うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ギボウシの株分けをおこなう。

2018年04月14日 19時10分31秒 | ぎぼうし栽培日記
幸いにも4月に入ってからは好天続きで、ギボウシ鉢の各品種の生育状況をチェックして除草、鉢土の補充、株分けをする。これは鉢内でギボウシの根がまわり過ぎていて衰弱を防ぐ更新作業の意味あいもある。わたしの場合は露地ではなく全部がポット栽培だ。正味、一週間ぐらいかかった。こんなに徹底的に作業をするのは数年ぶりか。肉体的には断続的な腰痛、右手の親指が突き指状態である。
 わたしは経験的に、ギボウシの園芸作業をこの新芽が出て展葉する今の時期が、一年の内で一番重要と考えている。次に大事なのは初秋の9月頃の根の分岐を促す肥培目的などの作業だ。そして、お客様から注文があった時点で鉢上げや株分け後が(わたしはこの作業を根株調整としている)10日以内の養生期間を設けた上で発送している。用土は市販されている雑菌の少ない培養土単用である。
 世間に出回っている園芸関連の雑誌や本では、作業時期は施肥や株分けを地上の草茎部分が枯れた晩秋が適期とか記されているがどうだろう。ところで今年は珍しい冬で霜柱によって鉢土が盛り上がったりの被害が少ない。
 除草では画像で見られるように雑草の種類がシダ・山苔・銭苔やイネ科やキク科・ハコベなどの耕地雑草・チドメグサ・カタバミの仲間など10種類と、ほかの草花である水引き・ツワブキ・ムラサキハナナ・小鬼百合・虞美人草(ヒナゲシ)・ミヤマオダマキ・ハナニラ・セダム、野菜では大葉・ニラ、樹木は隣家や住宅地の近所の山林から入り込む南天・クロガネモチ・杉であるが、面倒だがすべて手抜きで取り除く。これらは風や野鳥が種子を運び込むのだ。また、生け垣であるプリベットなどの根が鉢底から入り込む場合もあって難儀する。時には驚くことに鉢内にミョウガの地下茎が入っていたりして伸びてくる。
 また、自家製で堆肥などは簡易的に落ち葉や剪定枝葉を詰めて空いた肥料袋で作っているが、今回の場合は製造がその前段階である腐葉土には同じ自然の材料を持ちいている。再生品の利用に心掛ける。用土は赤土。補充的に肥料分も含む野菜や花壇用のブレンドされた培養土を増し土に使用する。基本的にギボウシ栽培に化学肥料は使わない。鉢底には発泡スチロールの砕いたかけらを敷き込む。
 ギボウシ株は今までの栽培経験から、近年は管理が楽なので各品種ともおおむね大株で維持するようにしている。購入したばかりの品種の特徴の分からないもの、貴重なもの、栽培の難しいもの、繁殖力の弱い品種は、日照時間・散水のしやすさを考慮し、手の届く範囲内に置き・季節ごとの天候によりギボウシ鉢の配置を替えていく。
 今回は、株分けで増えた鉢数は21鉢、除草作業以外でケアした鉢数は80鉢程度になる。不明株は10鉢。最終的に888鉢をカウントする。

<赤字下線部分を左クリックすると、別画面を開くことができます。>
 ※各品種の単価一覧表は、H30/3/13付けのこのブログで公開しています。なお、【ご注文にあたって】と【購入時、栽培上の注意事項】もお読みください。
 ※ご注文、ご質問やお問い合わせは H・P有限会社グリーンワークスのお問い合わせフォームにてお願いいたします。

            


            

            

            

            

            

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