おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

「スカーレット」についての考察 その5

2020-04-30 15:51:25 | ドラマ「スカーレット」
良い天気です。
琵琶湖岸、普段なら多くの人たちでにぎわうGWですが、申し訳ないけど来ないでね・・と、とうとう駐車場も閉鎖。
周辺道路の路駐を防ぐべく、対処しているようです。
ほんとに・・・コロナのせいで~(涙)



わが家の「こでまり」。
咲いた後の花びらが、車の窓ガラスにへばりつくんで困りものなんですが、でも、ちゃんと咲いてます。

さて、スティホームですが・・・
さすがにちょっと、「スカーレット」も、おなか一杯になってきましたかね(苦笑)
「その4」とか、もう、ほんま、どうでもええようなことを書いてるし(汗)

でも、書くために「スカーレット」の録画した分を見たり、ノベライズを読み直したり、公式HPのブログを読んだりして、またまた、涙ぐんでる私です~~ 
もう、どんだけ~~

このドラマって、肝心なシーン?をすっ飛ばして、・・・ナレーションだけで済まされるんですよね。
(結婚して5年、喜美子が作品を作って3年、穴窯成功から7年、武志が大学に入って4年・・武志の死も)
名前は出てくるのに登場しない人がいたり、(長崎の森田なんとかいう絵付師とか、信楽の黒川さんとか、直子の恋人の布袋さんとか~)台詞で語られる出来事とかも多いですよね。
(だから、演劇的なドラマやなと、つくづく思うんやけど)

例えば、八郎と武志が語る「たぬきそば」食べたところとか。
武志が言う、八郎が「つぶつぶ」言いながら?缶ジュースを買いに行く様子とか。
直子が語る、ドライブ中の武志と真奈の様子とか。
最終回に八郎が話していた「あかまつ」で常治と飲んだとことか。
「絵」が見えますよね。想像するのも、楽しかったりします。

それだけ登場人物の存在がしっかりあるからやろうね。
常治やったら、そういうやろうな、とか、八郎なら、そんな感じやろうな、とか。

水橋さんが、13週あたりからカットされる台詞が増えたとおっしゃってたけど、特に、最終週(25週)は、内田Pが「泣く泣くカットした」シーンがあり、(時間的にハマらなかったようですが)水橋さんも反省・・って話してます。
→ こちら

八郎が作った卵焼のシーンは、ほんと、涙がこぼれましたね。

洸平くんは、このシーンについて、NHK公式ブログこういうてます。

武志に『お父ちゃんの卵焼き、この先何回作ってもろても味分からへん。こんなんなる前に作ってくれたらよかった』と言われたとき、十数年家を空けてしまったこと、武志と一緒にいられなかったことをすごく後悔しました。八郎はその後悔を一生抱えていくんだと思います。

台本には、そのあとに、八郎の長いセリフがあったそうです。
「初めて武志がつっかかってきたことも、父としてうれしい」と喜美子に話し、喜美子もまた武志に「気にせんでええよ」と話すようです。

ちょっと、ホッとしましたね。
あのまま、次の大泣きするシーンに移るので(智也くんの手紙で)ほっとかれる?八郎が切なすぎて。

『月間ドラマ』に掲載されている23週の台本を読むと、ドラマにはないセリフがあります。
やはり?だいたい、八郎に関するところで台詞をカットしてるみたいで(苦笑)武志との会話とか、大崎先生と初めて話すシーンとか。
ま、喜美子の物語やからねぇ~

・・・ちなみにこの『月刊ドラマ』、たまに本屋さんで見かけるけど、脚本家のための雑誌のようです。
これから脚本家を目指す人とかが読むのかな。

23週は、お正月の「羽根つき」シーンからです。

印象としては、台本よりドラマの方が、喜美子と八郎の、何気ない日常のやりとりが楽しそうです。
(戸田さんも洸平くんも、老いてからの芝居が楽しいというてましたが)

武志が、喜美子と八郎がなぜ別れることになったのかを、自分なりに話すところがあります。
武志の部屋で、喜美子とたこ焼きを食べた時ですね。

成長するにつれ、周囲から聞く両親のこと。
母が陶芸家として成功して、父は母に負けて信楽を去った、逃げていったという話。

「俺かてグレてたかもしれんけど、京都の大学へ行ったんはちょうど良かった」

同じような境遇の人とか、いろんな人と出会ったことが、武志を成長させたと言います。
そして、お父ちゃんとお母ちゃんの新しい関係を喜びます。

「お父ちゃんとお母ちゃんは、お互いを離れて見つめる距離と時間が必要やったんや」

大人になったやろ、という武志に喜美子が言います。

「違う。武志が物づくりの道を歩き始めたからや」

このあとの、喜美子が言う台詞がドラマにはなかったですね。

「お母ちゃんらがうまくいかへんかったこと、なかなか人にはわかってもらえん・・わかってもらえる人がおったとしたら、それは同じ道を歩いてる人や」

武志は、八郎と再会してから、八郎とその話をしたんでしょうか。
・・・赤いお皿を割った日、矢継ぎ早に質問してたけど。

武志とたこ焼きを食べたあと、病名を告知するというシリアスなシーンがあるのですが、お湯を沸かして、沸いたらコーヒーをいれて、という動作があるんですね。
食事の支度をしたり、洗濯物を干したり、掃除したり、日常でありえそうな風景を見せる、このドラマらしいとこやなと思います。

そもそも、朝ドラは「食べるシーン」が多いんですけど、(特に、BK製作の朝ドラ! 多いですわ~)本当においしそうやし、時代とともに家の中も変わり、食事メニューも変わっていくのが面白いです。

『月刊ドラマ』4月号には、台本が掲載された週以外の、各週のあらすじが書かれています。
でも、放送終了前に発行されているんで、24週、25週は書かれてません。

方言とか、文字にすると微妙に違うから、撮影の時に(方言指導も入るし)変えてるんでしょうね。

12週の台本を読むと、モーレツにあの週のドラマを見たくなります。
結婚前のきゅんきゅんする二人ですが、微妙に、その後の二人を予感するようなところもあるんですね。
優しいけど頑固な八郎であったり、瞬間に熱くなる喜美子やったり。

ちなみに、5月5日(火)15時05分~18時、総集編が放送されます。
BSプレミアムは、7日、8日に放送。→ こちら
楽しみ~

そして台本は、全部読んでみたいような。

なんか、まとまりはないけど、ひとまず、「考察」はこれでおしまいにしときます。

皆様、お疲れ様でした~~

気が付いたら、また、なんか続き的なもん?(もっとマニアックやったり?)があるかもですが(苦笑)

一つ上の先輩に、「仁」を語って~、というリクエストがあったんやけど~(苦笑)
・・・10年前のドラマをSPで再放送って~ コロナのせいですかね?

