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うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ヒロハカツラの現在の生育状況

2025年07月16日 16時24分32秒 | ランドスケープデザイン
雨もやいの変わりやすい天気が続く。今日で三日目か。この頃、わたしは病院で『頚椎症性神経根症』と診断されていて、体を動かす起居動作が難しくて重苦しい日常生活を送っている。まあ病い多き立派な後期高齢者でもある。

 それはともあれ、ある方からの要望でここに ヒロハカツラ の現在の生育状況の生の画像を載せる。ヒロハカツラ(広葉桂)という樹木自体は珍しいので、あまり一般的ではなく稀少種で専門の植木苗市場でも入手難かな。無論、園芸用のホームセンターでは無理だろう。これは雌雄異株、ちなみに植物分類上はヒロハカツラは植生的には隔離分布で、カツラの突然変異種かな、とわたしは思っている。
          
          
 ここでは二年前の画像の記録だが、原生地の母樹からの実生木の鉢上げなどの入手の由来、経過、栽培状況などの過去の記事はR5/5/4付けをご覧ください。

植物(樹木・花木・山菜・草花・種子)の品種ごとの単価一覧表や、入手方法は、R6/9/18付けのこのブログで公開しています。(緑字下線部分を左クリックすると、別画面を開くことができます。) 

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みちのくアジサイ園に行く。

2025年06月27日 13時19分39秒 | ランドスケープデザイン
 6月23日午後2時過ぎ、わたしは郷里での喜寿祝同窓会があり、その帰途、この際にと思い みちのくアジサイ園 に行く。栽培場所は北限ともみなされているが、東北では珍しい岩手県一関市内の山中である。アジサイの満開時期にはまだ早いのは分かっていたが初めてである。現在、一部のヤマアジサイ類が咲いている。ここは、既存の推定樹齢80年以内の杉林で、間伐や除伐によって出現した林床を利用したアジサイ園である。この日、曇天のなかで中途から時雨れる天候になったが、わたしは主に山本コレクションを見て回る。
          
          
          
          
                    

          
          
          
          
          
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街路樹のユリノキの花

2025年05月17日 05時16分27秒 | ランドスケープデザイン
今の時期、ユリノキ(百合の木)が開花を迎える。
 ユリノキLiriodendron tulipifera:モクレン科ユリノキ属。 葉はゆらゆらと風になびき、堂々として雄大な樹幹を持つ樹形と樹姿だ、この壮観は遠景にも映える。この樹木の花びらが似ているので英名チューリップツリーとも言われていて、可憐に上を向いて咲く。ここでは地元の街路樹のユリノキの花を挙げる。
 わたしはかつて造園設計をなりわいとしていたが、30数年前か、どんな世界でも、この世界でも都市緑化樹木には世相的に流行というものがあってこの北米東部原産のユリノキをよくプランに取り入れた。開花時にはクリーム色の爽やかな花だが上向きであり、わたしの記憶では計画当時は居住予定の高層マンション内からの視線を意識したもの。
 個人的にはわたしが悩み多き20代前半に足繁く通った、当時は東京国立博物館友の会会員になり亀戸の住み込みのバイト先から電車と徒歩で来る。意を決してからやがて安堵感に満ちて館内を観終わった後に、わたしはいくつもある長いベンチで呆然とくつろぐのだ。そんな上野公園内の東京国立博物館正面の広い空間、噴水池傍にあった大径木のユリノキが記憶に残っている。当時は樹木名も知らずにいた。
 ちょっと、今回このロケーション撮影には難があると思うがどうぞご覧ください。

          

          

          
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トチノキの新芽

2025年04月25日 10時35分05秒 | ランドスケープデザイン
これは野生のトチノキ、冬芽から、生野菜サラダとして食味をそそる新芽、そしてパステルカラーの淡彩色の新葉が次々に展開して、樹木全体が新緑に満ちてくる。画像の紹介は、ほぼ一週間後の変容する樹木の姿だ。わが庭の一隅にある。先々にはさすがに伐採するか、はたまた、受け入れ先が見つかって移植することになるのか。
トチノキ科トチノキ属 Aesculus turbinata

