うまがスラムダンクの続き

うまがスラムダンクを勝手にアレンジ。
スラムダンクの続きを書かせていただいています。

#17 【てめーに勝つためだ】

2008-12-04 | #01 陵南 選抜編
第4Q 残り8分

湘北 66
陵南 64




「福田ー!」


植草から、福田にパスが入る。


(仙道がチームを引っ張っている。俺もエースとしてやらなければ!!)


「ヤス!」


安田は、足をつり、思うように動けないでいる。



『シュパ!』


福田のミドルがネットを揺らす。



「いいぞーーーー!!」

「ナイッシュ!」




「福田、さすがエースだな。」

「・・・じわぁーー。」ぷるぷるぷる



『ピィーーー!!』


安田がベンチに下がり、潮崎がコートに入る。




「安田君、ナイスファイトでしたよ。よく頑張りました。あとは、潮崎君に任せましょう。」

「先生・・・、すいませんでした・・・。」




「キャプテン。」

(パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!パスくれ!)

珍しく、流川が宮城を呼ぶ。


センターライン過ぎたところでボールをもらった流川は、そのままリングに向い、ドリブル。



『ダムダム!!』


(来るか!)


仙道もプッシング気味に、激しいディフェンスで対抗する。


流川は仙道を半歩抜いたところで、強引にステップを踏み、飛んだ。


(さっきと同じ?)


仙道は、スナップシュートを警戒し、流川の右腕に集中している。


「・・・。」


流川は、仙道の動きを予測したかのように、ボールを左側に持っている。


(まさか?)


そして、今度は、右手で仙道の両腕をブロックするかのように、左手は高く遠くへ伸ばし、スナップシュートを放った。



『バンッ!』



『ザシュ!!』




「左だーー!」

「左手でやったぞー!」




「アンビリーーーバブルやーーーーー!!」

弥生、彦一の声が揃う。




「左手もできるのか?」

仙道は、少し困惑の表情。

「てめーに勝つためだ。」

流川は、表情を変えない。



湘北は、流川のスナップシュート、陵南は、仙道の個人技で、得点を重ねていった。

緊迫した展開となった第4Q。

会場も、緊張感を感じ、静寂している。




残り2分

湘北 83
陵南 82







続く。