10年前も見たけど、昨日の、3時間SP、録画してるのに見てしまったやん・・・(汗)



わが家のどうだんつつじ。
秋になると見事に紅葉してくれる木ですが、花はちっちゃくて可愛い。
春らしい庭です・・・さて、草引きしないとね~(汗)


※ 総集編でおかわり~ → こちら


「スカーレット」についての考察 その4

2020-04-28 23:03:44 | ドラマ「スカーレット」



モッコウバラ。
この時期に咲く可愛いつるバラですね。あちこちのお宅の垣根で咲いてます。
撮ったのは先週かな。温かい日が続いてるんで、今週はもっと咲いてるやろうね。



さて、「スカーレット」ですが・・・
もう、どんだけ書くねん‥って感じですけど(苦笑) もう少し。
というか、あれこれ書きかけたらきりがないですが~(汗)

「スカーレット」をご覧になってない方、興味のない方はスルーしてくださいね(汗)


印象的なシーンはいろいろありますが、一昨日のラジオで岡田惠和さんも「良かった」とおっしゃってました。
19週、喜美子と八郎が10数年ぶりに再会するシーン、あのシーンがとても印象的です。

トレンチコート姿で登場した中年感あふれる八郎に、ちょっとびっくり。
武志が大学受験して卒業を迎える頃なので、喜美子は47歳ぐらい、八郎は49歳ぐらいかな?
実年齢よりも老いた中年を演じるって、洸平くんは初めてですよね。
たたずまいが、もう、中年のオジサンでした~
そして戸田さんは、さらにいろいろなものをそぎ落とした感じで、シンプルになってました。

ラジオで、「後半、僕らは、戸田さん含め(老け役を)楽しんでましたね」という洸平くん。
岡田さんは、「良い現場だったんだね~」と。そうなんですね。

3月6日の「ごごナマ」で、洸平くんが言うてましたけど、喜美子が穴窯を成功させて信楽を出て以来10数年が経っていて、その間、八郎は登場しないのですが、実際に撮影がなかった期間は1週間ぐらいなんやそうです。

そして、1週間ぶりにBK(NHK大阪放送局)へ行ったら、セットも、喜美子も、すべてがとっても懐かしく思えたんですって。
長く撮影をしている朝ドラならではの感情だなと思ったそうですが、その感覚が、そのシーンを演じるのに良かったというてました。

「川原さん」「十代田さん」と呼び合う他人行儀な二人。
なんとももどかしく、けど、またなんかドキドキするような雰囲気で(苦笑)沼民(洸平くんファンね!)の方々はみんな二人の復縁を願ってたと思うので(多分!)複雑な気持ちで、というか、元サヤを祈るような気持ちで?見てましたよね。

武志の養育費を送り続けてきた八郎に、喜美子は頭を下げます。
八郎は、静かに、5年ぶりに武志に会った時のことを話しました。

「ええ子に育ててくれて、お礼を言わなあかんのはこっちの方です。僕が至らんばっかりに」

「やめようや!・・・やめましょう。そんなん言うたら、ウチかて・・・もう済んだことです」

「・・・そやな」

この、「そやな」という八郎の表情が切なくて~~~(涙)
というか、「キスはいつするんやろ」って言うてた頃の八郎と、全く違う顔ですやん。
この人は、洸平くんは、ほんまにいろんな表情ができる人なんやなぁと、改めてびっくり。

ノベライスを読むと、「名古屋にいます。何かあれば言うてください」という八郎に、喜美子は、「いいえ、私から頼ることはないです。お金も送らなくて結構です」というんです。
‥・ドラマではこんな強い?拒絶するような?言葉はありませんでしたね。

そして、座布団を外して離れたところに座ってお礼を言う喜美子を見て、〈八郎はその距離感を寂しく思った〉とあり、〈二人の中で何かが完結した〉と書かれていました。

ドラマを見る限り、私は、〈完結した〉ようには見えなかったですね。
どちらかというと、この時が、後々の〈新しい関係〉の始まりのように思えました。

八郎の去っていく気配を感じながら、じっとガラス戸の向こうを見つめる喜美子。
BGMもなく、淡々とたたずむ喜美子の姿を、長い尺で映していました。

なんかもう、ザワザワしましたよね~
「キミちゃん、早く、ハチさんを追いかけて~」
あの、結婚前の〈抱き寄せる〉前の喜美子のように追っかけて~って、思った人多数(苦笑)

水橋さんは、このシーンは難しいだろうと心配になって? 撮影現場に見に行ったそうですよ。
(後にも先にも、このときだけやったそうですが)
物語の中では10数年経ってるけど、俳優さんたちは少し前まで若い夫婦を演じていていたのだからと。
→ こちら

別れて10数年経ってる二人だから気持ちも変化してるやろうし、もっとドライなシーンとして書いたそうです。
でも、演じてる二人は、そうではなかったんですね。
敬語を使って、名字で呼び合うぎこちない二人は、かえって?〈愛があふれてる〉二人になってました。

別れた夫婦が元に戻るって、普通なら、なかなかありませんよね。
でも、なんか、この夫婦にはありそうな気がしました。
ほんまに、愛がだだだ漏れてる感じなんですもん。

喜美子は、去っていった八郎の姿を追うようにガラス戸を見つめてました。
10数年ぶりに会った八郎に、懐かしい気持ちもあったやろうけど、おそらく、愛しい気持ちを思い出していたんやろうなと。
その背景には、息子武志の言い放った言葉が残ってるんかなと思います。

18週、高校2年になった武志が進路を迷ってた時、喜美子に陶芸を習っていて、喜美子から、陶芸家になりたいんかと聞かれます。
わからん、と言いながら「テレビジョンが来た日」の話をしました。
「来たで、武志!」といった喜美子の声に、「やっと来たか、お父ちゃん・・・お父ちゃんが来たんかと思ってん」
・・・顔をあげて武志を見る戸田さんの表情が秀逸で・・・

「けど、それからもお父ちゃんは帰ってけえへんかった。いつの間にか離婚してた・・・お母ちゃんはやりたいことをやって陶芸家として成功したけど、大事なもんを失ったんや」

もう、ほんとに、涙がこぼれましたね。
武志の言葉にも、喜美子の表情にも。

武志は、喜美子に内緒で八郎に相談して大学受験を決めます。
武志が八郎に相談していることをうすうす気づいていた喜美子ですが、合格した時、初めて、5年ぶりに父子が会った日のこと、いろいろ話したことを聞きます。

「5年ぶりに会うて、ふつうにしゃべれるもん? そういうもんなん?」

武志は、八郎がお風呂を沸かせるぐらいいっぱい手紙をくれたこと、いつも最後に、「会いたい、いつか会いたい」って書いてあったことを話します。

何とも言えない喜美子の表情を映しながら、ナレーションが語ります。

「大事なものを、失ったのだと思いました」

ノベライスでは、こう書かれてました。
「喜美子は自分が失ったものを考えました。けれども何をどうできただろう。どうすることもできなかった。自分の志を貫きたかった。ただ、火とともに生きたかった」 

ちょっと、ドラマとイメージ違いますかね~。

喜美子と八郎が再び会うのは、喜美子がアンリというセレブな女性と不思議な出会いがあって、アンリと、幼馴染の信作と照子、そして八郎の5人で「すき焼き」を食べるところ。

録画してたのを何度も見たけど、テーマ的?には2つあるのかな。

一つは、老いと向き合う孤独な40代の女性のこれからの生き方のこと。
もう一つは、元サヤを願う幼馴染たち(私たちも、か??)がいること。

酔っぱらって「ハチさん、ハチさん」言いながら泣いたという喜美子。
酔っぱらってその夜の記憶がない喜美子は、アンリにそれを聞かされてびっくり。
・・・そういや、信楽太郎の「さいなら」を聞いた時も、泣きながら八郎の絵を描いてましたよね~
自分の心の中を、意外にも?素直に出してしまう人なんかもね~。

でも、あの「すき焼き」シーン、二人の視線が絡まることがなくて、悶々としました。
八郎が一瞬、喜美子を見た時があったけど、ほんまに、一瞬でしたし~(涙)
(アンリが、喜美子が一人になってさみしがってる、というくだりで)

「それが年を取るということや。ハチさん、川原ちゃんな、白髪見つけてんで~」

喜美子は目を伏せたけど、八郎はちょっと微笑みましたね。
(喜美子を愛おしく思ったのかな~)
もう、ほんまに、もどかしいわ~(苦笑)

