うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

煙雲館の庭

2015年12月01日 05時27分26秒 | ランドスケープデザイン
3月の彼岸前に市内の被災地巡りをしていて思わず寄って以来、この次は桜を見になどと思ってからそのままになっていた。今回、わたしは思い立ってうかがう。元々、紅葉は期待せず。持ち主は地元の名士、伊達藩ゆかりの先祖で初代市長をつとめたそうである。
 日本庭園は当地では皆無に近いと思うが、(個人所有の庭は不明である)、地元新聞のニュースで庭園改修に京都をはじめとして全国から庭師が集まったと聞いた。入園料はただ、気さくな女主人に声を掛けられて座敷に上がり込みお茶をご馳走になりながら、談笑をする。
 文化庁の文化財担当者も来たらしくて、その時は実習を兼ねたもので作業は30人で10日間かかったそうである。多分、手弁当のボランティアである。
 ここは周囲より10数mは高台にあり、津波の震災時は避難地になり、眼下一面の住宅地、漁港は全て流された。

 わたしは、庭園内を遊びながら駈けずりまわる子らの心配をするおばあさんを気にしつつ早々に辞去する。日暮れ近いしじまには肥えた カモシカ 一頭が庭の周りでたむろしている。前回も見た筈だ。
 わたしの印象ではこのクラスは京都や地方よりも鎌倉の寺社庭園に多かった気がする。当時は研修と称して、部下を連れて何か所も回った。ここは石州流か。

 今の時期に咲いている花は、侘助椿(太郎冠者?)、茶、白花の山茶花のみである。
            

            

            
            
            

            

            

            

            

            
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筑波実験植物園

2015年10月29日 07時17分23秒 | ランドスケープデザイン
今年も、二週間以上早い木枯らし一号が吹いた。世事や人事に関係なく、森羅万象、自然の現象は変わりゆく。あと2か月で今年も終わり。
 ここで、つくばでの画像をアップする。
 筑波実験植物園のなかの温室、熱帯雨林とサバンナ(砂漠地帯?)である。文科省所管か。かつて、少々ですが、全国の植物園を渡り歩いたわたしの印象では、植物園として充実しているかなと思われる。
 しかしここはあまり交通アクセス上良くなくて、学校関係は団体で来られるが、植物好きはともかく一般客には不便で訪れるのも少ないかなと思う。研究施設を備えたもので、野外の観察は国内の生態系に応じたエリア分けになっている。画像の羅列で申し訳ないが、自由な想像でご覧いただきたい。
            
            これはあのチョコレートの原料になるカカオ豆です。
            

            
            スマトラオオコンニャク(燭台大蒟蒻)。巨大で一日花、悪臭のする死体の
            花として知られ本園では昨年の7月に咲いた。マスコミでニュースにもなった。
            

            

            

            

            

            

            

            

            

            
           
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ナナカマドの光景

2015年10月03日 05時43分28秒 | ランドスケープデザイン
ここは、地元国道のバイパス側道である。植えられたナナカマドの光景だ。時期はお盆過ぎ、紅葉や離葉現象は早すぎる気もする。何が原因か。
 当地では街路樹自体が珍しく、せっかくのアパートそばのケヤキ並木は無残にも芯止めされたりして、枯れ枝が目立つ、ケヤキ本来の樹形は見る影もない。町の繁華街のプラタナスもしかり。まあ、緑っぽい周辺環境に囲まれていては、ことさらに人工的に緑を増やす意識が生じないのだろうけれども。
 わたしにはナナカマドの樹木は北国に来たという、寂寥の想念にとらわれる。詩的な表現をすれば、蒼穹に燃えるような紅葉の七竈の組合せか。数十年前の、岩手の八幡平、青森の白神山地の広大な自生林や北海道道南地方の街路樹を思い出す。白樺同様にナナカマドは、用材として生活上なんの役にもたたない。ただわたしは、この時期の赤い実にひかれる。
            