撮影日時:4月24日11:00          


           
撮影日時:4月18日13:00 


           
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ヒロハカツラの紹介

2023年05月04日 06時13分28秒 | ランドスケープデザイン

 ここではヒロハカツラの紹介をする。ヒロハカツラ(広葉桂)はカツラの突然変異種である、山林でも高度のある標高の高い地域に自生する。国内では中部地方の亜高山地帯や北陸、わが故郷の東北地方では岩手県内の五葉山、早池峰山が知られている。カツラよりも新芽展開が遅く落葉時期が早いようだ。また、紅葉現象についてはカツラより格段に見劣りする、温帯域の平野部のせいかどうかは不明だがいきなり褐変し離葉する。ヒロハカツラはこのブログサイトには初めての掲載である。
 実は福島での業務範囲の中でヒロハカツラの大木が確認されていて、わたしは色々調査してきた。旧町立病院の正面玄関に植栽されたもので、当時の担当者が長年にわたり大事にしていてその骨格剪定の痕跡が残っている。今まで何とか移植も含めて残せないか検討してきた。しかし、このエリアの宅地造成工事としてはクルドサック状の街路計画で支障になり変更することが無理と判明した。発注先や行政側にも理解を得られずこの5月連休明けの工事で伐採される見込みとなった。わたしにとっては残念無念の仕儀となる。
 現在、実生苗を16ポットで育成中です。なお、この樹木の生育情報や特性などのデータや作成資料に関心のある方はメールにてご連絡願います。提供可能です。

 ヒロハカツラ:樹高13,0m ・幹回り 2,22m ・枝張り 10,0m [調査日2022.09.01]
 なお、推定樹齢は75年以上と思われる。

 画像群は未整理のままです。昨年の5月から今年の4月までを時系列に限って掲載する。
          
          
          
    令和5年4月28日
          
          
          
    令和5年4月11日 
          
    令和5年1月7日 
          
    令和4年11月8日
          
    令和4年10月12日
          
    令和4年9月6日
          
          
          
          
          
          
          
    令和4年5月10日


 
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ハナミズキの花

2023年04月15日 13時04分10秒 | ランドスケープデザイン
4月14日、9時頃、現場事務所に着いた。本日でわたしの業務は終了。ここの向かいの町道の街路樹には貧寒とした印象もあるが、それでも季節になりハナミズキの赤花が咲く。ここ数日は青空が続いていた。ハナミズキは別名がアメリカヤマボウシ、品種はチェロキー・チーフか。
 背景には放射能汚染で実証実験中の休耕田を挟み600m級の阿武隈山地があり、昨日からの黄砂がまだ残る。いやはやこの東北の地で薄い茶褐色の砂ぼこりが舞う、より中国に近い一昨年の福岡での黄砂被害を知っていたわたしも驚いた。
          

          
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猪苗代町の達沢原生林1

2022年11月16日 04時27分12秒 | ランドスケープデザイン
この時期は待ちに待ったという思いが強くて、紅葉巡りを続ける。ここでは、先日行った猪苗代町の達沢原生林について画像とともに書く。
 当日、猪苗代磐梯高原ICで下りる。広大で平坦な猪苗代湖畔の紅葉したけやき並木に、鮮烈に黄葉したユリノキの街路樹が出迎える。なるほど、発色具合は関東と違う。国道115号線沿いには上流の温泉の硫黄による鉄分で川全体が赤褐色に変色したと思われる長瀬川が流れる。わたしは相変わらず迷いながら道をたどる。中ノ沢温泉、沼尻、戊辰戦争の母成峠、達沢川がある達沢原生林・不動滝と地元車両に道を譲りながら行く。わが軽自動車で低速運転だ。Stop and Goだ。以前は樹木図鑑でしか見られなかった実物の樹木をじっくり見て回る。そのころは、なりわいとして造園設計を目指していたころだ。わたしは結婚直後、技術的になんの経歴も学歴もなく、やみくもに植物が好きだとの思い込みで進んできた。

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

          

         

         
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猪苗代町の達沢原生林2 この木なんの木? ➡エゾエノキと判明する

2022年11月15日 04時39分14秒 | ランドスケープデザイン
10/30に福島県の裏磐梯の近くの原生林に行ってきた。猪苗代町の達沢原生林というが、位置的に地元では達沢不動滝といった方が良いかもしれない。その画像は別の日にアップする予定である。地元の新聞社が発行している『ふくしまの名木』を見てである。
 しかし、ここでは、帰り道にある国道115号線の交差する緑地に植えられている落葉樹の大木を掲げる。車で通りすぎる際に、一瞬、ケヤキかと見間違えたが、ウウン、停車してまじまじと観察する。この樹木は帰宅後も図鑑をめくるが、いまだ不明である。幹肌はケヤキと同じニレ科か(エゾエノキ?)、ブナ科か、はたまたカンバの仲間か。どなたか、地元の方々、ご存知のかたがいたらお教え願いたい。

 追記➡ やっと、エゾエノキと判明、図鑑には幹肌の写真がなく、葉を見て特定した。山渓の「日本の樹木」では分からず 監修・亀山章/解説・馬場多久夫さんの「冬芽でわかる落葉樹」信濃毎日新聞社で分かった。
          