思うような作品をコンスタントに作りだし、それなりに名声もお金も得て、親を見送り、子どもも育て上げ、気づいたら、一人でご飯を食べている自分がいるわけで。
そこに共感する同世代の人もたくさんいたようですね。

私も、子どもが大学に入学したころ、そういう空虚さを味わいました。
ま、私の場合、そのころドラマの中の某俳優さんを見染めてしまい、舞台を観る楽しさも知り・・・現在に至るんですけどね(苦笑)
・・・なので、沼民の皆さんのハマりゆく気持ちは、よ~くわかる(笑)

武志は、両親が「すき焼き」を一緒に食べたことを喜びましたね。

「そんなことができるんやったら、言うてぇや~」

武志の喜びように、喜美子は申し訳なく思うんですね。
父に会いたかった息子の気持ちを思いやれなかったとを。

20週、二人が工房でかわす「夫婦漫才のような」会話は楽しかったですね。
「ハチさん、呼んでええ?」「はぁ?」
「キミコ、呼んで」「えっ?」
「キミコ、呼べ」「あの・・・」
「ええやんもう、フツーにいこうや~・・」
「そんな、いきなり・・・おこってはるんですか」

サバサバして、カッコいい喜美子。
こんなことできるでと八郎をハグした時の表情が印象的です。
水橋さんによれば、台本に「(懐かしい匂いがして黙ってしまう)」と書いたのだとか。
・・そういえば、匂いを嗅いでるような表情でしたね!

ノベライズによれば・・・
喜美子はその懐かしい匂いに揺れた。その胸板も背中の感触も変わってはいない。昔、愛した人のぬくもりであった。喜美子は黙って八郎から身を離した。…自分は思っているほど平気ではなかった。

そうなんやね~。
喜美子も、やっぱり「意識してる」んですよね!

八郎は、かつて新人賞を取った赤い大皿を(武志に見せるために持ってきたんですが)見て、

「これな、何回も壊そう思た。壊して前に進もう思てな。昔、喜美子が言うてたんを思い出して」

「新人賞取ったお皿やん。陶芸やってへんて、ほんま?」

ノベライズによると、喜美子は、八郎が陶芸をしてないことが気になってたようです。

「今は休んでる」

「やりたい言う気持ちはあるん?」

「陶芸を始めたころの・・気持ちになれへんか思て」

「どんな気持ち?」

「ドキドキしてた、あの感じな・・・恋やな。もっかい好きになりたい。純粋にな」

ノベライズには、この言葉が喜美子の心に深く届いた、とあります。
情熱を失ったら作り手は死んだも同じ。どんな芸術家も同じ。

凡人の私には、喜美子のことを言うてるように思いましたね。
八郎は、喜美子がそばにいたから作陶できた人やし、もっかい好きになりたいのは、もうっかい、喜美子のそばにいたい、ってことやなと。
勝手に盛り上がったんですけどね~(笑)

「ほんなら、壊したらええやん。壊して前にすすみ。ほんでな、ウチとも、新しい関係築こうや」

男前な喜美子です。
水橋さんによれば、この喜美子の台詞は、喜美子から八郎へのプロポーズだとか。
戸田さんはサバサバしてカッコいい、男前な喜美子も魅力の一つやと。

戸田さんは「今週のキミちゃん」でこういうてますね。
「原点に戻る」って。

相変わらず、長くなってしまった。

もう、なかなか、終わらへんやん・・・

その5は → こちら


「スカーレット」についての考察 その3

2020-04-26 23:20:10 | ドラマ「スカーレット」
スティホームな毎日ですが・・・
ここぞとばかり? 3月末で終了した朝ドラ「スカーレット」について、様々な資料?をもとに、感想などを書いています。

ドラマを見ていない方、興味のない方は、スルーしてくださいね(汗)
そのうち、平常運転に?戻りますんで・・(苦笑)

・・ドラマにハマったのが12週目ぐらいからなので、「考察」もそのころからです。
あ~、1~11週目が面白くない、というのではありませんよ。
普通に、楽しく見てましたからね~

今日、NHKFM「岡田惠和の今宵、ロックバーで~ドラマな人々と音楽談義~」というラジオ番組で、3月15日に放送された松下洸平くんの回が再放送されました。
なので、また聞いてみたんですけど、いや~、お二人の会話がほんとに心地よくて。

前にも書きましたが、岡田さんは脚本家で、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」「おひさま」「ひよっこ」を書かれた方。
水橋さんがゲストで出演された時も、朝ドラについて話されてましたが、洸平くんとも、「スカーレット」についていろいろ話されてます。

喜美子と八郎の離婚に至るストーリーについて、岡田さんは斬新だし、勇気あるなと。

洸平くん:これまでの人生でたくさんのことを耐えてきたり、家族のために我慢したり夢をあきらめてきた喜美子が、やっと見つけた、生まれて初めてやりたいことを見つけてしまった時の爆発力を、当然、八郎さんには止められないですね。八郎は、常識人というか、普通の作家なので。そこでのずれを描いた水橋さんはすごいと思います」

岡田さん:易くやっちゃうとね。八郎さんが折れるんですよ。それて応援する人になる、というパターンは見たことがある気がするんですよね。やっぱりそれはウソだろうって思うんですよ。だからあそこで別れるっていうのは、すごいなと思うし・・

そうか・・・折れたらええやんて、私らの思いつくことは、”易い想像”なんやね。
”見たことあるパターン”なんや~
あそこで、気持ちがすれ違って別れてしまうから、ドラマなんやね。

・・・八郎が「イチから出直す」と愛媛に行ったので、喜美子は離婚届けを送るんやけど
(そういうナレーションやったんですけどね)
八郎さん、その離婚届を出さないまま引き出しの中に入れといて~って、思いましたよ。
ほんまに・・・結局、離婚してたんですけど(涙)

他にもいろいろ話してくれてます(おいおい、また書きますが)
‥・聞きながらいろいろ思い出して、また涙がこぼれてしまいました~(涙)



4月の初め、発売日に本屋さんで見かけて衝動買いした「ノベライズ下巻」。
水橋さんの脚本と放映されたドラマをもとに、ライターの水田静子さんが書かれました。
・・・上巻は買ってないんですよね。
ガイド本にあらすじが書かれてるんで、まぁいいかなと。

ちなみに下巻は、12週から最終週までの分が書かれています。
12週・・・喜美子が八郎に教わりながら初めて珈琲茶碗を作る週です。
そう、「あさイチ」でも話題になった「ふたりだけの15分」があるんですが、ガイド本のPart2に、その回に関するキャストのお二人と、内田P、演出の中島由貴さんのコメントが掲載されてます。

戸田さんも洸平くんも、かなりプレッシャーを感じ、話し合いをしっかりして取り組んだようですよ。

脚本以上のものを作らないといけない、綿密に組み立てないといけない、いつも以上に慎重になったという戸田さん。
洸平くんは、水橋さんが僕たちを信じてくれた、試されてるんだと思ったらしい。

内田Pは、脚本がただただ面白くて、登場人物が二人だけだと気づかなかったとか。
八郎は喜美子を陶芸の世界に導く役割があり、また、二人の恋愛のクライマックスでもある回。
二人が意気投合したり、対立したり、振れ幅の大きな展開を、しっかり話し合って演じていたとおっしゃってます。

演出の中島さんによると、どういうふうに人を好きになるかということを、時間がかかってもいいから、そのプロセスを飛ばさずに、ちゃんとやりたいと、水橋さんと話していたそうです。
なので、原稿を受け取ったときは、「勝負をかけてきたな」と思ったとか。

