以前、このブログではヒマラヤ(ブータン)の青いケシ(ホリドゥラ・メコノプシス Meconopsis horridulaケシ科ケシ属)について触れたが、再度、書き込みたい。
ここでは青いケシの栽培等の情報ではなくて、わたしが所蔵しているある書籍を紹介したい。カラーで大型の植物図鑑である。多分、この本は今では絶版の可能性がある。入手したのは10数年前のころ、東京の銀座のある画廊で西岡里子夫人が小さなブータン展という文化や民芸の公開スペースを設けた、それを新聞の小さい囲み記事を見て訪ねて購入したものだ。
ブータンはヒマラヤ山脈の麓にあるチベット仏教と王国制、農耕民族の小国である。狭いエリアだが地形的に標高差のあるブータンは植生的に特異な気候帯にあたり植物相は豊かである。ここはチベット(中国)、インド、シッキムに囲まれている。
当時はまさか、わたしがこんなにも樹木医としての海外研修で頻々と東南アジアに旅行に行くなんてことは想像外のことであった。このブータンにも是非にと思い、一時、同国への旅行の話があり調べたところ、入国手続きに際しブータンの観光政策として旅程的に一日$200以上負担という協賛金が必要ということであった。わたしの印象としては軽やかな鎖国状態ということに思える。しかしながら、ブータンにとって、日本は、海外技術協力事業団により27年も滞在した西岡京治氏(1992年死去)の日本式農業技術の献身的な指導活動などもあり親日国である。
以上の通り、ここでの文章は過去のことであり現在のことは言及していないことを付け加えておく。
なお、このブータンの本を中尾氏は、民族植物学の分野としていて照葉樹林文化の生活文化を紹介している。
・「ブータンの花」中尾佐助/西岡京治/朝日新聞社/昭和59年10月1日発行
・「ブータン 神秘の王国」西岡京治/西岡里子/NTT出版
・「ブータンー地球の歩き方」ダイヤモンド社
ここでは青いケシの栽培等の情報ではなくて、わたしが所蔵しているある書籍を紹介したい。カラーで大型の植物図鑑である。多分、この本は今では絶版の可能性がある。入手したのは10数年前のころ、東京の銀座のある画廊で西岡里子夫人が小さなブータン展という文化や民芸の公開スペースを設けた、それを新聞の小さい囲み記事を見て訪ねて購入したものだ。
ブータンはヒマラヤ山脈の麓にあるチベット仏教と王国制、農耕民族の小国である。狭いエリアだが地形的に標高差のあるブータンは植生的に特異な気候帯にあたり植物相は豊かである。ここはチベット(中国)、インド、シッキムに囲まれている。
当時はまさか、わたしがこんなにも樹木医としての海外研修で頻々と東南アジアに旅行に行くなんてことは想像外のことであった。このブータンにも是非にと思い、一時、同国への旅行の話があり調べたところ、入国手続きに際しブータンの観光政策として旅程的に一日$200以上負担という協賛金が必要ということであった。わたしの印象としては軽やかな鎖国状態ということに思える。しかしながら、ブータンにとって、日本は、海外技術協力事業団により27年も滞在した西岡京治氏(1992年死去)の日本式農業技術の献身的な指導活動などもあり親日国である。
以上の通り、ここでの文章は過去のことであり現在のことは言及していないことを付け加えておく。
なお、このブータンの本を中尾氏は、民族植物学の分野としていて照葉樹林文化の生活文化を紹介している。
・「ブータンの花」中尾佐助/西岡京治/朝日新聞社/昭和59年10月1日発行
・「ブータン 神秘の王国」西岡京治/西岡里子/NTT出版
・「ブータンー地球の歩き方」ダイヤモンド社
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