うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#24 【翔陽の決意】

2008-12-19 | #02 翔陽 選抜編
選抜神奈川県予選 準々決勝 第3試合

翔陽×武里




翔陽ベンチでは藤真の指示が飛んでいる。

「高野、永野、一志はここで終了だ。伊藤は2番、杉浦は3番、Cには秋が入ってくれ。花形は、4番を頼む。」

「はい!」

「ああ、秋とツインタワーだな。了解。」

「残り10分だが、最後まで手を抜くな。全国まで走り抜けるぞ、いいな?」

「はい!」




『ピィーーー!』


「始めます!」



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SG…#6 長谷川 一志 190cm/3年

SG…#9 伊藤 卓 181cm/2年

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SF…#7 永野 満 191cm/3年 

SF…#12 杉浦 士郎 185cm/2年 

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PF…#8 高野 昭一 193cm/3年 

 C…#13 宮田  秋 195cm/2年 

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「さすが、翔陽!控えもデカイ!!」

「#13は、花形くらいあるぞ!!」




選抜神奈川県予選 準々決勝 翔陽対武里戦は、40分間通して、翔陽ペースで進んだ。

序盤から、4枚の190cm台、通称摩天楼軍団がゴール下を圧倒。

オフェンスでは、司令塔藤真が4人のビッグマンをバランスよく動かし、
ゴール下から着実に得点を重ね、第1Qでは、25点差、前半終了時には41点の差をつけた。

また、藤真をトップに置いた1-3-1のディフェンスゾーンも武里の外、中を封じ、
リバウンドから藤真へのワンパス速攻という場面も多く見られ、
ハーフコートオフェンスだけでなく、アーリーオフェンスにも対応できることを証明した。

第4Qには、控え選手の2年生トリオを出場させる余裕も伺わせたが、翔陽も海南同様ベンチ層は厚く、
C宮田が出場10分でダブルダブルを達成、存在感を見せ付けた。

なお、この試合、藤真は大会新記録となる24アシストを記録した。



翔陽 109
武里 43




IH以降、3年生全員が残り、選抜に照準を絞った翔陽が、ベスト4を争う試合とは思えないほどの大差をつけて圧勝する。




「牧、藤真が去る来年こそ、全国だ。みんな泣くな・・・。」

と太っちょ監督。


選手たちは、体力の限界を感じていた。

「ぜえ、ぜぇ、もう走れない・・・。」




選抜神奈川県予選 準々決勝

翔陽×武里


翔陽 109
武里 43



【翔陽】青

#4 藤真 12P 24A
#5 花形 26P 15R
#6 長谷川 13P
#7 永野 18P
#8 高野 20P 10R
#9 伊藤 4P
#12 杉浦 5P
#13 宮田 11P 10R



【武里】白

#4 林原 隆行 5P
#5 戸沼 一宏 8P
#6 今村 恵三 8P
#7 大山 一宏 7P
#8 秋田 智成 15P




それから、1週間後・・・。



翔陽高校 体育館。


『ピィーーーー!』


「練習終了だ。明日の試合に備えて、各自しっかりクールダウン、ストレッチをしておくように。」

監督兼選手の藤真は、コーチも兼任、練習も仕切っている。

「はいっ!」



「ついに牧との最後の試合だな。」

藤真の横で、ストレッチをしている花形が言った。

「あぁ。決勝ではないのが残念だが、牧を倒して、全国に行く!そのために、3年全員が残ったのだからな。」

「あぁそうだ。最後は、うちがもらおう。このチームでもう一度、全国にいこうな!」

「あぁ。」

藤真が少し笑った。




いよいよ、明日。


3年間に及ぶ、神奈川のバスケ界をリードしてきた牧と藤真の闘いに終止符が打たれる。








続く。