そして、演出の立場で大事にしたのは、「二人の距離感」だそうです。
ドカーンと恋に落ちなくても、人は人を好きになるからって。

・・・確かに。リアルに描いてくれましたね。
この1週前の「あさイチ」に洸平くんが登場して、「二人だけのスカーレット」について話してくれました。
戸田さんも話してましたが、二人で充分話し合って、違和感なく、居心地の良い芝居ができたと。
テレビで、ああいう化学反応がおこるんだなぁと。

舞台で、二人芝居をいくつかしてきたという洸平くんは、(「スリルミー」「母と暮らせば」、「木の上の軍隊」もやね)相手をリスペクトして、信頼関係を築いて臨む、お客様に届けすぎない、対相手とだけ芝居をする、お客様に、こちらに入ってきてもらうように演じる、というようなことを言うてました。

おかげで、もう、私ら(視聴者)が、入る入る~(笑)
すでに八郎沼に落ちてる人がたくさんいたけど、ここでさらに落ちる人、抜け出られない人多数~(苦笑)

収録は丸一日かけて行われ、終わったのが深夜、二人ともくたくたやったそうですが、終了時にはスタッフから大きな拍手が沸き起こったらしい。

脚本の月刊誌「月刊ドラマ」には、「スカーレット」の脚本が3週分、掲載されています。
水橋さんチョイスの第1週と、12週、23週。

そう、12週が載ってるんですよ。
水橋さん曰く、12週は、二人の恋愛ばかりが目立つけど、ヒロイン喜美子が本格的に陶芸をやり始める大事な週だから、選んだそうですよ。

脚本て、こういうふうに書かれるんですねぇ。
水橋さんがインスタで、「ト書きは、演じる俳優さんへのラブレター」
とおっしゃってたけど、ト書き以外に、「(ドキドキ)」とか、「(一瞥する)」とか「(強い集中力、強い目)」というような書き方がしてあります。
これもト書きになるのかな。

そういや、戸田さんは台詞にある「!」(感嘆符)まで意識して演じてたようです。
すごいな、俳優さんて。

12週目ごろの、結婚をするまでの二人のシーンは、ほんとに、キュンキュンしましたよね。
二人とも、表情も、声も、後半とはずいぶん違う。若々しい。

ドラマでは、かなりカットされたところがあるらしいんですが、ノベライズは、そのカットされたところも入れて書かれてるようです。

確かに、ドラマの「行間」がけっこう埋められました~
あぁやっぱりそうやったのねと、ホッとするところもあり、逆に、ドラマではあれほど余韻を感じたシーンが、文字で書くとあっさりしてるなぁと思ったり。

うれしいなと思ったのは、八郎がプロポーズの時に手渡した夫婦茶碗。
そのアイテムが、ドラマの中では結局出てこなかったけど、ノベライズの中には、ちゃんと存在してました!

そして、「加賀温泉」もね。
「いつか行こうな」というのがちゃんと書かれてましたよ!

内田Pが「泣く泣くカットした」という、後半の、特に最終週あたりは、もう読みながら涙、涙、です。

そこらへんは、また、書きますね~

その4は、→ こちら

ステイホーム!

・・・明日は、ちょこっと仕事ありますね(汗)


「スカーレット」についての考察 その2

2020-04-25 17:31:07 | ドラマ「スカーレット」
昨日は、ドラマの感想というより、戸田恵梨香さんのインタビューの感想で終わっちゃっいましたね。
でも、演じる上で、いろいろ葛藤があったんやなぁと思いました。

脚本の水橋さんは、この作品に2年前から取り組んでたそうです。

喜美子と八郎はすれ違っていき、やがて離婚するのですが、参考にされたという神山清子さんの人生は、当時は珍しい「女性陶芸家」として有名になっていく奥さんに嫉妬し、弟子と浮気して出ていくという、めっちゃわかりやすい?夫婦の破綻がありました。
それが、この、きゅんきゅんさせられた夫婦にも訪れるのかと、ハラハラしましたね。
三津という若い女子の弟子も入ってきて、沼民(八郎さんファン!)がザワつきました。

水橋さんと内田Pは、最初から、浮気で離婚する、というのはまったく考えてなかったようです。
同業夫婦がうまくいかなくなる、妻の才能が秀でていることから、夫婦がすれ違っていく様を描きたかったようです。

そこに何があるのかを、水橋さんがインタビューで答えています。
→ こちら

前にも書いたけど、私が一番モヤモヤしたのが、この、二人に離婚に至るところですね。
喜美子一人で穴窯を成功させることが大前提ですが、(喜美子の物語ですからね~)一番、切なくて、ちょっと腹が立ったのが、八郎のあのセリフです。

「2週間も焚き続けるなんて窯が持たへん。前に言うたな。同じ陶芸家やのになんで気持ちわかれへんのって。僕にとって喜美子は女や。陶芸家やない。ずっと男と女やった。これまでも、これからも。危険なことはやらんといて欲しい」

めっちゃ違和感でした。
びっくりしました。ここで、これ言う~? 
こう言えば、喜美子が自分の方を向くって、思ったん??

大阪行って吹っ切れて(信楽太郎の「さいなら」も聴いたし)草間さんにヒントと力をもらって、
(草間さんの登場を、沼民は素直に喜べませんでしたよね?)意気揚々と穴窯に向かおうとしてる喜美子と、もう次元が違うというか、ステージが違うというか。

本当に喜美子の体が心配なら、不本意でも穴窯を焚くのを手伝えばいいことです。
「納得でけへんけど受け入れます」って、そうしてきた二人やん。
それを、喜美子の、八郎への愛に賭けてるって、女々しくないですか?

武志を連れて出ていく、
これも、それまでの八郎とは思えないような行動でした。
そもそも穴窯を喜美子にすすめたのは八郎です。
喜美子の天性の才能を理解して、陶芸をやらせてあげようという、あの時代にはいない優しい夫でした。
でも、新聞の扱いや研究所の所長、美術商の言葉に同調し、「僕が甘かった。まず賞を取って名前を挙げてからにしよう」なんて、ありきたりなことを口にするんですね。

「有名になるってどういうこと? 売れる作品が作りたいんと違う。ウチはウチが思うような作品を作りたいだけや」

もう、二人の見ているところが違うんですよね。

別居してからも、話し合うこともせず、ただ、喜美子が自分の方を向くことを待ってるって。
八郎側のことが少しも描かれてないだけに、沼民もさらにザワザワしてましたよね。

水橋さんによれば、八郎とて昭和の男。
自分より才能が秀でた妻に対する悔しさがあったはずやし、優しさの根底には「嫉妬」があって、自分を頼って欲しかったし、自分の方を向いて欲しかったんやと。

水橋さん曰く、「僕にとって喜美子は女や」というのは、八郎から喜美子への、「最後のプロポーズ」なんやそうです。
喜美子の「好き」という気持ちに賭けたんですね。

陶芸指導の先生によると、穴窯の炎はじっと長く見入ってはいけないらしい。
炎を見ていると気持ちを持っていかれるんやそうです。



「月刊ドラマ」のインタビューで水橋さんは語ってます。

「喜美子は、炎に気持ちを持っていかれたのですね。私たちは、観てくださる方がどの程度理解してくれるかは分からないけれど物づくりの業や、どうしようもない執念、とり憑かれていく、ガッと行くところまで行くのはやりたいね、と話していたので、強い気持ちをもって描きました」

「陶芸家になります」

八郎の”プロポーズ”に、喜美子はこう答えます。
そして挑んだ7回目の穴窯で、ついに成功するんですね。

3回目に挑むときやったか、チビ武志に、「成功したら、お父ちゃんを迎えに行く」というようなことを喜美子は言うてたと思うんですが、7回目の穴窯が成功して、喜美子の作品をじっと見つめる八郎に、喜美子は声をかけませんでした。

なんで??
成功はしたけど、まだ売れるかどうか未知やったのに。
喜美子の意地ですか? 女の意地ですか?

