なんでこの子達玄関開けることを覚えちゃったかなぁ
おかげで外で追いかけっこだ
なんとかみんな帰ってきたけど あれ 母ちゃんどこいった？
外のシンクにペッタリと羽休め
アゲハモドキかな ちゃんとアゲハチョウしてる
他人に擬態 虫の世界も奥が深いな
羽休めの蝶を撮るには ゆっくりとゆっくりと近づいていく
ふと見れば床に落ちた影にもう一頭の蝶が見えた
見えてるものだけが本当では無い 面白いものはどこにだって転がっている
今日の雨にはこの子達もしょんぼり
もうすぐ梅雨がやってくるのかなぁ
また忙しくなるのか なんだかやってられないな
本当なら小躍りするはずの光景
ただ いつもと違うのは寿命をまっとうしていたことだろうか
うまく生き抜いたんだろうか 今度は元気な姿で会いたいな
いつの間にかこんな時間だ 1日が短いな
楽しくて短いならいいんだけど なんだか重い
どうにかならないものかな そろそろ梅雨だ
いろとりどりの花束は道端にある
梅雨を前にして夏のような暖かさ
汗ばむ陽気もからりとした空気に助けられながら
いつの頃からかただの日記になっている気がする
もっと新しくて不思議なものを見つけに行きたい
心躍る体験が足りない 熱くさせる何かはどこにあるんだろうね
ひっそりと咲く裏庭のバラ
季節はいつの間にか初夏へと変わっている
いつも取り残されたまま 花だけがそこに咲いている
じっと動かず隠れている虫を見つけると心が躍る
周りの落ち葉と同化するように 不自然さの無いように
緑の葉の上の朽ちた葉っぱ れっきとしたスカシエダシャクという蛾である
