スペイス、リスニング、ボキャブラリー
*ボブ ミンツァー サックスクリニック
2010.3.5 at 石森管楽器
私の大好きなサックスプレイヤーの
ボブ ミンツァーのサックスクリニックに
行ってきました。
もちろん、自分で吹くためです。
(凄いヘタクソですが、趣味でテナーを吹いてます)
でも、ピアノを弾くにあたっても、
とても大事な話をたくさんしてくれました。
ボブ ミンツァーのプレイ/Yellow jacketsのLive映像
http://www.youtube.com/watch?v=Uv3bDE_NIgo
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*アンブシュア
マウスピースの口のくわえ方ですが、
口はかまない。
(自分のようなヘタクソは
大きい音を出す、むづかしい場所を吹くなど
緊張する場面になると、
口できつくマウスピースをかんでしまいます)
口はリラックスしていて
のどを変えるのだそうです。
(そういえば、口はそのままの形で
声を出して音程を変えると、
それはのどを変えていることだと
某氏のサックスレッスンで習いました)
ボブ ミンツァーの首は
サックスを吹くと横にガバッと
広がっていました。
*アドリブ
アドリヴは「間」が命。
メンバーとの会話である。
一緒に演奏している人の音を聴くこと。
それに答えようとすること。
相手にとってわかりやすい音にすること。
アドリヴに必要なことは
スペイス、
リスニング
ボキャブラリーを知ることである。
一緒に演奏している人の音を聴くこと。
人前で演奏している時は何も考えていない。
*アドリヴの展開について
メンバーとの会話を起こすような
出だしでなくてはならない。
どこを目指していくのか。
それによって展開ができる。
コントラストが必要。
*メロディー、アドリヴの吹き方
全部同じ音量で吹くとつまらない。
音量を調節して吹く。
mf,mpで
アクセントはそれより大きく音を出す。
一人で吹いて
リズムやコード感が出ているか。
ブルースを12keyで練習すると良い。
「pattan for jazz」という教本が
ジャズの様々なパターンが載っていて良い。
サックス奏者も
ピアノが弾けるようになって欲しい。
(それは鍵盤を知ることです。
鍵盤はすべての楽器の共通語です。
オーケストレイションを考えるのは
鍵盤です。)
*曲の解釈
バラードを吹く時、
曲の歌詞はどうなっているのかを知ることが大事。
そして、
その曲の楽曲の意を伝えるつもりで吹く。
バラードの基本は
うまくフレーズをつないで美しく吹くこと。
*誰を聴くか。
若手プレーヤーは
ケニー ギャレット達などが
アイドルかもしれないが、
ケニー ギャレット達が聴いていた
サックスプレーヤーを聴くと良い。
(テナーサックスだと
ソニー ロリンズ、ジョニー グリフィン、
ジョン コルトレーン、デクスター ゴードンなど)
それ以前の
ベン ウエブスターや
コールマン ホーキンスたちも
聴くと、
アーティキュレーション
音量、ダイナミックスなど勉強になる。
*それ以外のこと
自分のスタイルというのは
わざとやるものではない。
自然に自分のスタイルというのは
出来上がってくる。
それは魔法ではない。
長年努力して、練習して
多少の犠牲も払って、
作り上げていくものである。
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Bob Mintzer
http://www.bobmintzer.com/
石森管楽器
http://www.ishimori-co.com/