そして、八郎は、喜美子の作品を見つめながら、涙ぐんでました・・・なんで、なんで泣くの~???

脚本では、だまってただ見つめる八郎、とあったようですが、洸平くんによれば、八郎は男だし、プライドもある。
喜美子に負けてしまったこと、信じてあげられなかったこと、ここにはいられないという気持ち、何より、幼い息子武志への申し訳なさがこみあげてきて、武志のことを思って、涙を流したのだと、言うてました。
公式HPのブログでも、そう語ってます。

息子のことを思っての涙・・・
もう、ほんまに、お父ちゃんになってはったんですね。

『ステラ』(2/1号)のインタビューで洸平くんは、こう語ってます。

17週で息子の貯金を取り崩して穴窯に挑戦しようとする喜美子に対し、怒りがわき上がる八郎ですが、同時に、「喜美子にとって自分はもう必要ない存在になったんだな」と悟ったんじゃないかな。
・・・喜美子の気持ちもわかるし、どちらも間違っていないからこそ、分かり合えない二人が悲しくて、幼くて、本当に心が痛みました。・・・なんとかならないの、ちゃんと話し合って!と願ってしまったほど。こんな当たり前のことさえ、見えなくなってしまってるのかと、水橋さん、なんて切ないストーリーを書いてくれたんだ・・



スカーレットのガイド本part2(2/1発行)に、「陶芸家夫婦の日々を語る」という、
戸田さんと洸平くんの対談が載ってるんやけど、そこにも、三津の登場から穴窯へ向かっていく喜美子と八郎のことを少し語ってます。
お互いにわかって欲しいと思っている気持ち、わかるけど、だからこそ難しいねと。

ちなみに戸田さんは、「あさイチ」で、「家族と穴窯、私ならどちらも手に入れたい」と言うてましたね。
二兎も三兎も追う! みたいに(笑)



『ステラ』(3/21号)で戸田さんは、こう語ってます。

喜美子は大切なものを犠牲にしてまで陶芸に情熱を注ぐような、突出した才能を持った人。正直私にはなかなか理解できない部分もありました。喜美子の強さやたくましさを、エゴではないかと考えてしまったことがあって・・。

戸田さんも洸平くんも、いろいろと悩みながら役作りをしたみたいですね。

で、私のモヤモヤ・・・なんで二人は別れたの? ですが(苦笑)

一言で言えば、若かった、ってことなんでしょうかね。
あれほど、「話しよか」と言って、夫婦の時間を大事にし、話し合ってきた二人やったけど、喜美子が自分の作りたいものを作り始め、八郎が作品作りに悩み始めたころから、「話し合い」が少なくなっていきました。

最初の穴窯挑戦の時、窯の温度が予定通りに上がらなくて、喜美子は八郎を頼ろうとするんですが、そこで、八郎に寄り添って居眠りしてる三津を見てしまいます。

戸田さん的には、めっちゃ嫉妬したらしいですが(笑)喜美子は何も言わず、ガッとまた穴窯に向かいます。

2回目の挑戦を止めようとする八郎に、喜美子は、二人が寄り添って寝てるところを見た、って言うんやけど、そこで言うの? って、思ってしまいましたね。
喜美子は八郎を頼った自分の弱さが失敗につながった、だから次は失敗しない、と言うんです。

八郎は、やましい気持ちはないはずやけど、ちょっと狼狽してましたよね。
喜美子の2回目の挑戦をそれ以上止められなかったし。

喜美子もまた、八郎を信じてはいるけど、寄り添う二人の姿は衝撃やったと思う。
いくら恋愛に疎い喜美子でも、三津の気持ちに気づいていたようやし、だから余計に、穴窯を成功させやなって、思ったんでしょうね。

水橋さんの脚本は、ほんとに、私の予想の上を行ってました。

なんかほんまに、17週、18週は、観ている方も苦しかったです。
喜美子が穴窯を成功させた時、「スカーレット」ファンならうれしいはずやけど、なんでか、素直に喜べなかったですねぇ。

水橋さんと内田Pの、思うつぼ、やったんでしょうかね(苦笑)
幸せの形はいろいろで、ヒロインがすべてを手に入れる予定調和なんて、人生にはないんだってことですよね~?

そういや前作の「なつぞら」は、共働き夫婦が、子育ての協力者を得て、働く母の存在を会社にも認めさせて・・すべてうまくいく感じに描かれてたので、確かに違和感はありましたよね。

二人の別れは、納得でけへんけど、受け入れます(苦笑)

さて、このブログの3月13日、「スカーレット妄想祭り」(笑)に書いた、妄想の答え合わせを少し(笑)

妄想1
八郎が京都から愛媛に行ってるのは、砥部焼をしに行ったの?

ノベライズの下巻の「あとがきにかえて~」水橋さんが、「スカーレット」こぼれ話いろいろ、を書いてくださってますが、そこに、衝撃的なこと?が書いてありました!

なぜ愛媛か、
台本の打ち合わせて、水橋さんはこう言ったそうです。
八郎はいったん陶芸を離れたと思う。
京都で頑張ったけどうまく陶芸に向き合えなくなって、陶芸から離れたくなった。「イチから出直す」というのは、陶芸と全く関係ない仕事に就くこと。
どこにしようか、八郎の兄が移り住んだという愛媛に行ったことにしようか。
愛媛ではミカン畑で働くとか。
それでも陶芸が忘れられなくて、離れられなくて、再び陶芸に関係のある名古屋の会社へ転職するのだと。

え~っ、八郎がミカン畑ですか??

水橋さんはその話を、八郎役の洸平くんにしたそうですが、冗談だと思われたそうです(笑)
洸平くんは、八郎は愛媛でも陶芸に関わる仕事をしていた、一時たりとも、陶芸から離れていないと思ってたようです。

・・・私も、そう思ってたんですけど(笑)
(砥部焼、関係なかったの~? 調べたのに~笑)

水橋さん、「私だけの八郎ではないんだな」と、どの役も、みんなで作ってるんだなと思ったそうです。

妄想5、
ゴロウちゃんのいる県立病院はどこ?