            
               
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ガンボクエゴノキのことーー故郷編

2015年09月27日 07時24分35秒 | ランドスケープデザイン
 ここでは ガンボクエゴノキ のことに触れる。この樹木はエゴノキの突然変異体で里山で発見されたもの。国内ではここにしかない唯一の品種とされている。以前から聞いていたが、わたしは、この日に初めて見ることが出来た。自生地で枯れそうになったので、根株を分けて、今はSさんの庭先に厳重に栽培されている。お話をうかがっていると、亡くなられた主人や引き継いだ奥様の情熱あふれる手当に感銘する。わたしは、希少種の保護・繁殖や遺伝子保存活動をしている、林野庁関係のシードバンク制度を紹介する。
 樹形や幹の形状が異様ともいえる姿をしている。雲流柳を極端にコンパクトにした樹形に似ている。花はいっぱい咲くが結実はしない。したがって、直接的な繁殖方法は株分け、取り木や接ぎ木しかない。致命的ではないが、毎年、今頃に枝の先端部分が枝葉ともに枯れるらしい。

 今までこの樹木は、いろんな人が見に来ていて、その中では役所や大学教授や樹木医の専門家も多いらしい。近距離でもあり先の東日本大震災の陸前高田市の 「奇跡の一本松」 関連で噂を聞きつけて寄る方々もいるらしい。そのいきさつを聞いていると、実地に携わっての有効な意見がないらしくてSさんはもどかしい思いを持っていると感じる。それに対し、木を実際に植えたり剪定したりその後の経年変化を見守ってきた実務経験がないと無理だろう、とわたしは率直な感想を伝える。
 わたしは同郷人としても、なんだか、Sさんとは時間を忘れて育成方法話に盛り上がり、落葉時期に再訪を約束した。

            

            

            

            

                        
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毛越寺の庭園

2015年07月09日 06時19分14秒 | ランドスケープデザイン
平泉町の毛越寺(モウツウジ)を散策、第二弾、続けて画像をアップする。池泉回遊式庭園ということで、大泉ケ池の周りを歩きまわる。石種はこの辺の粘板岩、御影石などの山石と川のごろた石か。荒磯と石組み。鑓水には今を盛りに 桔梗 が咲き、わたしにはおなじみの 大葉擬宝珠 の花がほころび始めようとしている。鐘楼跡のベンチで中島を前に一句出るかと思いきや、発句は池の水面の「さざなみに・・・・・」とかたまっていたが、なかなか中句以降が続かない・・・。
わたしには、自然の流れは青森県の 奥入瀬渓流 が日本で第一とおもうが、ここはここを採録したと思われる、古書「作庭記」そのままの世界である。似ているイメージには、京都の嵯峨野に桂川近くの、壮大な天龍寺があったかな。庭園鑑賞趣味の方はどうぞ。
 文章の継ぎ足しは後で・・・・・。
         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

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オオキンケイギクの話

2015年06月22日 04時24分59秒 | ランドスケープデザイン
おやおやと、ある日の地元の道端で見かける。この宿根草を当地で見かけるのは珍しい。シャスターデージーとオオキンケイギク(大金鶏菊)の花壇だ。この花により周りがパァッーと明るくなる。
 時代はバブル景気の頃、東京でわたしなどは緑地にワイルドフラワーとして、種を蒔いたもので、この草花は発芽もその後の生長や繁殖も強権種そのものであった。野山や遊休地へのエスケープ種も多い筈である。その後、特定外来植物に指定され栽培禁止になった草花である。
          