          

          

          

          

          

          

          

          
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日光植物園を訪ねて

2022年10月30日 05時03分48秒 | ランドスケープデザイン
先日、栃木県日光市にある日光植物園(東京大学大学院理学系研究科付属植物園分園)に行ってきた。ここは都内文京区小石川にある本園に対して亜寒帯や高山植物を収集している研究園とされる。
 日光は数年前に思い立ってあの歌謡曲の作曲家船村徹記念館を訪ねて以来である。あの時は外観はともかく館内がスカスカでがっかりした思いがある。そういえば、その後春先にその世界でよくコンビを組んだ山口県周防大島にある星野哲郎記念館も行った。あれは良かった。立地も良いし海に面し、多分、建設の展示と今後の客寄せの展開を考えたコンセプトが良かったのだろう。
 日光植物園へは紅葉鑑賞目的の混む車列の中で、わたしは相変わらずの地理音痴で、懸命にナビを駆使したにも関わらず、最後には迷いに迷い地元の日光警察署に聞いて、何とか11時30分過ぎに着いた。わたしは朝6時18分に福島のいわき市のアパートをでたのだ、応対してくれた20代後半の若い警察官の快活で憐れむような応対が印象に残る。ここを見た後はげんなりしたもので、どこにも寄らず一直線に帰宅した。
 それでもコロナ禍明けの今の時期、同じ国道沿いに日光東照宮があって観光客が多く見かける、ここは関東の成田や羽田空港から近いせいか外国人が溢れていた。
 ここは、本園ではナーセリー(圃場)があったり入園客のスペースがあり広くフラットであったが、日光植物園は斜面地で背後に急流、水量が多く巨岩がゴロゴロしている大谷川がありしかもその川の支流が横断しているのだ、それはなんだか景勝地ふう、湧水もそこかしこに存在する。それに地元の名士の屋敷跡を併合した敷地が範囲であった。
 落葉樹林が過半でカツラ、お目当てのヒロハカツラ、カラマツなどの巨木は葉を散らし、時期としては遅かった。ここでは成木となった落葉性ツツジ群と珍しいハンカチノキの果実の画像をアップする。
 また、次いで、一本のナツツバキの紅葉があまりにも見事なのでアップする。それにこの植物園で播種し育成されたブナ林を追記する。
          

          

          

          

          

          
 分かりづらいかもしれないが、落葉性ツツジにはコハウチワカエデ・ヤマツツジ・シロヤシオ・アカヤシオ・トウゴクミツバツツジがある。

          

          

          

          
 ハンカチノキは、当日、曇り空のせいとわたしの未熟なカメラテクニックにより見ずらいが、小さなイチジク状のグレイがかってぶら下がっているのが果実になる。
 
          

          

          

          
 以上、ナツツバキです。関東育ちのわたしにとって単純に箱根山中に自生するヒメシャラと同じものととらえていたが、当地ではヒメシャラは育たず、このナツツバキが良く育ち紅葉が幹肌の色とマッチして鑑賞的に映える。実を言うと、わたしの業務のなかで福島県の浜通りにあたる当地の街路樹候補として計画している。

          
 育成されたブナ(ホンブナ)林です。福島の阿武隈山地とか宮城あたりの山中に見かけるイヌブナとは全く異なる。
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毛越寺庭園と『作庭記』

2022年07月24日 09時17分59秒 | ランドスケープデザイン
今は梅雨が明けたのかどうか不分明な時候だ。ここでは先日に大阪の知人を連れて行ってきた平泉の毛越寺庭園の画像をアップする。7月3日の正午過ぎである。平安時代に池泉回遊式として築庭、伽藍や寝殿造りの建物は消滅し現在は庭だけが残されている。エリアとしては隣地の観自在王院跡他も含む。
 なお毛越寺は、比較的に中尊寺と地理上近いが、藤原氏三代の栄華でもある中尊寺とは無関係である。ここは京都の平等院の庭に似ていると云々される。毛越寺も中尊寺と共に世界文化遺産に登録されているが、地元ではあまり観光による地元振興や庭園文化に寄与することを意識していないように見受ける。世界文化遺産になると、国内、特に西日本各地でよく見かける積極的で盛んな地元の観光振興策は採られていない。
          

          

          

          

          

          

          

          

          

          

 さて、庭園の古書としては以下の『作庭記』が有名だ。ここで毛越寺庭園が実例として取り上げられている。同書は江戸時代にまとめられたらしく短い記述だ。庭の技法的な内容だが、その道に明るい方なら読み下すことも可能だ。ただし、現在は入手できるかどうかは分からない。          
          
