそんなに混んでなくて、見やすいのが良かったです。


東京ステーションギャラリー。東京駅の建物内、丸の内北口改札前という便利なところにあります。今回初めて入ります。
以前、高倉健の写真展をやっていましたね。


展覧会の紹介。


展覧会のポスター。


展覧会は撮影禁止ですが、建物や回廊は撮影できます。
ますエレベーターで3階の展示を見て、そのあと階段で2階に下りて2階の展示を見ます。
これは階段ホール。






東京駅建造時のレンガが残っています。


最後にギャラリーのショップを見て外に出ると、東京駅のホールの回廊になっています。




東京駅の改修でずいぶんきれいになりました。

さて、アドルフ・ヴェルフリの絵は、曼陀羅のようで、文字や音符や抽象化された人物や建物で埋め尽くされていました。彼の心が作った一種の暗号のようなもので描かれていて、人にどのように見られるのかはあまり意識していないのでしょう。1点1点はそれぞれインパクトがありますが、どれも非常に似た作風なので見ていると退屈してきます。このような世界があることは理解できますが、ずっと鑑賞していくのは大変でした。

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