 今では関東でも見かけなくなった。わたしにとって栽培禁止などはどうでもいい、悪臭を持つ花びらながらオオキンケイギクは懐かしい草花だ。
          
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河津桜の画像を再び・・・

2015年03月07日 07時44分26秒 | ランドスケープデザイン
今日は休日、陽気は良くなりそう。これからの予定は洗濯物をコインランドリーで洗ってから10分ほど乾燥機に入れ、戻って部屋のベランダの物干し竿に干し、ATMで幾許かのお金を引き出してから、当地で初めて床屋に行く。みんな、徒歩圏内で便利だ。その後はベッドで寝転んだり、のんべんだらりとするのだ。引っ越し以来、わたしもやっとこさ、仕事もそうだが暮らしも落ち着いてきている。
(追記)それから、平日は帰りが遅くなるので3月14日ホワイトデー用のチョコレート、マカロン?を見つくろうつもり。

 昨日はたまたま業務内のことではあったが、ふと思いつき、市内の海沿いの被災地の中では辛うじて無事であった 煙雲館 の日本庭園に寄った。そこではかの地の桜の開花が気になった。静岡県の伊豆、河津町では今が満開だろうか。
 そういうことで、わたしの過去のブログ記事で取り上げた河津桜を思い出した。ここで、3年前の記事と画像を再録したい。
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 昨日の午後、仕事の合間を縫って小雨降りしきる時間に、 河津桜 を探して見てきたので、ここで花見三昧の画像をアップする。今年の開花は一カ月遅れであるらしい。
 言うなれば、ホットな話題を提供する。都合、画像は14枚だ。

 場所は、JR京葉線海浜幕張駅の広場をそれたシティホテルの建物の間にある。やはり見物している居合わせたおばさんによれば、このホテルの女性オーナーが23年前に伊豆から移植させた樹木であるらしい。目視では、目通り140cm 樹高7.0m 枝張り8.5m ぐらいか。六分咲きか。
 花まつりの雰囲気でぼんぼりも吊り下げられている。
 次に同じ 河津桜 を近所の稲毛海岸駅の駅前のサンクンガーデンで見た。合計14,5本で 目通り25 から45cmぐらいか。ひよどりが桜の花の蜜をもとめてせわしなく転がるように飛んでいる様子を何とか画像におさめた。ここではあの獰猛なひよどりが愛らしく見える。
 この 河津桜 について、少々曲幹が気になるがわたしの印象では樹形がサトザクラ系のようでゴツゴツしているようにみえる。幹肌もそうであって、伊豆半島の河津町で見い出された突然変異種ということだが、オオシマやヤマザクラ系との自然交配とは違う気もする。
 この感想は念のために言うと、サクラ植物図鑑や学術資料にあたっていないので、実見したうえでの推定になる。新葉よりも花が先で、花びらは5枚の一重で、花びらの縁に濃い赤味がある。開花すると全体がぼってりしており、春の青空に映える濃いピンクであるが、染井吉野(ソメイヨシノ)のような華やぎはすくない。
 とはいえ、まあ、こちら関東でもこのような巨木は珍しいので、とりあえず、写真で堪能していただきたい。
  ≪撮影:平成12年 3月23日午後 3時過ぎ≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

           

           

           

               