武志が入院しているとき、窓から琵琶湖を眺めていました。
対岸に、山並みが見えましたよね。
南湖の湖岸という設定でしょうか。
つまり、信楽からなら電車で1時間ほどかな。

なので、名古屋からくる八郎さんは、信楽に行くより近いと思います。

喜美子が照子と一緒に敏治さんの検査結果を聞きに県立病院へ行くシーンがありますが、ノベライズに、二人で電車に乗ってるというくだりがありました。

ドラマの中で、「帰りに寄りました」というゴロウちゃんに、「帰りに寄るようなとこちゃいますよ」って、喜美子が言うてましたが、多分、先生は車で行ったんでしょうね。
大津あたり?からなら40~50分ほど、車の方が便利ですよ。


今日は良いお天気でしたね。
もったいないくらい。

でも、スティホーム!!
まだまだ、考察は続きます(苦笑)

その3は、→ こちら


「スカーレット」についての考察 その1

2020-04-24 23:19:55 | ドラマ「スカーレット」
とうとう終わっちゃいました。
朝ドラ「スカーレット」。

終わって、3週間を過ぎました。
いろいろなことを考え、いろいろな感情をもらったドラマでした。

前にもスカーレットについて書いていますが、今回は、長くなります~~
(分割してアップしますが)

「スカーレット」を見ていない方、興味のない方はスルーしてくださいね。
どうでもいいことを、かなり、入れ込んで?書いていますので(笑)

何回か、「スカーレット」について書いてるので、カテゴリーにドラマ「スカレット」をつくりました。

ちなみに、初めて書いたのは →こちら 
興味のある方は、カテゴリーから、それぞれお読みください~

今もなお、「スカーレット」の世界に浸っているのは、終了後の、インタビュー記事や、関わった方々のコメント、出版されたノベライズ、脚本の月刊誌を読んだり・・・しているからです。



ノベライズ下巻は本屋さんで見かけて衝動買い、『北國文華』『月刊ドラマ』は水橋さん関連でお取り寄せ。

NHKのテレビ番組誌『ステラ』も、気づいたら2冊買ってましたね(苦笑)
・・・他のテレビ番組誌も1冊、買ってたし!

そして、本屋さんで、手に取って読んでみたら、思わず涙がこみあげてきて、あかん、ヤバイ、もう、買って帰ろう、と思った本もあります。



『+Act.』です。
エンタメ系の雑誌。イケメンがずらり。
松下洸平くんの記事が載った時も読みましたね。
(すいません。その号は、買ってない~汗)

今回は、主演の戸田恵梨香さんのインタビューが掲載されてました。
朝ドラが始まったころにもインタビューを受けてたようですが、
(それも立ち読みしたような・・・買ってない。すいません~ 汗)

今回は、撮影が終わって約1か月後、「エール」へのバトンタッチ終了後のインタビューです。

なので、撮影終了直後の時の言葉とは、少しニュアンスが違ってましたね。
ライターさんと親しいのか、けっこういろいろ話されてます。

戸田さんのどの言葉も「スカーレット」ファンにとっては感動的なのですが、やはり、涙腺ポイントは、八郎さんを演じた松下洸平くんのこと、そして、お父ちゃんを演じた北村一輝さんのこと、ですね。

しみじみ、戸田さんは俳優として(女優ではなく!?)できる人やなと。
台本をボロボロになるまで読み解いて役作りをされてるし、(水橋さんが脚本家の岡田さんのラジオでも話してました~)座長としての意識が凄いです。

そんな戸田さんが、15週あたりで、台詞が出てこない一瞬があったそうです。
台本を見直しても字面が入ってこなくて、ダメだ・・できない・・・涙がポロポロこぼれた時、洸平くんから「一回、深呼吸しよう」という一言が。
自分をフォローしてくれてる・・・その姿を見て、「迷惑かけてる、気を使わせてる」と思った瞬間、魂が戻ってきて、台詞が言えるようになった、らしいんですね。

15週・・・「優しさが交差して」の週ですね。
喜美子が天性の創造性を発揮しはじめ、八郎は個展の作品づくりに悩み、喜美子は、弟子の三津の言葉から、八郎を追い込んでいるのは自分だと気づく。
個展をやめるように言うけど八郎は納得しない。
三津との会話から、食器セットを作り始める八郎。
・・・夫婦の気持ちがすれ違っていく週ですね。

NHK公式HPの「今週のキミちゃん」では、とにかく、芸術家としての喜美子が凄すぎて、
戸田さんが感じること(視聴者に近い?)は横に置いて、喜美子として演じることに徹してたようです。
だから、14週あたりから、気持ちはたいへんやったんでしょうね。
→ こちら

洸平くんに「大丈夫、大丈夫、深呼吸しよう」と言われた時に、我にかえれたことが、さらに、戸田さんを強くしたようで、二日間で90分の台詞を覚えるというスペックを得たようです。
(「あさイチ」でもおっしゃってましたね~)
そして、つくづく(自分は)甘えるのが苦手なんだなと、思ったとか。

八郎役の洸平くんのことについて。

「大きな作品で大きすぎる出会いをしてしまって、これから先を超心配してます(笑)」

八郎さんを演じる洸平くんとの芝居は心地よすぎて、芝居をすることのストレスが一切なかったそうです。
ちゃんと喜美子と八郎という夫婦としてのものを積み上げていけたし、八郎さんが松下洸平という役者さんで、ほんとにラッキーだったと。

洸平くんの凄さについて。

その瞬間瞬間に起きていることを、すべてちゃんと拾ってくれるし、拾える人。
敏感で繊細で、なおかつ、その繊細さを表現できるところが凄い。
(自分と)物事の感じ方とかも似てるし、芝居の流派もそっくり。
年を取ってからの芝居は超楽しかった。

確かに、お二人の相性の良さは見て取れましたね。
「あさイチ」でも、戸田さんは言うてました。
年齢を重ねてからの芝居が、夫婦漫才みたいで面白かったと。

確かに、十数年ぶりに再会したところは、ちょっとドキドキやったけど、”新しい関係”を築き始めてからは、オジサン化する喜美子と、さらに優しくなってる八郎さんのやり取りは、楽しかったですね。

そして、一番涙がこぼれたのが、お父ちゃん役の北村さんが開いてくれたキャスト会のこと。

コロナの件で、全キャスト・スタッフの打ち上げができなかったけど、北村さんがサプライズでキャスト会を開いてくれたそうです。

じきじきに北村さんから戸田さんに連絡があって、ご飯会しよう、って。
八郎にも伝えてな、と言われて、洸平くんに連絡し、お店で待ち合わせて、3人でしゃべってたら、なんと、そこにみんながいたんですって。フカ先生まで!
(ネット記事によれば40人くらい?集まってたとか)

戸田さん、めっちゃ泣いたそうです。うれしくて。
最後の最後まで、キャストのみんなの愛情がすごくて。
お会計の時に戸田さんがお金を出そうとすると、北村さんはそれを遮り、こう言ったそうです。

「恵梨香ちゃんやから、集まってんねんで。これがお前の”結果”や」

お父ちゃん~~! かっこええ~!

この後の、戸田さんの言葉が一番ジーンときましたね。

こんなにうれしいことはないな。
役者としても人としても認めてもらえたんだなぁと。
現場で立ち止まりそうになった時もあったけど、(洸平くんとのシーンで、台詞が飛んだ時ですね)その時、”このキャストの人たちにこの現場を楽しいって思ってもらえないと、私はきっと後悔する”と思ったし、みんなが参加してよかったって思えるようにしよう”と、すべてを背負う覚悟をした、その覚悟がまっとうできたのかな、本当に報われた気がした。

座長として、すごく大きな責任を背負ってはったんですね。

他にも、いろいろ話されてますが、良い作品に出合えたんですね。
役者は孤独だと、身に染みて感じた作品やったそうです。

その2は → こちら


明日は我が身?

2020-04-24 13:18:53 | 日々のつれづれ


道端に咲いてました。スミレ。

昨日の、岡江久美子さんの訃報、ショックです・・
4月2日の、ひこね演劇鑑賞会の例会で、
大和田獏さんにお目にかかり、
演鑑の会報係として、インタビューをさせていただきました。

マスクして、いつもより距離を開けて。
物腰のやわらかい、素敵な方でした。
・・・奥様のことはお聞きしていないけど、
獏さんは、4日の京都の例会を終えて帰京されました。
その時はもう、発熱されてたんですね・・・

ニュースによれば、入院してから、家族は会えなかったとか。
志村さんの時もそうやけど,だびに付されるまで、
家族なのに、顔を見ることもできないんですね。

乳がんの手術を受けて、放射線治療を受けていたそうですね。
体力、免疫力が衰えていたんでしょうか。

60歳以上、病後・・・それだけでリスクが高いのに、
発熱後、4,5日様子を見てくださいと言われたとか?
臨機応変には対処できないんでしょうか?