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珍しい樹木です。

2022年05月15日 18時51分35秒 | ランドスケープデザイン
のち何だかうそ寒く、走り梅雨のような天気が続く。今年の梅雨入りは早まるのか。昨日、市内のフラワーセンターへ行ってきた。入場料無料です。ここは標高200mはあるらしくて上ったり下りたりを繰り返したが、植物管理面では全体的に荒れ気味か、周囲や後背の自然林が覆いかぶさるような按配であった。
 ここではその3種の珍木の画像をアップする。

 ◎ユリノキ“オーレオマルギナータム”
 葉の斑入り種、緑の中斑で地は通常の黄緑色です。多分、突然変異種と思われます。かなり珍しいユリノキでわたしは初見です。開花はこれからでしょうか。
          
              
              
           

 ◎シダレカツラ
 現代では植物園でも見かけるが、原種は樹形がほっそりし直立し株立ち状で将来は大木になりますが、枝垂性でも同じように葉がややスペード型(広卵形、波状鈍鋸歯)です。印象的に涼やかということですね。別の話ですが、わたしはあるところで ヒロハ(広葉)カツラ を確認したのでいずれアップ予定。 
         
          
          
          

 ◎ハンカチノキ
この木は、今では一般的に見ることが出来ます。ちょうど花が咲いていますが、白いのは大きな2枚の苞葉です。
                         
          
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ヒマラヤ(ブータン)の青いケシについて

2022年03月15日 05時15分32秒 | ランドスケープデザイン
以前、このブログではヒマラヤ(ブータン)の青いケシ(ホリドゥラ・メコノプシス Meconopsis horridulaケシ科ケシ属)について触れたが、再度、書き込みたい。
 ここでは青いケシの栽培等の情報ではなくて、わたしが所蔵しているある書籍を紹介したい。カラーで大型の植物図鑑である。多分、この本は今では絶版の可能性がある。入手したのは10数年前のころ、東京の銀座のある画廊で西岡里子夫人が小さなブータン展という文化や民芸の公開スペースを設けた、それを新聞の小さい囲み記事を見て訪ねて購入したものだ。 
 ブータンはヒマラヤ山脈の麓にあるチベット仏教と王国制、農耕民族の小国である。狭いエリアだが地形的に標高差のあるブータンは植生的に特異な気候帯にあたり植物相は豊かである。ここはチベット(中国)、インド、シッキムに囲まれている。
 当時はまさか、わたしがこんなにも樹木医としての海外研修で頻々と東南アジアに旅行に行くなんてことは想像外のことであった。このブータンにも是非にと思い、一時、同国への旅行の話があり調べたところ、入国手続きに際しブータンの観光政策として旅程的に一日$200以上負担という協賛金が必要ということであった。わたしの印象としては軽やかな鎖国状態ということに思える。しかしながら、ブータンにとって、日本は、海外技術協力事業団により27年も滞在した西岡京治氏(1992年死去)の日本式農業技術の献身的な指導活動などもあり親日国である。
 以上の通り、ここでの文章は過去のことであり現在のことは言及していないことを付け加えておく。
 なお、このブータンの本を中尾氏は、民族植物学の分野としていて照葉樹林文化の生活文化を紹介している。
          

          

          

・「ブータンの花」中尾佐助/西岡京治/朝日新聞社/昭和59年10月1日発行
・「ブータン 神秘の王国」西岡京治/西岡里子/NTT出版
・「ブータンー地球の歩き方」ダイヤモンド社
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ホテルの河津桜は二分、三分咲きか

2022年03月11日 05時36分44秒 | ランドスケープデザイン
9日、早朝から東京都内に出る。久しぶりの電車移動、しかも長い、JRと地下鉄と小田急と乗り継ぐ。まずは遠くにある、業務の打合せで多摩市内のコンサル会社へ行く。次に乃木坂から直接にメトロポリタン美術館展を開催中の 国立新美術館、お目当てはカラヴァッジョの〈音楽家たち〉とフェルメールの〈信仰の寓意〉 のみだ、入場券は¥2,100.か高いなあ、わたしはちょっと慌ただしい。
 何だか最近は、JR電車の中の内装はパステルカラー一色に、車内案内はディスプレイ表示のみになり一新したのか・・・。  
 わたしは駅ごとにあれこれと都内、神奈川県内のかつて担当した工事物件を思い起こすことなどと、来し方についていろいろなことの思案に耽っている。そして最後に、午後2時頃、京葉線海浜幕張駅そばのホテルの早咲きの河津桜の 一本桜 を見に寄った。
 ここの豪華な都市ホテルのロビーにはドアボーイやフロントにアシマネも見かけず、来客らしき人物が一人のみ、しかもBGMの音楽や人声もなく侘しいほどに閑散としている。現代の世相もあり、どこもかしこも不景気をかこっているのか。
 なお、10年前の河津桜のブログ記事はこちらです、クリックしてみてください。H24/3/24付け
※ほかの河津桜については、同じ京葉線の稲毛海岸駅駅前広場で列植されており、佐倉市内には細いが並木状で 西志津スポーツ等多目的広場 にあり、また千葉県内では南房総市鋸南町の 佐久間ダム が地元では有名であるが、今週末に館山に研修に参加するので初見参となるか。また、私的には妻の友人が腎臓透析をしていて外出難のゆえに、車で同行して染井吉野の市原市の山倉ダムの花見を計画中である。

