うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ただいま、ホームページを更新中

2007年03月28日 19時25分01秒 | Web/H・P

 現在、昨年の夏からそのままにしていたホームページを更新中です。
 特にボリュウムのある【リンク集】に苦心している。意外に多いのがURLの変更、ホームページの閉鎖などがある。
 どうするか、の考えは次の通りです。
 1.アクセス率向上のためにトップページの記事を工夫する。
 2.サイトメニューとして【屋上緑化】を新設する。
 3.ランドスケープ/造園作品のランク付け(ランキング)。
 4.【リンク集】にお薦めするランドスケープ/造園作品を紹介する。
 5.CADによるガーデンデザイン図面のアップ。

 いずれにしても根気が要りますので、果たしてどこまでできるか分かりませんが。どうぞ、のぞいてみて下さい。(時間に余裕を持ってどうぞ!!)
うざね博士のグリーンワークス


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吉祥空園soraと浜口陽三記念室----ある一日

2007年03月26日 18時08分26秒 | ランドスケープデザイン

 3月23日のこと。天候は小雨模様の曇り。
 09:30、自宅を出て、クルマでわが地元のカタクリ群生地へ行く。ここは市指定記念物であり簡素なトラロープで囲っている。場所は、この周辺の農村の典型である谷津田に位置していて、中腹に小さな神社のある斜面のアズマネザサ(篠竹)におおわれた一角である。
 まだ早い、開花株は一割ぐらいか。わたしはゆっくり歩きつつも、カタクリのしんとした淡紫色の花びらに近接しじぃーと目を凝らす。
 次に田んぼや畑のはざまの田舎道を抜けてから、郷土資料館を訪ねてボランティア保険500円を払う。そこでは、一人いた30代の学芸員とよもやま話をする。
 佐倉方面へクルマを急がせる。スーパーの駐車場にクルマを止め、¥98のおにぎり2個と¥88の日本茶の150mlペットボトルをもとめ、JR佐倉駅前の千葉銀行ATMにて残高確認をして15000円を預け入れする。
 11時26分、東京行き快速電車。待つ間に、ホームで立ったままでおにぎり2個をほおばる。 
 東京乗り換えで新宿駅南口に出る。13:10用務先にうかがう、14:00終わる。新宿駅に戻り吉祥寺へ行こうかどうか、‘トクトクきっぷ’を見ながら思案する。乗車券割引圏外だが、よし行こう。
 伊勢丹吉祥寺店へ行くのだが、金曜日の午後人ごみにもまれながらも、そういえば以前来たなあと思い起こす。ここは武蔵野市と伊勢丹とオーナーが運営している8階建ての商業(文化)施設のようだ。
 実は3階にある屋上緑化の吉祥空園soraを目当てに来た。同じフロアにイタリアレストランがある。面積は660㎡、工事費は2,300万、昨年の11月にオープンした。
 植栽基盤は再生材を利用、天水を使った散水システム、ペイヴはなし、緑地以外はボードウォークである。下生えは玉竜で全面をおおう、落葉性の武蔵野の雑木林をイメージとしたもの。屋上緑化の再生・循環などの機能面は工夫している。
 感想としては特になし。しかし、もう少し自然というものに対して, 企画・設計段階ではラフでなくプリミティヴであってほしい。無機質っぽい、理念ではない。植生を考慮に入れると、シンプルであれば良いというものでもあるまい。デザインワーク的にはまだまだ未熟な感じがする。
 
 それで、急に思い直して、わたしはいそいそと7階の武蔵野市立吉祥寺美術館の浜口陽三記念室に廻る。メゾティントの版画を見る。浜口陽三ファンにはお馴染みのさくらんぼ、すいかの絵は少なく今回はてんとう虫の絵に吸い寄せられた(図録126.1984年)。ダークグレイの背景にこの朱の配色、うーん、と一人感嘆する。

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

 間に合うかどうか危ぶんでいたが、有楽町駅前に16:30、何とか着いて用事をすませる。次に千葉駅に向かい、18:00過ぎに到着。実はこの一月から駅近くの専門学校にCADの勉強に通っているのだ。今日は復習の日、パソコンの前に坐りテキストとノートを広げると、さすがに疲れを覚える。

 やれやれ、結局、帰宅は21:00を過ぎていた。
  

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“晴海アイランドトリトンスクエア”へどうぞ

2007年03月19日 17時16分23秒 | ランドスケープデザイン
のち
 先日、曇りがちの午後、日本造園修景協会東京支部の見学会で大江戸線の勝どき駅から歩いて‘晴海トリトンスクエア’に行ってきた。ここは運河と海に囲まれた古い埋立地であり、以前は公共の集合住宅群があったところ。
 説明は、住友林業緑化㈱所属の女性3氏である。なお、説明に供した5周年記念の昨年発行した40頁余りの冊子、「トリトンの庭物語」は内実ともにしっかり出来ていて見やすい。
 わたしの知る限りの外構造園の計画・工事概要は次の通り。