娘さんの美帆さんと連名でコメントを出されてたけど、
ほんとに、悔しいでしょうね。

聡明で明るく元気、ほんとに、そういうイメージの女優さんでした。


共演された方々から、たくさんのコメントが出されてますが、
それを読むだけで、涙がこぼれます。
まだ、63歳ですよ。

お兄さんの大和田伸也さんがツイッターでコメントされたけど、
義妹に対する残念な気持ちを伝えてはりました。

コロナに関することをあれこれツィートしてる俳優の山西惇さん。
(「相棒」のヒマ課長ですが・・)
岡江さんのニュースが出てからのつぶやきが・・・

「もう、勘弁してください」

ほんとに、勘弁してください!

岡江久美子さん、
心より、ご冥福をお祈りします。

ダンナが、鶴太郎さんとの終着駅シリーズ?
もう見られへんやん~て、言うてますが。
・・・どんだけ2時間ドラマのファンやねん~

さて、「スカーレット」の感想をまとめようとしてるんですが、
いろいろ思うことがあり過ぎて?まとめきれず~(苦笑)

でも、それを書いてしまわないと次に進めないんで??
ページを改めて、書いていこうと思います。



近況報告、おうちでご飯?

2020-04-20 23:36:47 | 日々のつれづれ
なんか・・・本当に、コロナが身近に迫ってきてますね。
いつ感染してもおかしくない感じで・・・
さすがに、遠出はしてませんね。というかできません(涙)

今日、お昼前に姉から、
朝からスーパーが混んでる、
粉物がすっからかんになってる~~ というLINEがありました。

ニュースでは見たけど、この辺もなんですか??
・・・夕方、近くのスーパーに行ったら、
ほんまに、粉物・・というかパスタは全然なかった!!

どういうこと~?
買い占められてるんですかね~??
在宅率が高いし、買い物も毎日いけないし?

思わず、わが家のストックを確認・・・

緊急事態宣言の対象が全国になってから、
滋賀県は5分の1ルールが提言されてます。

5日に1日出勤、てことですか?
5日に1日、買い物ってことですかね??

でも、なかなか仕事をしてる人には難しいです。
私の仕事は元々ほぼ、いわゆるテレワークなので、
大きな変化はありませんけど。
・・イベントがことごとくなくなってるんで、
これから先は、仕事ないかもですが~~(汗)

わが家で一番危険かもしれないのが長女です。
テレワークができない(そんなシステムが構築できてない?)らしく、
毎日出勤してるんですが・・・電車通勤です(汗)
上り電車に乗るのですが、娘曰く、

「めっちゃ空いてるねん。二人掛けの椅子に一人ずつ座って、
 それで、ちょうどいいくらいの乗客数やで。
 なんなら、4人掛けBOXには対角線上に座るという、
 暗黙のルールまでできてるような感じ。
 立ってる人もいてないし・・ほんま、少ないわ~」

京都大阪方面の下りはどうなってるのか不明ですが、
上り電車は、ソーシャルディスタンスな?ようです(苦笑)

でも、感染のリスクはあるんで・・・
手洗いしすぎて手が荒れる~ってボヤいてます。

そんなこんなで、締め切りと戦ってたのですが、
在宅率が高いので、「おうちご飯」を写メっております。



タケノコを湯がき、



タケノコの若竹煮。




タケノコ入りのちらし寿司。
ほうれん草の胡麻和え、鶏手羽元の酢煮。



ずっと飾ってた?白ワインを飲もうと、
タラのパン粉焼き、豚キムチ。



糸こんにゃくと肉入りのキンピラごぼう。
鰆のつけ焼きに小松菜の煮びだし。



うすいえんどうの豆ごはん。
旬やねぇ。

・・・・高級なものはナイですね(笑)

昨日、一つ上の先輩からLINEがありました。
・・・このブログを見てるようで~

「アンタは、なんでそんなに元気なん?」

「舞台観て、ドラマ観て、本読んで、音楽聴いて
 泣いたり笑ったりしてるからやで」

「コロナ、怖くないん?」

(もういつ感染してもおかしくない状況なんで)

「感染するときはするやろから、体力とメンタル鍛えとかな」

「メンタルは、どうやって鍛えるん?」

「暗いことは考えない、トキメキが大事。そして笑うこと。
 笑うとナチュラルキラー細胞が活性化されて免疫力がつくらしいで~」

「うんうん・・」

(今、人と会うことが少ないからこそ)

「喜怒哀楽は生きてる証拠。
 とりあえず、ネットで舞台やドラマの感想を読んで共感したり、
 いや、違うやろとっつ込んだりして、楽しんでます」

もちろん、パソコンに向かって仕事もしてますが、
録画してるドラマもチェックしやなあかんし、
(夜中、ダンナが寝てからですけど~)
俳優さんやタレントさんのYoutube見たり、ツイキャスを眺めたり、
・・・ほんま忙しい(苦笑)

まぁ、平たく言うと、アホですね~(苦笑)

それと・・・先月から雑誌やムック本、
テレビ番組雑誌に、脚本の月刊誌、
ドラマのノベライズなどなど、読むものが多くて(苦笑)
(・・・ちゃんと、仕事もしてますから)
本屋さんで見つけたり、Amazonで購入したり、
ハ〇キルーペかけて、読んでるんですよ。

なんでって、
目的は、あの国民的朝ドラのせいですがな~(笑)
楽しみにしてた脚本家・プロデューサー・演出家のトークショーに
コロナのせいで、行けなかったしね~

なので、その感想は、また次回(苦笑)



西教寺の桜

2020-04-12 20:50:22 | 湖国日記
日に日に感染者が増えて、コワイ状況になってきましたね。
こんな時に出歩くな!! ・・・・というお叱り覚悟で(汗)
アップしそびれてるので・・・アップしておきます。

先週、三密を避けつつ、大津の西教寺に行ってきました~



総門。坂本城から移築したといわれています。

朝ドラスカーレットロス?も続いてますが(苦笑)
ぼちぼち大河ドラマにシフトしないと?? 行ってきました。
・・・地元にゆかりのある人を描いてますから!

昨年あたりから、明智光秀に関連する番組も多いので、
城郭とか、本能寺の変に関するものとか、NHKだけやなく民放でも。
けっこう見てるんですが、やっぱり戦国時代は面白いですよね。

古文書など、歴史は、勝った人が書いてるので、
史実は何が正しいのかはわからないですよね。
だから、歴史家はいろいろと調べたくなるんですね。

大河ドラマ「国盗り物語」を見て、史学科に行こうと思った私なので(笑)
・・つまり、かなりミーハーなんですけど~
下剋上の言葉を後世に知らしめ、近世への道筋を作った斎藤道三。
彼の後を受け継いだとされるのが、娘婿の信長と甥の光秀。
二人が本能寺で対決し、どちらも散っていく・・司馬遼太郎の名作ですね。

今でも記憶にあるのが、織田信長を演じた高橋英樹さんが、
浅井・朝倉の首を取り、頭蓋骨に金箔をはって杯にし、
それに酒をついで、光秀を演じた近藤正臣さんに飲ませようとしたシーン。
屈辱に顔をこわばらせる光秀・・・流浪しているときに、
光秀は朝倉氏に身を寄せていたことがあるからなんですけど、
それを知っていて、そういうことをするんですね、信長は。
・・・いやいや、諸説ありますが!~