 ここのホテルの裏側の河津桜は、今、二分、三分咲きか、当日の画像を以下にアップする。

          

          
 ここはこの時刻、日陰である。桜に目白や尉鶲なら絵柄もいいのだが、これは無粋な椋鳥か。なんとなくダークな光景だ。しかし花好きなお嬢さんやおばさんがスマホを抱えて何度も桜の下を行き来する。誰もがこの桜花の華やぎを待っているらしい。わたしは近くのベンチで2本も煙草を吸い、落ち着こうとしている。うん、今回は4年ぶりになるか。はてさて、15分くらい経過したか。わたしは立ち去る。          
          

          

          

          

          
 この駅のそばの ホテルスプリングス幕張 の別館の周りには、千葉市内では珍しくこの南国風のオブジェっぽいブラジルヤシ(ヤタイヤシ)の街路樹が見られる。
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バンブーという竹

2021年12月17日 05時37分38秒 | ランドスケープデザイン
この大学構内では保存目的の伝統建築物ゾーンに存在する。これも、日本国内では植物園でしか見られない バンブー という東南アジア原産の亜熱帯性、温帯性の珍しい竹である。植物分類上、竹はイネ科だ。通常の孟宗竹や真竹は地下茎とタケノコで繫殖しやがて竹林を形成するのだが、この竹は株の根元から膨張するように分けつして増えていく(つまり大株になっていく)、分かり易く言えば田んぼのイネという水稲と同じ形態である。
 この画像では、撮影したのが11月と言うのにタケノコが伸長している。

          

          

          

          

          
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フウの紅葉です。

2021年12月10日 05時48分38秒 | ランドスケープデザイン
昨年の12月にこの現場に赴任してきたが、ヤシ類ではカナリーヤシ、ワシントンヤシ、ブラジルヤシ、郷土種のクスノキに、クロマツ、ホルトノキ、クロガネモチやイスノキ、センダン、シンジュ、エノキ、ムクノキなどの巨木揃いで見慣れない樹木が残っておりそれらは移植対象とされていた。移植方法は根廻し移植(環状剝皮+断根法)である。総数では300本弱か。実は図鑑でしか知らないものがあり、関東育ちのわたしにとって初めて実見する樹種もあり、しかし立場的に業務の上では指導するることがもとめられており知ったかぶりも知らんぷりもできず、密かに調べてみたり、実際は造園業者で施工中の職人に直接教えてもらっていたものである。なお、ヤシ類は根系が細根のみであるので根廻し作業なしワンステップなしの言わば直接移植扱いになる。
 下に紹介するフウは東アジア原産種で国内では西日本、九州に多く栽植されていて、関東に多い北米、南米原産のモミジバフウ(アメリカフウ)より枝葉が小ぶりか、どちらもご覧のような紅葉になる。
 画像は、同じフウの樹木で10月29日の紅葉の状況である。生長的には、少なくとも春先の新緑時期から七か月経過したことになる。
          

          
         
           
 
          

以下は3月31日にフウの新緑シーズンをアップしたときのものである。対比してみよう。

こちらは福岡の土木の現場、ある大学の跡地である。この日は、ちょっと遠くを見れば中国からの迷惑な黄砂舞う光景だが、ここでは楓の木の新緑があまりにも奇麗なので画像を掲げる。この一本の木の前にわたしは立ち尽くす。大きさは目測で 目通り周1,7m、樹高は15.0m、枝張りは 6.5m 程度か。春に芽吹く萌黄色の色合いのバリエーションは見惚れるほどだ。楓の木は樹冠全体がすぐに黄緑色に一変する。これからは森羅万象すべからくパステルカラーの草木萌える時節に至るのだ。
 日時は3月30日、午後3時頃。  
 もうすぐ、わたしはこの地を離れる。

          

          

          

          

          
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