           
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学校に大木を移植する。

2014年03月09日 06時14分19秒 | ランドスケープデザイン
ここでは昨年の11月下旬から12月上旬にかけておこなった、学校へ大木を移植する作業を紹介する。植栽地は校庭のグランドを市道がわへ拡張したところで外周に沿って植える。植栽基盤は1.0メートルかさ上げし岩瀬砂を敷いている。
 この画像では、14本の内でタイサンボク、シラカシとタブノキとヤマモモの常緑樹を中心に、川の源流横のプレロード盛土を兼ねた用地の仮植地での掘取り⇒根巻き⇒運搬し、500m先の本植地の小学校への植付け⇒完了までをアップする。
 わたし個人は、当初、この作業に不安だらけであった。どんな場合でも、生き物である樹木の移植は賭けである。そして場数がすべてだ。今回は根回しを行わず、直接移植法になる。職人さんがどんな風になるか、地掘り屋か移植の経験のある植木業者を望んでいたが、来た職人たちは幸いにも、往年ゴルフ場にて場数を踏んでいてほっとしたもの。また、この時期は晩秋で遅くてこれから向寒の季節になり危ぶんでいたのだが、この樹木はあちこち移動させられて、おもえば樹木にとって受難の経過であるが、10年間のあいだ、この仮植地では三度目で2年前の初夏の頃に植えられていたことが明確になった。わたしははらはらしていて、掘取り時の発根の状態を見ていくと鉢内外で暴れていず直根はなくて細根もあり良好な状況を確認した。わたしは、この時点で活着率に自信を持つ。
 今回は、リースの建設機械も年末の繁忙期にあたり運搬時のクレーン車が手配できず、0.7のバックホウで段取りをしたもの。結果論だが、到底、安全作業とは言い難い。
 現在は、現象的には樹形は枯れもあり樹幹もみすぼらしい樹姿であるが、地下の根系は貧しい土壌に耐えていたようで、どうにか移植にはおあつらえ向きのコンパクトな根鉢をつくることが出来たといえよう。最終的な植栽地ではやがて健全な成長を見せることになる。学校の生徒たちにとって思い出になるべく、鑑賞にたえるように樹姿も復元していくことだろう。


完了




本植地の小学校への植付け







仮植地での掘取り⇒根巻き⇒運搬




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日本庭園風-湧水の流れ-

2013年11月20日 04時57分43秒 | ランドスケープデザイン
ここではある流れをアップする。わたしの業務の一端としては、最近、珍しい工事だ。小河川の源流ともなる調整池へそそぐ湧き水を利用した修景的な工事である。浸水域を想定した芝生地などに布設した暗渠排水管2か所を含む4か所からひょっこり水が出てくる。無降雨時の流出量は目視でコンスタントに毎分4~7ℓぐらいだろうか。一般公開に際し、サイン計画の上では ≪せせらぎ≫ とネーミング予定だ。わたしはプランニングではなくて施工時から加わった。
 つかっている自然石は、筑波石の野面石と景石である。石質は花崗岩。これは事前に材料検査で現地に行って来たのだが、実は茨城県の中央部の筑波山の麓で現在も採堀されている。バブル景気の前後は、この東日本では非常に高価な石組材料であったが、トンあたりの取引価格は、今は庭園材としてもかなり暴落しているようだ。ここでは、据え付けモルタルや防水コンクリートなしの現地発生の粘質土を利用した土極めで固定している。
 計画では目地や池畔への植栽はなしで、自然の発芽や繁茂にまかせるとのコンセプトだ。底辺の川幅およそ1.0mで、流れの長さは26.0m になり、使用数量は野面石で60トン、また景石は21トンである。発注者側の監修者がいてなんどもつくりかえたのが現在の最終の姿である。
 純然たる石組みよりも施工手間がかかり、およその工事金額は、530万円になっている。
 施工監理職としてのわたしにとって、工事関係者には未経験者が多くて四苦八苦したが、最終的にどうにかまとまってくれたという思いがいっぱいだ。職人さんも二十代から三十代と若くて戸惑ったもの。我田引水の物言いだが、たびたび自腹で訪れた、わたしの過去の京都の日本庭園見学経験が活きたという感じだ。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。落ち着くまでは水洗作業は止めて泥まみれですが、どうぞ、この工事過程も含めてご覧になってください。
撮影日時:平成25年9月~10月中旬
   
  

      

      
           
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盛岡市街の街路樹

2013年09月12日 05時04分40秒 | ランドスケープデザイン
ここでは、久方ぶりで訪れた岩手県盛岡市街の街路樹をあげます。南部氏ゆかりの盛岡は城下町だ。駅前からバスで内丸という街の中心街へ移動する。途中に北上川へそそぐ水清い中津川を渡り10分ほど、前夜来の雨でしっとりした趣のある街並みだ。うるおいがある。なんだかけばけなしさがなくて煩雑さを感じさせない、住みよい街のようだ。
 目的の県庁の隣は石割桜で有名な盛岡地裁、市役所、医大が集中している。大木となり成熟した木々、路面には橡(トチ)の実が転がり、白樺林、ナナカマド、イタヤカエデの街路樹が連なっている。常緑のホルトノキなど構成樹種は全く異なるが、南国、鹿児島市内を、一瞬間だけ、彷彿とさせる。