光秀が本能寺の変をなぜ起こしたかは、
いまだに解明されていないんやけど、
ゆえに、あれこれ想像するのは、けっこう楽しいですよね。

野望説、怨恨説・・・昭和40年代ごろまではこれが主流やったとか。
信長非道阻止説、突発説(偶発説)、朝廷黒幕説(朝廷関与説)
いやいや、秀吉黒幕説、家康黒幕説・・・
歴史家の人々の話を聞くと、本当に面白いです。
・・・最近は四国征伐回避説(四国説)が優位みたいですね。

要は、どれも決め手がなく定説に至らないようですが、
間違いないのは、西教寺に明智家の一族の墓があるということですね。



総門からの参道の桜。



宗祖真盛上人の大師殿の前から見た参道の桜と琵琶湖。



大師殿の門。



本堂。重要文化財。
西教寺は天台真盛宗の総本山、だそうです。
信長の比叡山焼き討ちの時、坂本の町も焼かれてしまいました。
後に本堂などが再建されましたが、
坂本城に入った明智光秀の支援もあったと考えられています。
光秀は、戦死した家臣らの供養も西教寺で行っており、
供養米を寄進した寄進状が現存しています。





明智一族の墓所の桜。



二十五菩薩像。



明智光秀の供養塔。



明智光秀の妻、熙子の墓。
ドラマでは木村文乃さんが演じてますね。
光秀より6年先に亡くなったので、光秀がここに祀ったようです。



熙子さんのお墓の手前に、芭蕉の句碑が!

月さびよ 明智が妻の はなしせよ

横にある札に、こんな文章が書かれてました。

作家の中島道子氏の『明智光秀の妻煕子』という小説の序文に次のように煕子夫人のことが書かれている。
人生を旅と心得、旅を求めてやまなかった芭蕉は、軍旅に敗死した武将への限りない哀惜を詠んでいる。その中で唯一女性に対する句が異彩を放っている。明智光秀の妻である。
比較的近年まで、光秀は逆臣、叛将とのみ言われてきたにもかかわらず、封建体制下の江戸時代にあって、光秀の妻を顕彰したのは、まさに自由人芭蕉その人であった。明智が妻の句は『奥の細道』の旅の途次、越前(福井県)は丸岡に足を止めた折、耳にしたことを後、伊勢の門弟山田又玄の妻に贈ったものである。
月さびよ 明智が妻の 咄せよ 芭蕉
まさに、この一句に人生感があらわれていると言えよう。

光秀が越前の朝倉氏のところに身を寄せていたころ、
連歌の会に参加したいのにその費用が捻出できなかったが、
妻の煕子が自分の黒髪を切って売り、酒や料理に充てたとか。
内助の功として夫に使えた煕子を光秀は生涯大切にしたんですね。
側室も持たずに。
芭蕉はその話を聞いて俳句にしたんでしょうか。



本堂から見た明智一族の墓にある桜。



本堂の奥に、客殿があります。



客殿。重要文化財。
伏見城にあった旧殿を移築。



客殿の庭園。小堀遠州作らしい。

書院に、光秀に関する資料室が設けられ、
供養米を寄進した寄進状も、展示されてましたよ。

総門のそばに、禅明坊光秀館という、大河ドラマ館がありました。
…写真を撮りそびれた・・・
体温チェックをして入場。

ドラマで使用されている光秀や熙子の衣装などが展示されてました。

坂本一帯で、戦国ぶらさんぽ「びわ湖大津・光秀大博覧会」が開催されてるんですね。

また、落ち着いたら、坂本をぶらさんぽ、します・・・


春の彦根

2020-04-05 13:27:18 | 演劇・舞台
今日はよい天気です~
風は、ちょっと冷たいですかね・・・

つらい日々が続いてます。
県内でもクラスターなるものが発生して(汗)
東京は、すごい数の感染者が出ています。
芸能人、スポーツ選手・・・そして、志村さんが・・(涙)

わが家の場合、通勤している娘はもとより、
仕事以外にも、趣味でアクティブに動いてる私はヤバイですよね・・(汗)
先月から、彦根に通ってますし。

さすがに、鑑賞会の例会前日の1日と、当日の2日は車で行きました。

あ、私の車・・・12年乗ってるホンダライフですが、
車やさん曰く、
「コンピューターを初期化して、履歴を消して、
 新しい履歴を作るべく30~40㎞走りました・・」

車も、初期化ですか~~

とりあえず止まらなくなったので?? 戻ってきました~
・・・でも、不安・・・なので、彦根へはダンナの車を使いました。
ダンナの車も、たまには長い距離を走らないとね。

そして、パソコンは、金曜日に引き取りに行きました。
戻ってきてから、メールの設定、Offece365をダウロード・・・
というか、IDとかパスワードとか・・もう、混乱・・・
なんとか、使えるようにして・・・
ツイッター、インスタ、ブログ・・・再開!!

あれっ? 
Facebookが開かない・・・
Youtubeも、開かない・・・
なんで~?? どういうこと~~~??

ま、ええか。

とりあえず、仕事ができる環境にはなったので、
やらねばいけないことから・・・頑張ります!(汗)



昨日の、彦根城の近くの桜。
遠く、小さく天守が見えます~



市民会館横の桜も満開です。
例年より早いですよね~
コロナがなかったら、昨日は例会のまとめの会&花見宴会、のはずが~(涙)

そうです。
4月2日(木)、おかげさまで上演できました。
トム・プロジェクト「Sing a Song」。
鑑賞会の会員さんは、約半数がお休みでした。
高齢者、持病のある人、高齢者を介護している人、
家族に反対された人・・・・仕方ありません・・・
うちの姉も休みました。孫がいてるしね。

開催する私たちもですが、お迎えした役者さん、スタッフさんも、大変です。
連日の感染者数の多さから、「上演するの?」「中止にしないの?」
会員さんからの電話もひっきりないやったようです。
姿勢としては、トムプロもやりたいということやし、
こちらも、ホールが貸してくれるならやろうという方向で動いていました。
そのために、消毒、マスク着用、三密を避けるために人だまりをつくらない、
などなど・・・受付から入場まで、シミュレーションを重ねました。
客席も、席詰めをしないで(席離れをして!)会場を広く使いました。

会報係として、今回もインタビューをさせていただきましたが、
(大和田獏さんをインタビュー~~)
机を離して、マスク着用で、お話をお聞きしました。
お通し(手作りの差し入れ)や、主演後の交流会は無しです。
とにかく、三密を避けて。

舞台は、最高に良かったです!
戸田恵子さんの歌も素敵でしたしね。
やはり、何度見ても、特攻隊員が出発したあとのシーンは泣けます。
「若い命をそんなふうに使うって、間違っています!」
ほんとに~

そして、最初のシーンで出てくるセリフがなんとも今と被ります。

「今の状況じゃ、好きな歌も歌えない」

当時は戦時下、つまり、今も、新型コロナで戦時下のような状況ってことですね。

ほんまに~

週末、全国的に一気に感染者が増えたこともあって、
近畿演劇鑑賞連盟の中には、上演中止になったところもあります。
どうか、感染爆発が起こることなく、無事に終演しますように~



昨日のまとめの会のあと、彦根の芹川の堤防を花見がてらに通過。

そして、お仲間からいただきもの~



自家製のフキの炊いたんと



自家製のタケノコご飯。

お家で収穫できるって、すごいね。

おいしくいただきました。
ありがとうございま~す!