 設   計:都市基盤整備公団/日建設計/大林組
 工   事:日比谷アメニス/住友林業緑化/日産緑化(?) 
 竣   工:2001年4月グランドオープン
 エ リ ア:ノーストリトンパーク  サウストリトンパーク
        水のテラス  花のテラス  緑のテラス 
 緑地面積:6600㎡(人工地盤:3600㎡)

 緑地の半分は2階から3階に相当する人工地盤でしめられ、イリゲーション設備は雨水をためた地下貯留槽からの土壌への地中ドリップ灌水式である。支柱は見えない地下支柱である。(人工土壌は火山砂利+α、東邦レオ<ビバソイル>)
 それに豊富な植物の種類を緑地に配植している。樹木のレイアウトのなかに草花、地被植物を植え込む。本来、この配植方法が自然なのだ。わたしは葉色・花色を特徴的に活かし草花を多用するプランニングには大賛成だ。従来の造園業界では材料が細かすぎて敬遠されていたのだが、わたしにはこの組み合わせの方が自然らしいと長い間思っていた。
 植物のメンテナンス担当は常駐で20代の女性2名があたっていて、高木剪定、薬剤散布などの大きい作業は業者に依頼しているとのことだ。

 その多彩な植栽計画には、この早春という季節もあろうが日本的な景観ファクターが少しも見当たらない。それにしてもちょっと、このことにわたしは驚いた。世相の変化とともに、多分、ガーデンデザインの世界も変遷するのだろう。 

 思ったよりは広くない。台風などの季節風、塩分を含んだ局地風、ビル風が見込まれ外部空間のメンテナンスの上で上手く対応しなければならないだろう。
 開発のコンセプトは知らないが、ここはうるさくないゾーニングであり建築空間の印象を受けた。暖色の外装、珪藻土・煉瓦などのアースカラーを多用して、低層階・地上部は親しみやすく近づきやすくイタリア・ギリシャなどに見られる南欧風のイメージがつよい。
 なぜかと考えると、また見に来るリピーターへの集客効果をねらってのアイレベルに徹しているかのようだ。花々の少ない時期のイベントは、11月のインフィオラータ(イタリアの花祭り)、12月から2月までのイルミネーションが好評のようである。

 数年前まで、品川区内の“天王州アイル”のプロジェクトに関わった経験で言うと、かつてわたしが一人で夢想していたことを実現できているなあと感じる。企画した事業者のコンセンサスづくりと指導力への羨望ととともに、これからも長期メンテナンスプランに基づいたより成熟した都市景観を成立させてほしいと思う。
 わたしは‘晴海トリトンスクエア’を名のみ知っていたに過ぎないが、今回は来て良かったとおもう。
  晴海トリトンスクエア

 次に、晴海通りをそぞろ歩く。そして勝鬨橋をわたりその資料館に寄る。
       

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南部牛追唄

2007年03月14日 07時29分43秒 | 地方・故郷・方言

 昨日の夜、NHK衛星第2放送で千昌夫の歌を聞いた。なんでも、宮城県名取市
での収録らしい。わたしは岩手県の出身。北上川沿いの宮城県との県境に位置す
る。もとは伊達氏の仙台藩、田村支藩である。

 わたしの故郷では、近所親戚が集まりハレの酒食の席、‘お振る舞い’では必ず
盆踊り唄を含んだ民謡が手拍子で歌われたものだ。30畳から50畳はある座敷に座布
団を敷き向かい合わせに料理を盛ったお膳を並べる。わたしも、子供心にいろんな
大人が集まりにぎやかに飲み食いする場面がうれしかった。酒の席だから、よく激
しい口喧嘩もあったのだが(特にわたしの父がそうである)。地元の焼酎(方言
名:ソオゥズ)と当時は自家製造を禁じられていたどぶろくを酌み交わす。遅い秋
から春先にかけての、農閑期に山里の息抜き、娯楽でもあったのだろう。

 中学、高校の学生時代は、演歌はポピュラーではなく文部省唱歌は別にしても流
行歌に軍歌であった。だけれどもそこで、歌われたのはもっぱら民謡・(詩吟)だ
けである。
 “斉太郎節(大漁唄い込み)”  “花笠音頭”  “真室川音頭”  “会津
磐梯山”  “さんさ時雨”  “ソーラン節”  “黒田節”  “ドンパン節”
“佐渡おけさ”   “江差追分”  “木曽節”  “長持唄”  “北海盆
唄”  “鹿児島おはら節”、ちょっと異なって“九州炭坑節”、それにこの“南
部牛追唄”である。