 なお、写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

撮影日時:平成25年8月30日(土曜日)12:00頃


 
      
   
          

       
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ホオノキの花は終わった。

2013年08月02日 05時26分26秒 | ランドスケープデザイン
いつも通勤途中に見るホオノキの樹木、大きな農家の庭先に植えられていた模様で風格が感じられる。この花がいつ咲くのか気がかりであった。ホオノキは山の木で高い枝に花を付けるらしくて待ちどおしかったもの。多分、白くぼってりした泰山木に近いものであろうと、心待ちにしていた。ところが、あるときに久方ぶりに樹木図鑑をめくっていたら、今年はもう既に花は終わっていたことが判明する。
 わたしは、長年、こと植物に対しては、図鑑、写真に確認することよりも実見することを自分に課してきたのだ。そのために、10数年、日本の国内も歩いてきた。その経費は半分近くは身銭を切りいそいそと行動してきた。植物の四季変化も含めて、だ。今回は、がっくりきた。
 近くに良く手入れされたコブシが育つ。大きな屋敷跡でもあるのだろう、現在は内科クリニックに変貌している。

           
           
≪ホオノキ≫
 Magnolia obovata モクレン科モクレン属。別名ホオガシワ、落葉高木。
  山地に生え、高さ20 30メートル、直径1メートルくらいになる。葉は有柄で枝先に集まって互生し、長さ20~40センチの倒卵状長楕円形で、やや厚くてかたい。裏面は帯白色で細い毛がある。5~6月、枝先に帯黄白色で直径15センチの芳香のある花が上向きに咲く。花弁は狭倒卵形で6~9個。雄しべは多数あり、花糸は紅色で葯は帯黄白色。雌しべは円錐状に多数つく。がく弁は淡緑紅色で3個。果実は袋果が多数集まった集合果で長さ10~15センチ。熟すと袋果が裂け、2個の赤い種子を白い糸で吊り下げる。
 用途;公園・街路樹、建築・器具・楽器・彫刻・船舶材、下駄、樹皮は薬用。
 分布;北海道、本州、四国、九州、南千島、中国。
・・・参考資料:編著林 弥栄 「山渓カラー名鑑 日本の樹木」山と渓谷社 1988.04.20

           
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‘河津桜’の品種特性メモ

2012年04月10日 06時01分12秒 | ランドスケープデザイン

 ここではあらためて、先日画像にアップした 河津桜 の品種特性などを、補足する意味で記しておきたい。時間もないので今回の参考資料は一件のみである。
 先日はわたしは、ブログにこう書いた。どうだろう、当らずとも遠からずか。
『この 河津桜 について、少々曲幹が気になるがわたしの印象では樹形がサトザクラ系のようでゴツゴツしているようにみえる。幹肌もそうであって、伊豆半島の河津町で見い出された突然変異種ということだが、オオシマやヤマザクラ系との自然交配とは違う気もする。
 この感想は念のために言うと、サクラ植物図鑑や学術資料にあたっていないので、実見したうえでの推定になる。新葉よりも花が先で、花びらは5枚の一重で、花びらの縁に濃い赤味がある。開花すると全体がぼってりしており、春の青空に映える濃いピンクであるが、染井吉野(ソメイヨシノ)のような華やぎはすくない。』

⇒⇒⇒
 カワヅザクラ(河津桜):
 Prunus× kanzakura cv. Kawazu-zakura カンヒザクラ×?  
■原木は野生状態で発見され、のちに静岡県河津町に移植された。伊豆半島先端の石廊崎方面にも植栽されている。片親がカンヒザクラであることは確実、鱗片の外面の先端近くにも毛があるのは、カンヒザクラからきた形質である。もう一方の親は不明であるが、オオシマザクラであるとする説もある。
■落葉高木。樹皮は紫褐色で光沢がある。成葉は長さ10~12cm、幅6~7cm、楕円形または楕円状倒卵形、先端は尾状鋭尖形、基部はふつう心形、ときに円形。鋸歯は単鋸歯で多少重鋸歯がまじり、先端は鋭形で芒状にのびることはない。鋸歯の先端の小腺体は紅紫色で小さい。葉の質は厚く、表面は帯黄濃緑色で光沢があり、裏面はやや白色を帯びた淡黄緑色で、主脈は淡紅紫色を帯びることがある。葉柄は長さ約2cmで淡黄緑色、ときに紅紫色を帯びる。
 蜜腺は盤状で、葉柄の上端に1~2個ある。花序は散房状、ときにやや散形状、4~5花からなる。
 苞は小さく長さ1.5~5mm。花柄は長さ1~1.3cm、小花柄は長さ約2cm。萼筒は筒状鐘形で紅紫色。萼片は長卵形で先端はやや鋭尖形、少数の細かい鋸歯がある。
 花は直径約3cm。花弁は5個、淡紅紫色。広卵形または円形で先端に切れ込みがある。つぼみは濃紅紫色。
☆花期 3月上旬~中旬(伊豆半島)

  ≪撮影:平成12年 3月23日午後 3時過ぎ≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

             

【参考図鑑】
    ・[日本の桜]1993年4月1日発行
   --著者;解説 川崎哲也 写真 奥田實/木原浩 --発行者;㈱山と渓谷社

 コメント、お問い合わせに際しての連絡は下段のコメント(0)をクリックするか、少々面倒ですがこちらのH・P 有限会社グリーンワークスから入り、お問い合わせフォームにてのメール等でお願いいたします。必ず、返信をいたします。その際は、社会マナー上、最低限、必要な氏名と電話等を明記してください。提供された個人情報は守ることを確約します。
           
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公園の花も咲いて、いよいよ、春爛漫になりそう・・・

2012年04月09日 06時37分37秒 | ランドスケープデザイン

 ここでは、3年以上前にできた都市公園の花々をアップする。もちろん、この工事自体にはわたし自身も関係した曰くつきである。ここも遅れている気象の変化によって、茶褐色の目立つ広場と緑地の光景、芝生はいまだに草紅葉状態、郷土の希少種のカスミザクラや、オオヤマザクラなどの桜はまだまだの状況だった。(ギボウシもまだまだ・・・。)
 今回の植物や樹木の種類は、ごくごくポピュラーですが、いちおう念のために、画像は上下左右の順で記しておく。ここでは、遊び心で植物名を日本語の漢字表記にした。
 連翹 ・ 鶯神楽 ・ 不明雑草(キンポウゲ科?) ・ 花海棠 ・ 土佐水木 ・ 杏 ・ 花蘇芳 ・ 雪柳
  ≪撮影:平成12年 4月 7日午後≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

               

            

         
          