 わたしは、この千昌夫という歌手の歌をそれほど好きというわけではない。一言
で言うと、性格、風体に郷土色を感じ過ぎるのだ。
 ところがである。この番組では、フィナーレに“北国の春”を歌ったのだ。ワル
ツと東北。わたしは、この曲のはかなさとさびしさを突き抜けた朗々さにあらため
て感じ入ってしまった。
 この“北国の春”は中国人をはじめとして東南アジアに限らず、多くの外国人が
好むと言われる曲だ。むべなるかな、である。

 おととしの10月頃である。わたしは、成田の圃場へクルマで向かっている最中
にラジオで“南部牛追唄”を聞いたのである。尺八の演奏だけであるがその澄み
切った音声にまいり、そのままクルマを路肩に寄せて聞き入ってしまった。起業し
てうまくいかない状況のなかで、ノスタルジーだろうか、人恋しさだろうか。
 古里地元でも、この曲は難しいのかなかなか歌う人が少なかったと思う。
 言葉にしたくないのだが、この曲は哀調を醸し嫋々たる気品のあるメロデーの美
しい民謡である。以下に歌詞のみを記す。
 
  ♪田舎なれどもサーハーエ南部の国はサー
     西も東もサーハーエ
       金の山コーラサンサエー

  ♪沢内三千石お米の出どこ
     つけて納めたお蔵米

  ♪さても見事な牛方浴衣
     肩に籠角裾小ぶち

  ♪今度来るとき持って来てたもれ
     奥のみ山のナギの葉を

  ♪肥えたべこコに曲木の鞍コ
     金の成る木を横づけに

  ♪江刈葛巻牛方の出どこ
     いつも春出て秋もどる
     

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獄中記(佐藤優)を読む

2007年03月08日 19時17分33秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧

 以前、わたしのホームページの【本好きのモノローグ】に、佐藤優の「国家の
罠」の読後文を載せたことがあった(17/8/3)。推薦する図書として。
 2/4に購入した新作「獄中記」を、この数日間読み始めたらやめられず、おとと
いに読了する。しかしすぐに「国家の罠」を書籍がうずもれていた押入れから探し
出し、やっと読み終わった。実は「国家の罠」は再読であるが、これはわたしの読
書経験では極めて異例のことだ、長い読書人生のなかでは。
 今までは、読むのは遅いが、二度読みはしない。

 「国家の罠」 新潮社
 「国家の自縛」 産経新聞社
 「自壊する帝国」 新潮社
 「インテリジェンス-武器なき戦争」 幻冬舎<共著>
 「獄中記」 岩波書店
 以上が佐藤優氏の著作物であるが、なにかデモーニッシュな使命感を感じて思わ
ず襟を正させるのだ。これからは、この中で未読である「インテリジェンス-武器
なき戦争」を読むのが楽しみだ。

 3月も啓蟄を過ぎて、寝室から見る辛夷の木も、もうすぐ真っ白な花を咲かせる
のを指折り数えるまでになった。木蓮ほどの気品はないが、短い開花で春をさきが
ける野性味のある可憐な花びらだ。二階建てのわが家よりも背丈が高い。無聊をか
こつわたしには喜びのひとつだ。
 さりながら、この正月、開花後に伐採すると家内と約束させられている。
  
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造園こそ、わたしの仕事

2007年03月03日 08時06分50秒 | ランドスケープデザイン

 わたしの仕事は、造園設計・施工・施工管理・メンテナンスである。それを一貫
して最初から最後までおこなうこと、である。そのように心がけてきた。
 そのなかで得られたもの、ノウハウ、特に専門的な技術は次の通りである。
 ①アイビーをはじめとするつる植物・グラウンドカバープランツの配植・施工技
  術
 ②臨海部の植栽計画(耐潮性植物の研究)
 ③植物維持管理計画(経年変化と費用計画)
 ④屋上緑化計画

 とは言え、最近実は、オリジナルな造形である作品を作らねばと、よく考えるの
だ。
 造園作品の実態は、ほとんどは公的とは言いながらも商業的な意味でも個性
のない作品が多すぎるのだ。教育機関ではその技術しか教えていないのにそれ
が全てだと勘違いする人が多い。ろくに実物を知らないのに。
 Bookishではなく、模倣ではない、エピゴーネンでないガーデン、ランドスケー
プデザインを是非見てみたいものだ。

 どうかこの話題に関心がありましたら、このブログ・(ホームページ)にアクセ
スしてコメントをお寄せ下さい。
     
コメント (3)
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