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ミモザアカシアの花も咲いている。

2012年04月08日 18時57分27秒 | ランドスケープデザイン

 ある家の道路際に ミモザアカシア の花が無造作に植えられ咲いている。この花を、わたしは矢も盾もたまらず、デジカメでちょっと盗み撮りをした。野放図なカメラ趣味の如き他人のものを被写体に使うなどわたしらしくない。わたしのブログ読者もお分かりのように、写真の被写体は原則的に自前の素材である。そんなこだわりがある。しかしそれならなぜ? 実は、わたしにとって思い出深い樹木だからだ。
 昔、わたしはランドスケープデザイン担当として、都内品川区内の運河べり「天王洲アイル」の都市再開発に関係した時に植栽計画では、 常緑性アカシアを取り入れた。それまで東京では、街路樹や早期緑化機能重視の利用がたまに見かける程度の普及であったが、早春の楽しませる花壇と緑地づくりを目的に10数本ほど採用した。
 この ‘ミモザ’アカシア とは通称名(フランス語)で フサアカシア のことを指す。この種のアカシアは、ほとんどオーストラリア原産、同国内ではあの有名な ユーカリ の木よりは涼しい地域に自生する。マメ科、アカシア属。
 国内でいうところのアカシアとは、落葉性でありニセアカシア(ハリエンジュ)のことであって、北米原産の全く別物のアカシアである。

 ここで、一応、ざっくりと植物知識を整理しておく。「天王洲アイル」では下記の3品種を植えた。
・フサアカシア(Acacia dealbata)- 房アカシア。フランスのミモザmimosa祭に使われる。
・ギンヨウアカシア(Acacia baileyana)- 銀葉アカシア。葉が小ぶりで、生花に使われる。
以上、ともに花期 3 - 4月、花の色は輝く黄色。特に早い春に、1cm未満の球状の花が輝く黄色のたわわになる。
・モリシマアカシア(Acacia mollissima)- 花期 5 - 6月、花の色は地味なクリーム色、タンニンを採取する有用植物。現在では、繁殖力が旺盛過ぎて他の植物を被圧するということで植栽は忌避されているらしい。

               
  ≪撮影:平成12年 4月 8日午前11時頃≫ 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る。

 ミモザアカシアの花が咲く。春の青空の下で黄金色の花びらが、樹冠全体をおおう様は一本でも豪奢である。にぎにぎしくて明快で華麗、まるでゴールデンシャワーの如し、花万朶の趣きだ。
          
  
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河津桜を探して、花見三昧

2012年03月24日 07時49分18秒 | ランドスケープデザイン

 昨日の午後、仕事の合間を縫って小雨降りしきる時間に、 河津桜 を探して見てきたので、ここで花見三昧の画像をアップする。今年の開花は一カ月遅れであるらしい。
 言うなれば、ホットな話題を提供する。都合、画像は14枚だ。

 場所は、JR京葉線海浜幕張駅の広場をそれたシティホテルの建物の間にある。やはり見物している居合わせたおばさんによれば、このホテルの女性オーナーが23年前に伊豆から移植させた樹木であるらしい。目視では、目通り140cm 樹高7.0m 枝張り8.5m ぐらいか。六分咲きか。
 花まつりの雰囲気でぼんぼりも吊り下げられている。
 次に同じ 河津桜 を近所の稲毛海岸駅の駅前のサンクンガーデンで見た。合計14,5本で 目通り25 から45cmぐらいか。ひよどりが桜の花の蜜をもとめてせわしなく転がるように飛んでいる様子を何とか画像におさめた。ここではあの獰猛なひよどりが愛らしく見える。
 この 河津桜 について、少々曲幹が気になるがわたしの印象では樹形がサトザクラ系のようでゴツゴツしているようにみえる。幹肌もそうであって、伊豆半島の河津町で見い出された突然変異種ということだが、オオシマやヤマザクラ系との自然交配とは違う気もする。
 この感想は念のために言うと、サクラ植物図鑑や学術資料にあたっていないので、実見したうえでの推定になる。新葉よりも花が先で、花びらは5枚の一重で、花びらの縁に濃い赤味がある。開花すると全体がぼってりしており、春の青空に映える濃いピンクであるが、染井吉野(ソメイヨシノ)のような華やぎはすくない。
 とはいえ、まあ、こちら関東でもこのような巨木は珍しいので、とりあえず、写真で堪能していただきたい。
  ≪撮影:平成12年 3月23日午後 3時過ぎ≫
 写真上で左クリックすると画像を拡大して見ることができます(タイトルバーの横の⇦ボタンで元に戻る)。

           

           

           

               

           
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